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2011年3月20日 (日)

(381) リーピング

【監督】スティーブン・ホプキンズ
【出演】ヒラリー・スワンク、アナソフィア・ロブ
【制作】2006年、アメリカ

旧約聖書の出エジプト記にある10の災いをモチーフとした作品。ホラー映画という位置づけであるが、「13日の金曜日」のようなスプラッターものではなく、「オーメン」に近い印象。

科学者のキャサリン(ヒラリー・スワンク)は、神の奇跡と呼ばれるような超常現象を科学的に説明する大学教授。日本だと大槻教授が頭に浮かんでしまうが、彼女が科学に没頭したのには、悲しい過去があり、それは映画の後半で明かされる。
死蝋化した神父の遺骸が、不法投棄された化学薬品の作用によるものであることを突き止めた彼女のもとに、ある町からの依頼が届く。ある少女が兄を殺した結果、川が赤く染まったというのだ。キャサリンは助手のベン(イドリス・エルバ)と現地を訪れる。案内人のダグ(デビッド・モリシー)と赤い川に訪れたキャサリンは、赤い服を着た少女、ローレン(アナソフィア・ロブ)に遭遇し、事件の映像が彼女の脳裏にフラッシュバックする。別のところにいたベンが、川の中に不審な浮遊物を見つける。すると、頭上の樹木から、大量のカエルの死体が落下してくる。これは、旧訳聖書の10の災いを想起させるものだった。10の災いとは、
・水を血に変える
・蛙を放つ
・ぶよを放つ
・虻を放つ
・疫病を流行らせる
・腫れ物を生じさせる
・雹を降らせる
・イナゴを放つ
・暗闇で覆う
・長子を皆殺しにする
というもの。これらの一つ一つが実際に起き始める。宣教師時代に、神を盲信する人々の手により夫と子どもを生け贄として殺されたことで、神の奇跡を否定するようになったキャサリンは、これが一連の根拠ある事象だとまくし立てるが、化学分析の結果、川の赤さの原因が血であり、それも20~30万人分に相当すると判明する。
町の人はローレンが呪われた子だと考え、殺そうとするが、キャサリンは彼女を守る。大量のイナゴが発生して人々を襲い、隕石のような炎が落下する惨事によって町の人は死に絶え、キャサリンとローレンが生き残る。
ローレンを乗せ、車で街を脱出するキャサリンが、二人で暮らしていこうとローレンに告げると、彼女は3人目がキャサリンのおなかの中にいると告げる。それは、ダグと過ごした一夜に身ごもったものであったが、旧約聖書によれば、それはサタンの子であるのだった。

ミリオンダラー・ベイビー」でアカデミー主演女優賞を受賞したヒラリー・スワンクの演技が光る。特撮もなかなかのできで、赤い色の川が広がるシーンは、本当に川を赤く染めたのだろうかと見まがうほど。しかし、10の災いを知らないと、突如空から炎が降ってきても、なんのこっちゃという感じになってしまい、ちょっとついていけなかった。

【5段階評価】3

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