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2011年4月

2011年4月29日 (金)

(421) ナルニア国物語/第1章: ライオンと魔女

【監督】アンドリュー・アダムソン
【出演】ウィリアム・モーズリー、アナ・ポップルウェル、スカンダー・ケインズ、ジョージー・ヘンリー
【制作】2005年、アメリカ

ペベンシー四兄弟の冒険を描いたファンタジー。原作はC・S・ルイスの「ナルニア国ものがたり」。

疎開先の屋敷で、ペベンシー四兄弟の末っ子、ルーシー(ジョージー・ヘンリー)は、大きな衣装ダンスの奥に、雪に覆われた別世界、ナルニア王国が広がっていることを知る。四兄弟はそこに入り込む。そこを支配していた白い魔女(ティルダ・スウィントン)は、次男のエドマンド(スカンダー・ケインズ)をそそのかして捉えてしまう。ライオンの姿をしたアスラン王(リーアム・ニーソン(声))は、自らの命と引き替えに、エドマンドを救う。四人はナルニア王国の兵とともに、魔女の軍勢に挑む。最後はアスラン王が蘇り、魔女の息の根を止める。

ファンタジーものらしい特撮がふんだんに使われており、楽しめる。ライオン姿のアスラン王の表現がすばらしく、特にデフォルメしているわけではないのだが(例えば、「ジュマンジ」のライオンはもっとCGアニメっぽい)、表情が豊かで、勇ましいだけでなく、もの悲しい顔も見せたりする。
ストーリーとしては、「ロード・オブ・ザ・リング」などに比べると少々子どもっぽい気もするが、もとが児童文学なので、それを欠点とするべきではないだろう。もっとも、指輪物語も児童文学に属するけど。

【5段階評価】4

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2011年4月28日 (木)

(420) 名探偵コナン 天空の難破船

【監督】山本泰一郎
【出演】高山みなみ(声)、山崎和佳奈(声)、大橋のぞみ(声)
【制作】2010年、日本

名探偵コナン・シリーズの映画、第14作。

「赤いシャム猫」という組織が、殺人ウィルスを保有している微生物研究所を襲撃。空気感染するそのウィルスは、赤い発疹が出て死に至るというものだった。一方、富豪の鈴木次郎吉(永井一郎)は、「天空の貴婦人」という高価な宝石を飛行船に乗せ、怪盗キッドに盗めるものなら盗んでみろと挑戦をたたきつけて東京から大阪に向かっていた。
江戸川コナン(高山みなみ)や毛利蘭(山崎和佳奈)らは飛行船に同乗していたが、そこに赤いシャム猫が登場。喫煙室にウィルスをまいた、と告げる。彼らの目的は宝石にあると思われたが、さて、真実は。

ネタバレ上等の本ブログではあるが、種は明かさない。空気感染するにもかかわらず、赤い発疹の出た感染者を、全く恐れることなく触れる犯人側の適当さに、「しょせん子供向けアニメはこんなもんか」と思っていると、思わぬしっぺ返しを食らう。なかなか痛快なトリックだった。サッカーボールのアクションなんかは、いかにもアニメだが、そこはご愛敬だろう。

【5段階評価】4

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2011年4月27日 (水)

(419) モンスター

【監督】パティ・ジェンキンス
【出演】シャーリーズ・セロン、クリスティーナ・リッチ
【制作】2003年、アメリカ

実在の連続殺人犯を題材にした作品。

人付き合いの苦手なアイリーン(シャーリーズ・セロン)は、13歳頃から売春を始めていた。彼女は同性愛者のセルビー(クリスティーナ・リッチ)と親しくなり、一緒に暮らし始める。彼女は普通の仕事に就こうとするが、働き口を見つけることができず、売春で稼ごうとする。しかし、誘った男に暴行されそうになり、銃で撃ち殺してしまう。
彼女は、その後も殺人を繰り返し、ついに逮捕されてしまう。それでも、大好きだったセルビーは親元に帰し、セルビーが自分の公判で証言台に立ち、自分が殺人犯であるという供述をしたときも、温かい眼で見守るのだった。

美人女優、シャーリーズ・セロンが醜い小太りの女性になりきっているところが、本作の大きな見所。常に口をへの字に曲げて、ふてぶてしさをかもしだしている。「スタンド・アップ」や「ハンコック」では美しい女性を演じており、そのギャップがすごい。

【5段階評価】4

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2011年4月26日 (火)

(418) ミザリー

【監督】ロブ・ライナー
【出演】ジェームズ・カーン、キャシー・ベイツ
【制作】1990年、アメリカ

スティーブン・キング原作のスリラー。恐怖映画と言えるが、オカルト現象を扱っているわけではない。

作家のポール・シェルダン(ジェームズ・カーン)は、新作を携えて雪道を走行中、道路から転落し、足の骨を折るなど瀕死の重傷を負う。ポールファンの元看護婦、アニー・ウィルクス(キャシー・ベイツ)が彼を救い出し、自室で看病をする。
しかし、彼女のファン心理は狂気に満ちており、ポールの人気小説「ミザリー」シリーズの主人公に心酔するあまり、ミザリーが小説の中で死んだことに怒り狂い、その小説を焼き捨てると、新たな小説を書き直させる。ポールはアニーを信用したふりをしながら、何度も脱出を試みるが失敗する。最後は彼女と格闘になり、彼女を殺す。

狂気に満ちたキャシー・ベイツの表情や演出がよくできていて、この手のドラマのお手本となっているとも言える。キャシー・ベイツは、「タイタニック」では、貴族の中で人々の救出を願う心の優しい女性を演じており、本作の役どころとの対比も興味深い。

【5段階評価】4

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2011年4月25日 (月)

(417) アイアンマン

【監督】ジョン・ファブロー
【出演】ロバート・ダウニー・Jr.、テレンス・ハワード、ジェフ・ブリッジス
【制作】2008年、アメリカ

アメコミ・ヒーロー、アイアンマンの実写映画。

軍事企業のCEO、トニー・タークス(ロバート・ダウニー・Jr.)は、自ら開発した製品がテロリストの手に渡り、人を死に至らしめているという現実を目の当たりにして、武器の製造をやめると宣言する。彼は、パワードスーツを開発し、テロリストにわたった武器の殲滅を開始する。
しかし、武器輸出推進派のオバティア(ジェフ・ブリッジス)は、トニーの残した設計図をもとに、自身もパワードスーツを開発し、トニーとの戦いに挑む。トニーは秘書のペッパー(グウィネス・パルトロウ)に命じて社内のエネルギー装置を暴走させ、オバティアを葬る。

序盤はなかなかアイアンマンが登場しないので、かったるいところもあるが、パワードスーツが完成してテロリストを一網打尽にしたときのアイアンマンの強さは痛快。戦闘機と能力を競い合うかのように飛び回るシーンも楽しい。それにしても、アメリカ映画のヒーローはおじさんであることが多いよなぁ。
悪役を演じたジェフ・ブリッジスは、「恋のゆくえ / ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」ではピアニストを演じており、「クレイジー・ハート」ではアカデミー主演男優賞を授かっている名優。

