(406) 13 ウォーリアーズ
【監督】ジョン・マクティアナン
【出演】アントニオ・バンデラス
【制作】1999年、アメリカ
原始的民族と戦う13人の戦士達を描いた作品。原作はマイケル・クライトンの「北人伝説」。
村をヴェンデルという謎の種族に襲われている村に、アハメッド(アントニオ・バンデラス)の一行が訪れる。村の巫女は、彼らを倒すには13人の戦士が必要で、そのうちの一人は、異国の者である必要があると言う。アハメッドは、詩人であったにもかかわらず、13人目の戦士として選ばれ、血気盛んな男どもと闘いに出る。
村を火攻めにされ、戦士を失っていく彼らだったが、村を襲っているのは魔物ではなく人間であることが分かり、彼らは逆に、相手の根城に攻め込み、崇拝の対象となっている女性を倒す。
復讐に来たヴェンデル達を倒し、彼らは平穏を取り戻す。
制作費は1億6,000万ドルであり、映像は本格的。しかし、内容的にはかなり退屈だった。まず、全体的に暗い。そして、13人の戦士に個性がない。最後の最後、圧倒的な数で復讐に来た敵の民族を、特に何の工夫もなくやっつけてしまうのも、何ともご都合主義的。ジョン・マクティアナンと言えば、「プレデター」や「ダイ・ハード」の監督として有名だが、本作は少々物足りなかった。
もう1点。映画の邦題は「13 ウォーリアーズ」で、13人の戦士達という意味だが、原題は「The 13th Warrior」。つまり13番目の戦士、である。
言ってみれば、「七人目の侍」じゃタイトルとして格好が付かないから、「七人の侍」にしちゃったというところだろう。しかし、原題では、13番目の戦士に焦点が当たっているのに対して、邦題は13人全員に焦点が当たっているようになってしまっており、その辺りも、観る側のピントがボケてしまう一因であるように思える。
【5段階評価】2
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