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2011年5月14日 (土)

(435) ゼロの焦点

【監督】犬童一心
【出演】広末涼子、中谷美紀、西島秀俊
【制作】2009年、日本

松本清張原作推理小説の映画化作品。

板根禎子(広末涼子)は、鵜原憲一(西島秀俊)と見合い結婚する。仕事の引き継ぎで金沢へ赴く憲一だったが、戻るはずの日になっても戻らない。憲一の兄、宗太郎(杉本哲太)は禎子に心配ないと言うが、禎子は夫の行方を追って金沢に旅立つ。
憲一は仕事のつきあいで、大会社の社長の室田儀作(鹿賀丈史)、そしてその妻、佐知子(中谷美紀)と懇意にしていた。禎子は彼らに会うが情報は得られない。禎子は宗太郎と合流するが、その後、宗太郎は謎の女に青酸カリで毒殺されてしまう。宗太郎も独自に憲一を捜しているらしかった。金沢で禎子の相手をしていた社員の本多(野間口徹)もまた、事件を追っているところを何者かに刺し殺される。
憲一は、戦後間もない頃、巡査をしており、売春婦(パンパン)を取り締まっていた。その頃に知り合ったパンパンの田沼久子(木村多江)と偶然金沢で再会し、内縁の関係にあったのだ。彼は久子に対しては曽根益三郎と名乗っていた。しかし憲一は、久子との生活に区切りをつけ、禎子と新しい生活を送りたいと考えており、久子を定職につけてくれるよう、佐知子に頼んでいた。佐知子は、これを憲一の脅しととらえた。なぜなら憲一は、佐知子もまた、パンパン出身であることを知っていたからだった。
佐知子は、益三郎に自殺したと見せかけるようそそのかし、遺書を書いて崖の上に置くようにしむけ、そこから憲一を突き落としたのだった。佐知子と久子、憲一の関係に迫っていた宗太郎も、佐知子によって殺されたのだった。
妻の過去を知った儀作は、妻の罪をかぶって自首すると、そのまま警官の銃で自らの頭を打ち抜く。妻もまた、荒れた海に浮かぶ小舟の中で死んでいるのを外国船籍のタンカーに発見される。

フーダニットものとしては、あまり意外性のない展開。広末涼子をはじめ、有名人によるキャストで、CGを用いた当時の昭和30年代の映像もなかなかだったが、話は少々退屈だった。
ただ、死体や死のシーンは、リアルだった。冒頭で出る腐乱死体が、紫色で骨が露出していたり、宗太郎が青酸カリによって細かい泡を吹いて死んだり、儀作が死んだときに頭から流れる血が、真っ赤ではなくむらがあり、しかも脳天からは脳と思われる黄色い物質がほの見えたり、妙映像にに力が入っていた。

【5段階評価】3

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