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2011年1月19日 (水)

(332) 波の数だけ抱きしめて

【監督】馬場康夫
【出演】織田裕二、中山美穂、別所哲也、松下由樹、阪田マサノブ
【制作】1991年、日本

私をスキーに連れてって」、「彼女が水着にきがえたら」に続く、ホイチョイ・プロダクションズ原作のトレンディ映画。ホイチョイ三部作として、一世を風靡した作品。各作品の主役となる男女は、順に、三上博史+原田知世、織田裕二+原田知世、織田裕二+中山美穂、となっていて、常に一方が前作と共通している。

本作では、海辺のミニFM局が舞台。親の住むアメリカに移住する時期が迫っている、女子大生の田中真理子(中山美穂)は、湘南でミニFM局のDJをしている。仲間の小杉正明(織田裕二)は真理子のことが好きだが、告白することができずにいる(正確には、高校のときに告白し、つきあえない、と言われ、今に至っている)。真理子も内心では小杉にアメリカ行きを引き留めてほしいと願いつつも、微妙な関係が続いていた。
真理子は、広告代理店の博放堂に勤めるナンパな男、吉岡(別所哲也)に言い寄られる。吉岡は彼女の夢を叶えるため、会社の力を使って、FM局の受信範囲を広げるための企画をぶち上げる。しかし、真理子の本心が小杉にあると知った吉岡は、潔く真理子をあきらめ、小杉の応援に回る。FM局の公開の日、真理子はみんなが来る前にDJ局を去り、アメリカに発とうとする。小杉は吉岡に後押しされ、FMの電波を使って、真理子に向かって「好きだ! 」と何度も叫ぶ。しかし、真理子はちょうど、電波の届かないトンネルに入ってしまったところだった。

前2作と違い、主役の二人が結ばれないという結末。そのことは、オープニングで真理子の結婚式に小杉が遅れて入ってくるところで明らかになる。そのため、観客は、二人が結ばれないことを知りつつ、この切ないラブ・ストーリーを味わうことができるのだ。自分としては、本作が一番、胸にじーんときた。好きな人との関係って、つきあうよりもふられるよりも、実は告白できずに終わることのほうが多い。そんなことに改めて気付いた作品だった。

【5段階評価】3

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