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2011年5月 3日 (火)

(424) ナイロビの蜂

【監督】フェルナンド・メイレレス
【出演】レイフ・ファインズ、レイチェル・ワイズ
【制作】2005年、イギリス

ケニアにおける新薬に関する不正を題材にした作品。

外交官のジャスティン・クレイル(レイフ・ファインズ)は、自分の講演会で政府の不誠実を声高に訴えてきた勝ち気な女性、テッサ(レイチェル・ワイズ)に惹かれ、二人は結婚する。
テッサは結婚後も、ケニアで自らの信じる活動を続ける。それは、製薬会社が新薬の実験をケニアで行い、副作用により死者が発生した事実を葬っていたことを暴こうとするものだった。テッサはジャスティンと参加した晩餐会で、大臣に対して「製薬会社の金で車を買ったのか」などと罵声を浴びせ、関係者の目の敵になっていく。
映画の冒頭は、テッサが黒人ドライバーとともに、ケニアで惨殺されて発見されるシーンで始まる。それをジャスティンが追う形で話が展開する。当初は国境医師団のアーノルド(ユベール・クンデ)との不倫まで噂されたが、実際には、テッサの行動を疎ましく思った組織により、アーノルドとともに殺されたのだった。
事件を追ううちに真相に至ったジャスティンだったが、テッサの殺された場所にたたずんでいたとき、彼もまた、組織の手により殺されてしまう。しかし、その遺志は、仲間に引き継がれ、教会でのジャスティンの葬送のスピーチで、不正の事実が明るみに出される。

最初は製薬会社と政府の癒着、不正を描く社会的な映画なのかと思ったが、妻の死の真相を巡ってのサスペンス作品だった。
レイチェル・ワイズの妊婦姿が、本物ではないかと思うほどよくできていた。
ジャスティンを銃殺するのが、おそらく金で雇われたケニア人というのが、何とも皮肉で悲劇を増幅させる。

レイフ・ファインズは、「アベンジャーズ」でも主役を演じていたが、こちらの役の方がはるかによい。レイチェル・ワイズは、ハムナプトラ・シリーズのヒロイン。「チェーンリアクション」でもヒロインを演じており、本作ではアカデミー助演女優賞を受賞している。

【5段階評価】3

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