« (459) トータル・リコール | トップページ | (461) ゴスフォード・パーク »

2011年6月 8日 (水)

(460) 模倣犯

【監督】森田芳光
【出演】中居正広、山崎努、津田寛治、木村佳乃
【制作】2002年、日本

宮部みゆき原作小説の映画化。

女性を拉致・監禁した上で殺害し、被害者遺族の感情を蹂躙する犯罪者、網川浩一(中居正広)。事件は、交通事故死した彼の同級生の栗橋浩美(津田寛治)と高井和明(藤井隆)の仕業とされ、網川は事件を語る識者としてテレビに登場し始める。
孫娘を失った豆腐屋の主人、有馬義男(山崎努)は、彼の挑発に真っ向から対峙する。
ルポライターの前畑滋子(木村佳乃)は、テレビ番組で網川と対峙し、この事件は過去の事件をまねただけで、犯人は模倣犯に過ぎないと網川を挑発する。網川は、この事件は独創的な事件だと主張し、自らの犯行であることを明かすと、爆死する(ように映像上は見える)。

宮部みゆき原作ということで、登場人物の人生がからみあった重厚な作品であることを期待したが、その期待は裏切られた。話は緩慢で、小説では語られている、登場人物の背景が捨象され、感情移入が難しく、拉致された女性の屈辱も匿名的で切実感がない。最後の網川の首が吹き飛ぶシーンも意味が分からず、犯人を奈落の底に突き落とすカタルシスも大どんでん返しもない。
宮部みゆきは試写会を途中退席したという逸話もあるが、無理もない話である。

【5段階評価】2

|

« (459) トータル・リコール | トップページ | (461) ゴスフォード・パーク »

映画・テレビ」カテゴリの記事

評価2の映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: (460) 模倣犯:

« (459) トータル・リコール | トップページ | (461) ゴスフォード・パーク »