【5段階評価】4

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2011年4月24日 (日)

(416) 新幹線大爆破

【監督】佐藤純弥
【出演】高倉健、宇津井健、千葉真一
【制作】1975年、日本

時速80km以下になると爆発する爆弾を、新幹線ひかりに仕掛けた犯人と、警察・国鉄との攻防を描いた作品。

町工場を経営していた沖田(高倉健)は、不況で工場が倒産したことを機に、仲間とともに脅迫事件を企てる。1,500人の乗客の乗った新幹線に爆弾を仕掛け、国相手に500万ドルを要求したのだ。しかし、仲間の一人は金の受け渡し中に警察に追跡され、バイクでの逃走中に事故死する。次の仲間も、警察に脚を銃で撃たれ、アジトに警官が押し寄せたため、ダイナマイトで自爆する。
一人になった沖田は身代金の強奪に成功するが、高飛びをしようとした空港の搭乗口にいた離婚した妻と息子に見つけられ、警察に気付かれてしまう。必死の逃亡を試みるも、すでに500万ドルの入ったトランクは手荷物として預けた後。その飛行機が飛んでいってしまったのを見て、彼は観念し、警察に取り囲まれる中、無謀な逃亡を図って銃殺される。

古い映画なので、特撮はあからさまに模型だったり、ちゃちいところもあるのは否めないが、間延びしたシーンのないスピーディな展開で、意外と面白かった。高倉健の演技も素晴らしい。速度が落ちると爆発するというプロットは、「スピード」と同じであり、本作が元ネタではないかとの話もある。

【5段階評価】3

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2011年4月23日 (土)

(415) 穴/HOLES

【監督】アンドリュー・デイビス
【出演】シャイア・ラブーフ、シガニー・ウィーバー、ジョン・ボイト
【制作】2003年、アメリカ

ルイス・サッカー原作の児童文学を映画化した作品。いくつかの時代のドラマが複層的に展開する。シナリオがよくできていて、なかなか楽しい映画だった。

スタンリー・イェルナッツ4世(シャイア・ラブーフ)は、先祖代々不幸な男で、ある日も、突然空から降ってきたスニーカーが頭に当たり、それを持って走っていたところを、パトカーに見つかり、靴泥棒として逮捕されてしまう。彼が送られた更正施設では、女署長(シガニー・ウィーバー)が少年達に延々と穴掘りをさせていた。その目的は、彼女の先祖が探していた宝の探索にあった。
彼女の先祖は保安官で、ある女性教師、キャサリン・バーロウ(パトリシア・アークエット)に恋をし、彼女にキスを迫っていた。ところが、彼女はそれを拒絶し、タマネギの露天商をしている黒人男性、サム(デュレ・ヒル)と恋に落ち、キスをする。怒った保安官は彼女の学校を焼き払い、湖上で船に乗っていたサムを殺してしまう。絶望した彼女は、保安官を撃ち殺し、キスしてほしかったんでしょう、と言って、絶命した保安官にキスをする。そして彼女は、被害者にキスの跡を残す強盗、キッシン・ケイト・バーロウとなる。彼女は、サムが亡くなった後、干上がってしまった湖に盗んだ財宝を隠し、そのありかを胸に秘めたまま、命を絶っていた。女署長は、保安官の子孫で、その財宝を狙っていたのだ。
スタンリーは、更正施設で親しくなったゼロ(クリオ・トマス)とともに宝箱を掘り出す。その財宝は、スタンリーの祖先のもので、女盗賊バーロウが盗んだものだった。宝箱には「スタンリー・イェルナッツ」と刻まれていた。女署長のたくらみは水泡に帰し、スタンリーとゼロは大金持ちになる。
実はゼロの先祖も、スタンリーと関わりがあった。ゼロの先祖は占い師で、スタンリーの先祖を占っており、スタンリーの先祖が占い師のいいつけを守らなかったために、イェルナッツ一族は不運に見舞われていたのだが、スタンリーがゼロを砂漠の中の山の頂上に連れて行ったことでのろいが解けていたのだった。

話は入り組んでいるが、最後には一つにつながり、巧みなシナリオ。1回観ただけでも、けっこう筋は頭に入ってきた。日本未公開作品なのは、あまりすごい特撮などがなく、当時のシャイア・ラブーフは売り出し前、ということもあったのだろうか。

【5段階評価】3

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2011年4月22日 (金)

(414) エリン・ブロコビッチ

【監督】スティーブン・ソダーバーグ
【出演】ジュリア・ロバーツ、アルバート・フィニー
【制作】2000年、アメリカ

米大手企業、PG&E社を相手に、毒物汚染の和解金として3億ドル以上を勝ち取った実在の女性の活躍を描く。

エリン・ブロコビッチ(ジュリア・ロバーツ)は、3人の子持ち。交通事故に巻き込まれるが、弁護士のエド(アルバート・フィニー)に、確実と言われた賠償金がもらえず、職を失っていたため、強引にエドのもとで働き始める。彼女はそこで、PG&E社の工場の周りで、6価クロムによって病苦に見舞われている住民の存在を知る。彼女は、住民たちの訴訟を起こし、600名以上の署名をとりつけ、3億ドルを超える和解金を勝ち取る。
そんな彼女には、200万ドルのボーナスが手渡される。

スレンダーなジュリア・ロバーツが、全編を通して、胸元をあらわに、ミニスカートで動き回る。彼女の素質なのか、そこに下品なイヤらしさがなく、女としての武器もうまく使いながらも、行動的な彼女の様子が小気味よく描かれている。
隣人の男に、番号を教えてと言われて、電話番号の前に、離婚の回数やら子どもの数やら預金の額やらを伝えるシーンは、彼女の人となりを観る者にうまく伝えているな、と感じた。

【5段階評価】4

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2011年4月21日 (木)

(413) グラディエーター

【監督】リドリー・スコット
【出演】ラッセル・クロウ、ホアキン・フェニックス
【制作】2000年、アメリカ

第73回アカデミー賞作品賞受賞作品。

ローマ王朝時代の将軍、マキシマス(ラッセル・クロウ)は、皇帝アウレリウスに次期皇帝にと推されるが、それを知った皇帝の実の息子、コンモドゥス(ホアキン・フェニックス)は、父親を殺し、マキシマスを奴隷として売り飛ばす。そして、マキシマスの愛する妻と息子を吊して焼き殺してしまう。
マキシマスは闘技場で死闘を見せるグラディエーターとなるが、そこでも秀でた身体能力と知略により、勝利を続け、復讐の機会をうかがう。
あからさまにマキシマスを葬ると民衆の反感を買うと考えたコンモドゥスは、マキシマスの腹に傷を負わせたあと、闘技場で彼との試合を行うが、持っていた剣をはじき飛ばされ、仕込みナイフでマキシマスを殺そうとするも、逆にそれをのど元に突き立てられ、絶命する。ついに復讐を果たしたマキシマスだったが、コンモドゥスによって負わされた傷により、闘技場で命を落とす。

