(318) ジョーズ
【監督】スティーブン・スピルバーグ
【出演】ロイ・シャイダー、ロバート・ショウ、リチャード・ドレイファス
【制作】1975年、アメリカ
言わずと知れた、スティーブン・スピルバーグ監督の動物パニック映画の名作。
海開きを控えた海水浴場を人食い鮫が襲う。映画の序盤では、海水浴場で泳ぐ一般市民が犠牲となる。その中には子供が犠牲になるシーンもある。警察署長のブロディ(ロイ・シャイダー)は、海開きを中止するよう、市長に訴えるが、地域の経済発展のため、市長はその訴えを無視する。しかし、海開きの日、男が鮫に襲われ、ついに市長も鮫退治のゴーサインを出す。鮫退治を得意とする漁師のクイント(ロバート・ショウ)の船、オルカ号に、ブロディと海洋学者のフーパー(リチャード・ドレイファス)が乗り込む。
映画の後半は、オルカ号の3人と鮫との対決シーンである。樽の付いた銛を何度打ち込まれても、樽ごと海に潜る巨大鮫の驚異的な力で船は引っ張られ、最終的には沈没してしまう。傾いた船に巨体を乗り出した鮫によって、船尾は完全に水没し、傾いた甲板を滑るようにして、クイントは鮫に食い殺されてしまう。最後は、ブロディが圧搾空気のボンベを鮫の口に投げ込み、そのボンベを銃で撃ち、鮫を爆死させる。
巨大鮫は、序盤では姿を現さないが、後半では思う存分その巨体をさらす。このような演出は、この手の映画の定番となっている。
また、序盤の鮫は、ジョン・ウィリアムスの印象的な音楽「ジャージャン、ジャンチャズンチャ、ジャンチャズンチャ・・・」に乗って登場するが、後半では静寂の中、突如、巨大な鮫の頭が画面に登場するので、観客の恐怖心があおられる。鮫の映像は、特撮技術的にも、カット割りにしても、泳ぐシーンを含めて非常によくできている。素晴らしい娯楽映画だ。
【5段階評価】5
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