(402) 拳精
【監督】ロー・ウェイ
【出演】ジャッキー・チェン、ジェームズ・ティエン、リー・トンチュン
【制作】1978年、香港
ジャッキー・チェンの初期のカンフー映画。
少林寺の寺男、ヤッロン(ジャッキー・チェン)は、さぼってばかりのダメ人間。
ある日、ヤッロンが不寝番をしていると、寺に黒づくめの者が現れ、寺から武術書を盗み出す。その武術書は、あまりに残忍なゆえ、第25代方丈により禁じられた七邪拳の書だった。七邪拳を破ることができるのは、五形拳のみだったが、武術書は失われており、継ぐ者がいなかった。
この七邪拳を用いて、次々と武術の名人を倒していく者が現れた。ロク・チン(ジェームズ・ティエン)だった。
そんなとき、空から隕石が落ちて五形拳の精霊が現れる。ヤッロンは精霊に五形拳を習い、ロク・チンを倒す。ロク・チンに武術書を渡していたのは、少林寺の方丈、ロク・キンティン(リー・トンチュン)だった。ヤッロンは精霊の協力により、方丈を倒す。
カンフー映画にしては、隕石が落下したり、白塗りの精霊が現れたりと、斬新な、と言うか、突飛なアイディアが用いられている。方丈が黒幕という意外な展開もあって、なかなかのおもしろさ。音楽や映像が古めかしいのは仕方のないところ。ただ、ジャッキー・チェンは、この映画を気に入っていないらしい。
【5段階評価】3
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