戦闘シーンが圧巻。剣での一太刀一太刀が重々しく、すさまじい戦闘の迫力が観る者に響いてくる。
ラッセル・クロウの作品としては、本ブログでは「シンデレラマン」が印象に残る。他にも「マスター・アンド・コマンダー」などに出演している。ホアキン・フェニックスは「サイン」でメル・ギブソンの弟役を演じていた。

【5段階評価】4

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2011年4月20日 (水)

(412) クリムゾン・タイド

【監督】トニー・スコット
【出演】デンゼル・ワシントン、ジーン・ハックマン
【制作】1995年、アメリカ

東西冷戦の緊張が高まり、第三次世界大戦の危機が訪れる中、核ミサイル攻撃命令を受けた原子力潜水艦アリゾナの指揮権を巡って繰り広げられるドラマ。

艦長のラムジー大佐(ジーン・ハックマン)は、命令を実行しようとするが、通信が途切れた命令がミサイル発射を中止する文面にも読めることから、副長のハンター(デンゼル・ワシントン)は命令の確認を優先しようとする。潜水艦の中で、ラムジーは副長を解任させようとわめくが、ハンターは冷静に艦長の逮捕を命じる。周りもそれに応じるが、規則に従っただけであり、ハンターの味方に付いたわけではなかった。その後、ラムジーを信頼する乗組員らがクーデターを起こす。しかし最終的には、攻撃中止の通信が届き、ラムジーがそれを読み上げ、乗組員達の歓喜の声で幕を閉じる。

原子力潜水艦の活躍を描くというより、その中で起きる人間関係に焦点が当てられている。
デンゼル・ワシントンの作品と言えば、「マルコムX」や「ペリカン文書」など数多いが、本ブログで取り上げた中では、「タイタンズを忘れない」が代表作だろう。ほかにも「ボーン・コレクター」や「デジャヴ」など、社会派のしぶい役どころが多い。

【5段階評価】3

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2011年4月19日 (火)

(411) 八つ墓村

【監督】市川崑
【出演】豊川悦司、浅野ゆう子、高橋和也
【制作】1996年、日本

横溝正史原作の推理小説の映画化作品。

寺田辰弥(高橋和也)は、岡山の豪農、田治見家の息子であると告げられ、八つ墓村に呼ばれる。そこで連続殺人が起きる。殺人事件は、田治見家の先代、要蔵(岸部一徳)が起こした村人32人を惨殺した事件を彷彿とさせた。この事件は、戦国時代、賞金目当てに村人に皆殺しにされた落ち武者の祟りと恐れられていた。しかし、真相は田治見家の遺産争いが動機で、森美也子(浅野ゆう子)が愛する慎太郎(宅麻伸)に遺産が遺るよう、相続権者を殺していたのだった。

市川崑監督ということで、轟署長(加藤武)が「よーし、わかった! 」と手を打って、短絡的な推理を披露する辺りは、「犬神家の一族」の等々力署長(こちらも加藤武)と同じだったりする。鍾乳洞への抜け道などの仕掛けが登場するものの、特に殺人のトリックに活用されるわけでもなく、フーダニットものとしては少々物足りなかった。金田一耕助役の豊川悦司のしゃべり方が、ちょっと古畑任三郎に似ている気がした。

【5段階評価】3

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2011年4月18日 (月)

(410) エクソシスト

【監督】ウィリアム・フリードキン
【出演】リンダ・ブレア、エレン・バースティン、ジェイソン・ミラー、マックス・フォン・シドー
【制作】1973年、アメリカ

ホラー映画の金字塔。悪魔憑きと悪魔祓いを描いている。

クリス・マクニール(エレン・バースティン)の娘、リーガン(リンダ・ブレア)が、パーティ中に招待客に暴言を吐いて失禁するといった、謎の行動を取り始める。クリスは医者に相談するが、原因を見つけることができない。リーガンの周囲では、ベッドが激しく上下動したり、物が宙を舞ったり、リーガンの首が180度回転したり、この世のものとは思えない現象が起こるようになる。
リーガンの豹変を全く解き明かせない医者たちに愛想を尽かしたクリスは、悪魔憑きのせいだと確信し、カラス神父(ジェイソン・ミラー)に悪魔祓いを依頼する。カラス神父は、ベテランのメリン神父(マックス・フォン・シドー)と悪魔祓いを始めるが、悪魔の力は強力で、メリン神父は息絶える。激高したカラス神父は「俺に乗り移れ」と叫んで悪魔の憑いたリーガンにのしかかる。その瞬間、カラス神父の目が黄緑がかった悪魔の目に変化する。カラス神父の目の前には、憑き物が落ち、恐怖におののくリーガン。リーガンを殺してしまいそうになったカラス神父は、悪魔に取り憑かれる中、残された自我の力を振り絞り、ガラス窓をぶち破って建物の外に飛び出す。カラス神父は窓の下にある急階段を落下して死亡するが、リンダに取り憑いた悪魔は、二人の神父の力で取り払われたのだった。

1973年という古い時代の作品であり、宙に浮くリーガンにピアノ線がほの見えたりするのはご愛敬だが、悪魔の取り憑いたリーガンの描写は、真に迫っていて出色のできばえ。
映画は、メリン神父の発掘シーンで始まり、しばらくは特撮のない写実的な映像が続く。少々退屈にも思えるのだが、この部分があるからこそ、リーガンの変わり果てた姿や行動の数々が迫真性を帯びていた。

【5段階評価】4

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2011年4月17日 (日)

(409) ブラインドネス

【監督】フェルナンド・メイレレス
【出演】ジュリアン・ムーア、マーク・ラファロ、伊勢谷友介、木村佳乃
【制作】2008年、カナダ、ブラジル、日本

失明を起こす伝染病が引き起こすパニックを描いた作品。

最初に失明したのは日本人の若者(伊勢谷友介)だった。車を運転中、交差点で急に目が見えなくなったのだ。精神的な疾患と思われたが、次いで、彼を診察した眼科医(マーク・ラファロ)も失明。患者が増加していく。
政府は感染者を隔離病棟に押し込み始める。眼科医の妻(ジュリアン・ムーア)は失明したふりをして、夫とともに病院に入り込み、患者達の世話を始める。しかし、病棟はろくな管理もなく放置され、次第に汚物にまみれた末期的な状態になっていく。
食料も十分に供給されない結果、一人の患者(ガエル・ガルシア・ベルナル)が王を名乗り、貴重品や女と引き替えに食料を配ろうとする。眼科医の妻は彼を殺し、病院は火に包まれる。患者達が病院を抜け出すと、そこは盲目となった人たちであふれかえる秩序を失った世界に変貌していた。
眼科医たちは自宅に仲間達を連れ込み、生活を始める。そしてある日、最初に失明した日本人の視力が回復。治療法は不明だが、症状は一過性であることが分かったところで映画は終わる。

なかなか面白かった。ホラー映画だと思ってい観ていたが、そうではなかった。すさんだ町のシーンの映像は、どうやって撮影したんだろうか、と思うぐらい、極めてよくできていていた。ほかにも、映画らしい印象的な場面が多かった。日本人の夫婦が日本語で会話をするシーンが多いのも印象的。
ただ、病院の中で独裁制が始まり、盲目であるのに貴重品と引き替えに食料を渡したりする展開は、少々強引だった。

