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2011年2月28日 (月)

(366) 007 ワールド・イズ・ノット・イナフ

【監督】マイケル・アプテッド
【出演】ピアース・ブロスナン、ソフィー・マルソー、ロバート・カーライル、デニス・リチャーズ
【制作】1999年、イギリス

言わずとしれたスパイ映画の老舗、007シリーズの第19作。主演はシリーズ第17作から20作のボンド役、ピアース・ブロスナン。本作では、原子力潜水艦の爆破を企む一味の謀略を、ジェームズ・ボンドが阻止する。

石油王の娘、エレクトラ・キング(ソフィー・マルソー)は、かつてレナード(ロバート・カーライル)という悪党に誘拐されたが、見張り役を誘惑して殺害し、逃亡に成功していた。再び彼女がレナードに狙われると考えた諜報部は、ボンドを警護役にあてることにする。
レナードは、頭部に銃弾を受けた影響で、痛みを感じない不死身の肉体を手にしていた。彼は核弾頭を盗んでおり、パイプラインを爆破しようとしていると思われたが、実は、エレクトラ・キングとレナードは、誘拐を通じて、厚い信頼関係を結んでいた。彼女は、誘拐された自分を見殺しにしようとした父を恨んでおり、父を暗殺させ、石油会社を引き取ると、自分のパイプラインで大もうけできるよう、競合する海上輸送ルート上で原子力潜水艦事故に見せかけた放射能汚染を起こし、ルートを遮断しようとしていたのだった。
それを見抜いたボンドは、いちどはベッドをともにしたエレクトラのもとに戻り、彼女を倒すと、潜水艦に侵入してレナードを倒し、行動をともにしていたクリスマス・ジョーンズ博士(デニス・リチャーズ)を助け出すのだった。

007も、この頃は水戸黄門のようなお約束ドラマとなってしまっていて、どうせ主人公は助かるんだよな、という姿勢で観てしまうので、かといって制作側もそれを裏切ることはできず(「二度死ぬ」ネタは使用済みだし)、つらいところだろう。
ただ、本作は、展開がめまぐるしく変わる、凝ったストーリーになっており、観る者を飽きさせない工夫が見られる。最初は被害者と思われたエレクトラが、実は黒幕で、しかも超フェミニストのジェームズ・ボンドが、世界を救うために彼女を撃ち殺すという衝撃的なシーンも用意されている。
デニス・リチャーズは、本作でラズベリー賞を受賞してしまっているが、原子力専門の博士という知的な役どころの割に、大きなおっぱいを揺らしながら、ボンドの足手まといになっているだけのような印象もあり、やむを得ないところだろう。5歳年上のソフィー・マルソーのほうが、魅力的に見えてしまったりもした。

【5段階評価】3

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