【5段階評価】4

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2011年4月16日 (土)

(408) 沈まぬ太陽

【監督】若松節朗
【出演】渡辺謙、三浦友和、鈴木京香、松雪泰子
【制作】2009年、日本

御巣鷹山の日航ジャンボ機墜落事故をモチーフに、国民航空という仮想の航空会社に勤める男の人生を描いた作品。原作は山崎豊子。

恩地(渡辺謙)は、労働組合委員長時代、強硬なストを決行しようとしたことから経営陣に恨まれ、10年近く、アジアやアフリカといった僻地の勤務を強いられた。ようやく戻ったときに、御巣鷹山へのジャンボ機墜落事故が発生。恩地は犠牲者の家族の対応係を命じられ、つらい仕事に明け暮れる。その後、場面は変わり、恩地の労働組合時代、また、その後の僻地への左遷時代を経て、その後の会長室部長時代へと話は続いていく。最後のシーンはアフリカの夕日である。

観る前は、ジャンボ機墜落事故だけを主題にした作品かと思っていたが、僻地を転々とする時代の家族との確執なども長い時間を割いて描かれており、なかなか重厚な作品だった。とはいえ、やはり最も印象に残るのは、墜落事故の犠牲者との関わりを描いたところだった。
遺族が犠牲者の亡骸と対面するシーンはあまりにも悲しく、涙なしには見られない。実際の事故の犠牲者の一人が、墜落前の機内で書いた、「パパは本当に残念だ きっと助かるまい」という痛切な遺書も登場する。胸を締め付けられるようなシーンである。
結局、明らかに国民航空のモデルとなっている日本航空は倒産。御巣鷹山の事故も、やはりずさんな経営体制による人災だと考えざるを得ない。

【5段階評価】4

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2011年4月15日 (金)

(407) ファイナル・カウントダウン

【監督】ドン・テイラー
【出演】カーク・ダグラス、マーティン・シーン、キャサリン・ロス
【制作】1980年、アメリカ

真珠湾攻撃前日にタイムスリップした米空母ニミッツを舞台に繰り広げられるサスペンスを描いたSF作品。

最新鋭の戦闘機を搭載した原子力空母ニミッツが、洋上に発生した謎の磁気嵐に巻き込まれる。僚艦が消え、周辺との通信が途絶え、ラジオからは昔の番組が流れる。偵察機が撮影した真珠湾の写真を見ると、日本軍の真珠湾攻撃の前の画像が写っていた。タイムスリップしたのだ。
別の戦闘機が、2機の三菱製の零戦が飛行しているのを捉える。零戦は洋上に浮かぶ小舟を攻撃しており、艦長のマット・イエランド(カーク・ダグラス)は零戦への攻撃を許可。零戦の1機は洋上へ墜落、もう1機は撃墜された。
彼らは小舟に乗っていた男女2人と女の飼っていた犬、そして、零戦のパイロットの日本人を救出。小舟から救出されたのは、次期大統領になる力を持っていながら大戦直前に行方不明となった上院議員のチャプマン(チャールズ・ダーニング)と、その秘書ローレル(キャサリン・ロス)だった。日本兵は尋問の隙を突いて銃を奪い、艦内の兵士を何人か撃つが、最後は射殺される。
チャプマンはタイムスリップの状況を理解できず、自分を真珠湾で下ろせとイーランドに命令するが、彼はオーエンス中佐(ジェームズ・ファレンティノ)に、彼らを安全な小島で降ろすよう命じる。しかし、降ろした場所が真珠湾ではないと気付いたチャプマンは、オーエンスとローレルを島に残したまま、ヘリのパイロットを銃で脅して真珠湾に向かわせようとする。しかし、兵士ともみあいになって銃が暴発し、ヘリごと爆発してしまう。
日本艦隊が大挙して真珠湾に押し寄せているのを知ったイーランドは、艦隊への攻撃を決意し、戦闘機を発進させるが、そのとき、タイムスリップのきっかけとなった磁気嵐がまたしても発生していることに気付く。彼は攻撃を中止して戦闘機を呼び戻し、嵐の中につっこむ。歴史に干渉することを避けたのだ。そしてニミッツと戦闘機は、無事に現代に戻る。
ニミッツが本土に到着し、乗船していたタイドマン重工の社員、ラスキー(マーティン・シーン)が、ローレルの買っていた犬、チャーリーを連れてニミッツを降りると、突如、チャーリーが走り出し、停まっていた車の中に駆け込む。車の中から「ああチャーリー」と言う女性の声が。
運転手がラスキーに「タイドマン夫妻です」と告げる。ラスキーが車の中をのぞき込むと、おだやかな顔で感慨深げにほほえむ老夫婦がいた。その面影は、明らかにオーエンスとローレルのものであった。
実は、映画の序盤で、ニミッツ建造の協力者、タイドマン氏が、ニミッツの出航を2日遅らせたという話を艦長がしていた。つまり、タイドマン氏は、わざとニミッツを磁気嵐に巻き込ませようとしていたのだ。そして、当時のオーエンス中佐がニミッツに投入された科学技術を過去に持ち帰り、タイドマン重工を興したことになる。タイムスリップのパラドックスにうまい味付けをしていて、2回見てニヤリとさせられる、なかなかのストーリーだ。

本作を観る前は、ロックバンド、ヨーロッパの名曲、「The Final Countdown」のイメージがあって、「トップガン」のような戦闘機アクション映画かと思ってしまったのだが、全く違い、どちらかというとヒューマンドラマに近い。
磁気嵐に巻き込まれるシーンなどは、何となく昔のウルトラマンぽいというか、特撮はちょっと古めかしい。ただ、零戦のシーンはよくできていた。
本作は、軍隊が過去にタイムスリップするという点で、「戦国自衛隊」に似ている。ただし、「戦国自衛隊」は、現代の兵士が、戦車や銃のような現代武器を使って、戦国時代の兵士達と戦う様子をしっかり描いているのに対し、本作は、トムキャットが零戦2機と戦闘する以外、目立った戦闘シーンはない。
タイムスリップのパラドックスをうまく処理しているのは気に入ったのだが、チャプマンの死ぬシーンで、照明弾用の銃で輸送ヘリが爆発したところは、変だなと思った。銃の衝撃で、ヘリが現代にタイムスリップしたのかな、と思ったのだが、どうやら本当に爆発しただけだった。照明弾でヘリが爆発するんだろうか。
ちなみに、本作の挿入曲に、「聖女たちのララバイ」に似た曲がある。実はこれ、「聖女たちのララバイ」の作曲者が、本当に盗作していたのだった。しかし、本作と似たアイディアの「戦国自衛隊」の公開は、本作の1年前。映画自体は、本作の方が盗作しているのではないか、という話もあるので、お互い様かもしれない。

【5段階評価】3

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2011年4月14日 (木)

(406) 13 ウォーリアーズ

【監督】ジョン・マクティアナン
【出演】アントニオ・バンデラス
【制作】1999年、アメリカ

原始的民族と戦う13人の戦士達を描いた作品。原作はマイケル・クライトンの「北人伝説」。

村をヴェンデルという謎の種族に襲われている村に、アハメッド(アントニオ・バンデラス)の一行が訪れる。村の巫女は、彼らを倒すには13人の戦士が必要で、そのうちの一人は、異国の者である必要があると言う。アハメッドは、詩人であったにもかかわらず、13人目の戦士として選ばれ、血気盛んな男どもと闘いに出る。
村を火攻めにされ、戦士を失っていく彼らだったが、村を襲っているのは魔物ではなく人間であることが分かり、彼らは逆に、相手の根城に攻め込み、崇拝の対象となっている女性を倒す。
復讐に来たヴェンデル達を倒し、彼らは平穏を取り戻す。

制作費は1億6,000万ドルであり、映像は本格的。しかし、内容的にはかなり退屈だった。まず、全体的に暗い。そして、13人の戦士に個性がない。最後の最後、圧倒的な数で復讐に来た敵の民族を、特に何の工夫もなくやっつけてしまうのも、何ともご都合主義的。ジョン・マクティアナンと言えば、「プレデター」や「ダイ・ハード」の監督として有名だが、本作は少々物足りなかった。
もう1点。映画の邦題は「13 ウォーリアーズ」で、13人の戦士達という意味だが、原題は「The 13th Warrior」。つまり13番目の戦士、である。
言ってみれば、「七人目の侍」じゃタイトルとして格好が付かないから、「七人の侍」にしちゃったというところだろう。しかし、原題では、13番目の戦士に焦点が当たっているのに対して、邦題は13人全員に焦点が当たっているようになってしまっており、その辺りも、観る側のピントがボケてしまう一因であるように思える。

【5段階評価】2

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2011年4月13日 (水)

(405) ブレイブハート

【監督】メル・ギブソン
【出演】メル・ギブソン、ソフィー・マルソー、パトリック・マクグーハン
【制作】1995年、アメリカ

スコットランドの名誉のために戦うウィリアム・ウォレスの生涯を描いた作品。第68回アカデミー賞作品賞受賞作品。監督賞も受賞している。

イングランドのエドワード1世(パトリック・マクグーハン)の圧政下に育ったウィリアム・ウォレス(メル・ギブソン)は、幼いころ、家族を皆殺しにされ、愛する妻、ミューロン(キャサリン・マッコーマック)をも、理不尽な形で殺される。
ウォレスはスコットランドの自由を求めて、イングランドを相手に戦いを始める。圧倒的な数のイングランド軍を相手に勝利したウォレスは、スコットランドから爵位を得るが、戦争に消極的な貴族達の共感は得られず、ついには仲間の裏切りに会う。
裏切った貴族に復讐するため、ゲリラ戦を展開するウォレスだったが、ついに捉えられ、極刑に処される。彼の最期の言葉は「Freedom! 」だった。
ウォレスは死んだが、彼を信奉する王女、イザベル(ソフィー・マルソー)は、彼の子を身ごもっていた。また、一度はウォレスを裏切ったロバート(アンガス・マクファーデン)も、彼の遺志を引き継ぎ、スコットランドの自由のための戦いを続けるのだった。

見応えのある重厚な作品。特に戦闘シーンは迫力がある。衣装や顔のペインティングなどについては、正確な時代考証とは異なる面もあるらしいが、Ever QuestIIのようなRPGに登場するキャラクターの意匠にも似ていて、興味深かった。
メル・ギブソンというと、「マッド・マックス」シリーズや「リーサル・ウェポン」シリーズのようなアクション映画が真っ先に頭に浮かぶが、「身代金」や「陰謀のセオリー」、「サイン」のようなサスペンスにも出演している(「サイン」はサスペンスというよりはトンデモSFだが)。

【5段階評価】4

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2011年4月12日 (火)

(404) 肉体の門

【監督】五社英雄
【出演】かたせ梨乃、渡瀬恒彦、根津甚八、名取裕子
【制作】1988年、日本

戦後復興期の日本をたくましく生きようとする娼婦たちを描いた作品。

浅田せん(かたせ梨乃)は、関東一家を名乗り、1トンの不発弾のぶら下がった廃ビルを根城に、仲間達と金を稼いでいた。袴田組の組長、袴田義男(根津甚八)は、せん達のビルを手に入れようとしていたが、不発弾があるため、入り込めないでいた。
せん達のグループに、町子(西川峰子)という女が加わる。質素な出で立ちでおとなしい気質と思われたが、やくざの世界にも通じた手練れの女で、せん達がためた資金をばくちにつぎ込み、姿をくらましてしまう。
せん達の住むビルの入り口の階段で倒れていた男、伊吹(渡瀬恒彦)は、袴田の旧友で、せん達に介抱され、ビルにいつく。せんは、伊吹が煙草を持つときに、人差し指と中指ではなく、中指と薬指で煙草を挟むのを見て、彼が自分の処女を捧げた相手であることを知る。
せん達は、別グループのかしらであるお澄(名取裕子)とライバル関係にあったが、度胸の据わった二人は、戦い合う中でしだいに共感し、いつしか無二の親友となっていく。お澄は、母と妹を米軍の士官、ロバートに強姦されており、その復讐の機会を得るため、米兵専門の娼婦となっていたのだった。ようやく彼女に復讐の機会が訪れるが、彼女の放った銃弾はロバートに致命傷を与えることができず、お澄はそのまませんのいるビルに逃げ込む。周囲を米軍に囲まれる中、ビルを出たお澄は、懐の仕込み刀でロバートに一撃を食らわせたのち、米軍の銃弾を浴び、死亡する。伊吹は袴田を殺すが、自身も傷を負う。傷を負った体をひきずって、せんのビルにたどりついた伊吹は、不発弾の信管を抜こうとしたところで息絶える。せんは、ダンスホールが完成したら着ようと決めていた純白のドレスをまとうと、爆弾を落下させ、ビルごと爆死する。

かたせ梨乃や西川峰子の脱ぎっぷりが見事。特に西川峰子は、演歌歌手としてのイメージからは想像も付かない豊かな胸を、惜しげもなく披露している。
しかしまあ、映画としてはだいぶぶっ飛んでいて、町子が仲間になるときの固めの杯の場面での自己紹介(ボルネオのマヤ、とか自己紹介しちゃう)をはじめとする任侠風の台詞回しは、なかなか受け入れるには難があるし、せんとお澄がダンスパーティで突然一緒に踊り出したり、ビルの穴から上半身をぶら下げて絶命している伊吹の下でキラキラ輝く純白のドレスをまとったせんが舞ったり、俳優も大変だなぁ、と思わずにはいられない。ただ、全体的には、いろんなエピソードが次々と展開して、飽きさせないところはよかった。

【5段階評価】3

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2011年4月11日 (月)

(403) ハンサム★スーツ

【監督】英勉(はなぶさつとむ)
【出演】塚地武雅、谷原章介、北川景子、佐田真由美、大島美幸
【制作】2008年、日本

放送作家、鈴木おさむが脚本を描いたラブコメディ。

ぶさいく男、大木琢郎(塚地武雅)は地元で評判の食堂を営む青年。アルバイトに来た星野寛子(北川景子)に一目惚れし、告白するが、「私のどこを好きなんですか」と聞かれ、外見のことばかり言ってしまったために、「がっかりしました」とふられてしまう。そんなとき、洋服の青山の店長、白木(外見: 中条きよし、中身: 温水洋一)から、ハンサムスーツのモニターを依頼される。
琢郎はハンサムスーツで超ハンサムな男(谷原章介)に変身。芸能プロダクションの社長、神山(伊武雅刀)にスカウトされて、光山杏仁となって一躍スーパーモデルとなり、同じ事務所の來香(らいか)(佐田真由美)との関係を深めていく。
一方、琢朗の店には、新たなアルバイトの希望者が来る。それは寛子とは見た目が正反対の橋野本江(大島美幸)。琢朗は、外見は関係ないから、と、彼女を雇う。本江は店の切り盛りがうまく、明るく前向きで、琢朗は彼女に大きな安らぎを感じるようになる。
琢朗は光山杏仁としても成功を収めていくが、モニター用のハンサムスーツは、お湯に弱いという弱点があったため、再び白木の元を訪れ、完璧なハンサムスーツを希望する。しかしそれは、元の不細工な自分には戻れないという特性を持っていた。元の自分では何もしていなくても痴漢に間違われるなど、さんざんな目に遭っていた琢朗は、そのスーツを着ることにし、食堂の仲間には「旅に出ます」と告げる。
琢朗は光山杏仁として、東京ガールズ・コレクションに出演することにするが、出演の直前に携帯に留守電が入り、本江がバイク事故に巻き込まれたとの連絡を受ける。本江のことが頭を離れないまま、ファッションショーに出演するが、途中で仕事を投げ出し、本江の運び込まれた病院に向かう。本江は無事だった。
病院の屋上で、琢朗は本江に、「本江さんといると笑顔になれる」と告げると、本江は「隠していたことがあるんです」と言って、本江の外見を脱ぎだした。中にいたのは寛子だった。琢朗に自分の内面を見てもらいたくて、ハンサムスーツ開発者の父が作った「ブスーツ」を着ていたのだった。二人仲良く、親友の結婚を祝うところで映画が終わる(最後に、次の不細工男として、バナナマンの日村勇紀が登場するが)。

うきうきとする楽しい映画だった。いわゆるベタな展開ではあるが、意味不明だったり冗長だったりするところもなく、最初から最後まで面白かった。美女だと思ったら不細工だった、となると「シュレック」と同じだが、本作は逆。ちょっと男にとって都合のよいエンディングではあるかもしれない。

【5段階評価】4

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2011年4月10日 (日)

(402) 拳精

【監督】ロー・ウェイ
【出演】ジャッキー・チェン、ジェームズ・ティエン、リー・トンチュン
【制作】1978年、香港

ジャッキー・チェンの初期のカンフー映画。

少林寺の寺男、ヤッロン(ジャッキー・チェン)は、さぼってばかりのダメ人間。
ある日、ヤッロンが不寝番をしていると、寺に黒づくめの者が現れ、寺から武術書を盗み出す。その武術書は、あまりに残忍なゆえ、第25代方丈により禁じられた七邪拳の書だった。七邪拳を破ることができるのは、五形拳のみだったが、武術書は失われており、継ぐ者がいなかった。
この七邪拳を用いて、次々と武術の名人を倒していく者が現れた。ロク・チン(ジェームズ・ティエン)だった。
そんなとき、空から隕石が落ちて五形拳の精霊が現れる。ヤッロンは精霊に五形拳を習い、ロク・チンを倒す。ロク・チンに武術書を渡していたのは、少林寺の方丈、ロク・キンティン(リー・トンチュン)だった。ヤッロンは精霊の協力により、方丈を倒す。

カンフー映画にしては、隕石が落下したり、白塗りの精霊が現れたりと、斬新な、と言うか、突飛なアイディアが用いられている。方丈が黒幕という意外な展開もあって、なかなかのおもしろさ。音楽や映像が古めかしいのは仕方のないところ。ただ、ジャッキー・チェンは、この映画を気に入っていないらしい。

【5段階評価】3

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2011年4月 9日 (土)

(401) メン・イン・ブラック

【監督】バリー・ソネンフェルド
【出演】トミー・リー・ジョーンズ、ウィル・スミス
【制作】1997年、アメリカ

地球に移住している宇宙人を管轄する秘密組織、メン・イン・ブラックの活躍を描いた作品。アメリカでは、UFOの目撃者が、黒づくめの男達に口封じにあうという都市伝説があり、それをネタにしている。

組織の一員、K(トミー・リー・ジョーンズ)は、相棒が年老いて一線を退いたことを機に、ニューヨーク市警の熱血刑事、ジェームズ(ウィル・スミス)に目をつける。ジェームズは組織の選抜試験を通過し、過去の経歴を抹消され、新たなメンバー、Jとなる。
その頃、地球に住むアルキリアンの王族の秘宝を求めて、ゴキブリ型のエイリアン・バグが地球にやってくる。宇宙人は農夫のエドガー(ビンセント・ドノフリオ)の皮をまとい、人々を襲いながら、王族を殺し、銀河系のつまった秘宝を手にする。KとJの二人は、巨大な銃で円盤を撃ち落とし、出てきたエイリアン・バグを倒す。

黒目をまぶたのように縦に閉じるエイリアンや、首を銃で吹っ飛ばされてもすぐさま復活するエイリアンなど、個性豊かなエイリアンが多数登場する。また、シルベスター・スタローンが宇宙人として監視されていたり、デニス・ロッドマンは人間の偽装が雑だと言われたり、監視映像の中には、スティーブン・スピルバーグやジョージ・ルーカスなんかもいて、確かに宇宙人かも、と思わせるところが楽しい。同時期に公開され「陰謀のセオリー」も、都市伝説的な話を題材にしているという共通点があるが、本作は、よりコミカルに仕上がっている。

【5段階評価】4

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2011年4月 8日 (金)

(400) プリティ・ウーマン

【監督】ゲイリー・マーシャル
【出演】リチャード・ギア、ジュリア・ロバーツ
【制作】1990年、アメリカ

やり手の実業家と娼婦の恋を描いた作品。

友人に借りた乗り慣れない車で、ホテルへの道に迷ったエドワード(リチャード・ギア)。声を掛けてきた娼婦のビビアン(ジュリア・ロバーツ)に道案内を頼むが、そのまま迷惑にならないよう帰ろうとするけなげなビビアンを見て、エドワードは、自分の滞在するホテルのペントハウスに彼女を招き入れる。
翌日の商談にパートナーを連れて行くよう仲間にアドバイスされたエドワードは、ビビアンを連れて行くことにする。高級ドレスに身を包んだ彼女は、天真爛漫な性格はそのままに、もはや娼婦とは思えない上流階級の女性のオーラをまとうようになった。二人は行動をともにするうち、いつしか互いに強く惹かれ合うようになる。
しかし、エドワードの顧問弁護士、スタッキー(ジェイソン・アレクサンダー)は、エドワードが心変わりをして金に執着しなくなったのは彼女のせいだと考え、ホテルに一人だった彼女に襲いかかる。間一髪で彼女を助けたエドワードだったが、ビビアンは彼との幸せが長く続くことはないと考え、彼の元を去る。しかし、エドワードはビビアンのことをあきらめきれず、彼女の家にハイヤーを向かわせると、ビビアンを強く抱きしめ、永遠の愛を誓うのだった。

シンデレラ・ストーリーの映画と言えばこれ、と言えるほどの定番。ラストシーン、エドワードがビビアンの住むアパートの非常階段で、小さな花束を片手に、両手を広げて歓迎の仕草をするところは、背筋がむずむずするぐらいキマっていて、これぞ映画だなぁ、とほほえんでしまうような、とてもいいエンディング。
「いや~、映画って、本当にいいもんですね~」という、水野晴郎の台詞がとても似合う、すてきな映画。

【5段階評価】4

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2011年4月 7日 (木)

(399) トランスポーター3 アンリミテッド

【監督】オリビエ・メガトン
【出演】ジェイソン・ステイサム、ロバート・ネッパー、ナタリア・ルダコーワ
【制作】2008年、フランス、アメリカ

トランスポーター・シリーズ第3作。「トランスポーター2」の続編。

今回は、猛毒の汚染物質の廃棄場所を求める凶悪企業が、犯罪組織を雇って、環境大臣の娘、バレンティーナ(ナタリア・ルダコーワ)を誘拐し、大臣を脅迫する。フランク(ジェイソン・ステイサム)は、娘を連れて、組織のボス、ジョンソン(ロバート・ネッパー)と対決する。
フランクは腕に、車から20メートル以上離れると爆破するブレスレットをつけられ、バレンティーナを都市から都市へ運ぶようジョンソンに強要される。ジョンソンは、郊外の橋の上にフランクを誘導し、バレンティーナを確保すると、手下にフランクを殺させようとするが、フランクは車ごと川に落下する。もはやフランクは爆死するか溺死するしかないと判断したジョンソンは、その場を立ち去るが、フランクはタイヤの空気を袋に詰めて車を浮上させると、彼らの乗った鉄道列車を追う。橋の上から列車の車両に車ごと飛び乗り、最後はブレスレットをジェイソンにはめ、彼を葬る。

タイヤの空気を外に出して自動車が浮くのか、というのが大いに疑問ではあるが、アクションは痛快。はげっぷりにもますます磨きがかかってきたが、それでもかっこいい。

【5段階評価】4

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2011年4月 6日 (水)

(398) トランスポーター2

【監督】ルイ・レテリエ
【出演】ジェイソン・ステイサム、アンバー・バレッタ、アレッサンドロ・ガスマン、ケイト・ノタ
【制作】2006年、フランス、アメリカ

トランスポーター・シリーズ第2作。「トランスポーター」の続編。

子供の送迎を仕事にしているフランク・マーティン(ジェイソン・ステイサム)が銃で脅され、子供の誘拐を手伝わされる羽目になる。
誘拐の実行犯は、冷酷非道な男、ジャンニ(アレッサンドロ・ガスマン)と、狂気の女、ローラ(ケイト・ノタ)。彼らの誘拐は身代金目的と思われたが、実はそうではなく、誘拐した子供の父親にあった。ジャンニらは、空気感染する治療不可能なウィルスを手にしており、それを父親に感染させるため、子供をウィルスに感染させ、両親のもとに返したのだった。
子供の父親は、麻薬の取り締まりを行う部局の長であり、麻薬取り締まりの会議を控えていた。ジャンニらは、子供を通じて父親をウィルスに感染させ、会議の場で、麻薬取り締まりに関わる大勢の関係者を、ウィルスによって一気に葬ろうとしていた。フランクは子供と両親を救うため、ウィルスの解毒剤を手に入れようとする。ジャンニは自らの体に解毒剤を注入し、自分自身を解毒剤の運搬容器にする。そのためフランクはジャンニを殺さず、生かしたまま仕留める。

本作も息もつかせぬアクションが展開し、楽しい。1作目のスー・チーのような魅力的な女性が出演しなかったことと、格闘シーンはスピーディで楽しいものの、若干すさまじすぎて逆にリアリティがないため、1作目よりはつまらなく感じてしまった。

【5段階評価】3

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2011年4月 5日 (火)

(397) トランスポーター

【監督】ルイ・レテリエ、コリー・ユン
【出演】ジェイソン・ステイサム、スー・チー
【制作】2002年、フランス、アメリカ

ジェイソン・ステイサム主演のアクション映画。

運び屋を裏家業とする退役軍人のフランク・マーティン(ジェイソン・ステイサム)。高い報酬を得る代わりに、「契約は必ず守る」、「名前は聞かない」、「依頼品を開けない」の3つの掟を自らに課し、依頼を全うしていた。
冒頭で運ぶのは、銀行強盗4人組。しかし、依頼時の重量をオーバーしているという理由で、フランクは車を出そうとしない。強盗のリーダーは仲間の一人を銃で撃ち、無理矢理一人減らすと、ついにフランクの仕事が始まる。パトカーの猛追を超人的なテクニックで振り切り、目的地へ。このシーンのスピード感は素晴らしい。
今度の依頼品は、若い東洋の女性だった。彼はつい袋を開けてしまい、依頼主から命を狙われる羽目になるが、華麗な格闘技と銃さばきで群がる相手をなぎ倒していく。女性の父親は人身売買に手を染めていたが、最後は彼女自身が、フランクを助けるために父親を撃ち殺す。

最後までサービス精神に満ちていてなかなか面白い作品だった。ジェイソン・ステイサムは、毛は薄いけど、超クールでかっこいい。
中盤の駐車場での格闘シーンでは、フランクがわざと油を床にまき、全員がつるつると滑る中、自転車のペダルを履いて相手を倒す。この手のアイディアはジャッキー・チェンの十八番だが、ジェイソン・ステイサムが演じると、コミカル・アクションにはならず、あくまでクールに決まっていた。

【5段階評価】4

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2011年4月 4日 (月)

(396) 愛を殺さないで

【監督】アラン・ルドルフ
【出演】デミー・ムーア、ブルース・ウィリス、グレン・ヘドリー
【制作】1991年、アメリカ

警察の取り調べを受ける女性の回想シーンで構成されたサスペンス。なかなか面白かった。

シンシア(デミー・ムーア)は、親友のジョイス(グレン・ヘドリー)の経営する美容室で働いていた。ジョイスの夫、ジェームズ(ブルース・ウィリス)は、ヤク中のどうしようもない暴力亭主。
ある日、シンシアとジョイスが夜のカーニバルに行こうとすると、ジェームズが付いてくる。ジェームズは早々にラリってしまい、シンシアはジェームズをバンに押し込んでカーニバルを楽しむ。そこにジョイスが現れ、ジェームズを殺してしまったと告げる。シンシアの制止を聞かず、ジョイスはジェームズの死体を川に遺棄する。血まみれのまま帰宅したシンシアは、夫のアーサー(ジョン・パンコウ)に事実を告げる。アーサーはワーカホリックで、仕事の忙しいときに面倒に巻き込まれた、とシンシアを責める。
ジョイスは、二人の秘密を知ったアーサーを殺すとシンシアに告げる。実家に避難していたシンシアが家に戻ると、そこには警察車両が押し寄せており、夫が殺されたことを知る。
これらは全て、シンシアの警察の取り調べによる回想シーンとして描かれる。そのため、映画の観客はこの回想シーンを事実と受け止めてしまいがちだが、実は違った。ジェームズを殺したのはシンシアだった。シンシアは、ジェームズに強姦されそうになり、手元にあったカッターでジェームズの首をかき切っていた。それを知ったジョイスは、もしジェームズの命が助かったら二人とも殺されると考え、彼を川に捨て、さらには、シンシアのアリバイを確保した上で、アーサーを殺したのだった。
しかし、罪の意識に耐えかねたシンシアが、真実を話すために警察を訪れ、自白の状況の撮影が始まったところで映画は終わる。

デミー・ムーアとブルース・ウィリスは、当時、実際に夫婦であるのだが、作中、「おっぱい見せろ」とせがんだり、シンシアがレイプされそうになるシーンでは、実際にブルース・ウィリスの手がデミー・ムーアの胸をまさぐったりしており、実の夫婦でやっているところが、ちょっとほほえましかったりする。
ダイ・ハード」や「ハドソン・ホーク」などで、当時、飛ぶ鳥を落とす勢いのブルース・ウィリスと、1990年に「ゴースト/ニューヨークの幻」で、これまた大スターのとなったデミー・ムーアが出演、しかも夫婦で、ということで、話題性は抜群のはずだが、日本ではあまり知られていない。テーマが暗すぎるせいかもしれない。ちまたでは酷評が目立つが、なかなか面白かった。

【5段階評価】4

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2011年4月 3日 (日)

(395) ドラゴン怒りの鉄拳

【監督】ロー・ウェイ
【出演】ブルース・リー、ノラ・ミャオ
【制作】1972年、香港

ブルース・リー主演のカンフー映画。

日本人の支配が及んでいる上海。チャン(ブルース・リー)は、師匠が謎の死を遂げた原因を追及し、日本人の経営する道場の一味に毒殺されたことを知る。彼は恋人のレイ(ノラ・ミャオ)の心配の声をよそに、日本人の道場に殴り込みをかける。
圧倒的な力で道場の主、鈴木を倒し、自らの道場に戻るが、そこでは多くの仲間が殺されてしまっていた。
最後は道場の生き残りと引き替えに、チャンは銃を構える警察に真っ正面から飛び込んでいくシーンで終わる。このシーンが、「死亡遊戯」で顔を撃たれるシーンにつながっている。

見所はやはり、ブルース・リーの華麗な動き。映画なので殴るふりだったりするのは少々残念だが。

【5段階評価】3

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2011年4月 2日 (土)

(394) Wの悲劇

【監督】澤井信一郎
【出演】薬師丸ひろ子、世良公則、三田佳子、三田村邦彦
【制作】1984年、日本

夏樹静子原作小説の映画化作品。とある事件を機に成り上がる若い女優志望者と、それを温かく見守る青年との恋を描いた作品。

女優の卵である三田静香(薬師丸ひろ子)は、ある日、芝居好きの青年、森口(世良公則)に言い寄られる。はじめは相手にしない静香だったが、演劇のオーディションでヒロイン役を射止めることができなかった彼女に優しく接する森口と一夜をともにする。
ほとんど台詞のない女中役だった静香だったが、公演中のある日、ホテルに泊まっている看板女優、羽鳥(三田佳子)に呼び止められる。彼女のパトロンが羽鳥の部屋で腹上死したのだ。スキャンダルを恐れる羽鳥は、ヒロインの座を餌に、静香に身替わりを依頼。彼女は半ば強制的に、その役を買って出ることになる。
覚悟を決めたあとの静香の演技力はすさまじく、羽鳥ですら、本当にパトロンを盗られたと嫉妬するほど。羽鳥は約束通り、ヒロイン役だった菊地かおり(高木美保)に難癖をつけて役から降ろし、静香が代役に抜擢される。複雑な気持ちでそれを見守る森口だったが、彼女のすばらしい芝居に素直に満足げな表情を浮かべる。
しかし、芝居を終えて劇場から出てきた静香に、真相を知ったかおりがナイフを持って襲いかかる。森口はとっさに静香のもとに駆け寄ると、彼女をかばって身替わりとなる。幸い傷は浅く、森口は仕事に復帰。そんな彼のもとに静香が現れる。森口は二人で一緒に暮らそうと静香に言うが、静香は一人で立ち直る道を選ぶ。立ち去る静香に、森口は温かい拍手を送り、静香は涙をこらえて礼をするのだった。

劇中劇の形をとりながら物語は展開。女優のすごさを見せつける三田佳子の演技が作品を引き締め、すばらしいできばえ。「顔をぶたないで! わたし女優なんだから」は、静香の意識の変化を表現した有名な名台詞だ。ラストで森口が拍手するシーンは、何度見ても目頭が熱くなる。角川三姉妹の作品の中で、一番の名作と言ってよいだろう。

【5段階評価】5

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2011年4月 1日 (金)

(393) セーラー服と機関銃

【監督】相米慎二
【出演】薬師丸ひろ子、渡瀬恒彦
【制作】1981年、日本

弱小やくざ、目高組の四代目組長となった女子高生、星泉(薬師丸ひろ子)が、亡くなった父親の麻薬密売疑惑に立ち向かいながら、対抗するやくざと戦う。原作は赤川次郎。

コミカルなタイトル通り、序盤は女子高生を組長とあがめ奉る組員がコミカルに描かれるが、後半の内容はそれなりにシリアス。麻薬を手に入れようとする「太っちょ」に泉が拉致され、動くと爆発する地雷の上で自白を強要される辺りは、少々意味不明な前衛映画的な色彩も帯びている。
麻薬を奪った浜口組に泉たちが乗り込み、麻薬の入った瓶に機関銃をぶっ放して、「カ・イ・カ・ン」とつぶやくのが、本作のハイライト。
四人いた組員のうち、3人が死に、目高組は解散するが、最後まで残った佐久間(渡瀬恒彦)も、カタギになったにもかかわらず、ヤクザのけんかを止めようとして死んでしまう。その佐久間の亡骸に泉が口づけをする。
ラストには、「七年目の浮気」のマリリン・モンローのように、泉が地下鉄の排気口の上でセーラー服のスカートを浮き上がらせるシーンがある。

当時は大ヒットした映画であるが、今観るとさすがに芝居が古くさい感じは否めない。

【5段階評価】3

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