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2010年12月29日 (水)

(311) ゴースト・ハウス

【監督】オキサイド・パン、ダニー・パン
【出演】クリステン・スチュワート、ディラン・マクダーモット
【制作】2007年、アメリカ

製作は、「スパイダーマン」の、というより、本作であれば「死霊のはらわた」の、というべきか、サム・ライミ。ゴースト・ハウスとは、あまりひねりのない、そのまんまの邦題だが、原題は「The Messengers」。

オープニングでは、ある家族が、とある屋敷で惨殺されたことがモノクロ映像で示される。数年後、そこに引っ越してきたのがソロモン一家。
父親のロイ(ディラン・マクダーモット)と母親のデニース(ペネロープ・アン・ミラー)は、夫の失業のせいで、少々冷えた関係にある。長女のジェシカ(クリステン・スチュワート)は、映画の後半で明かされるが、未成年にもかかわらず飲酒運転をしたことがあり、特に母親からの信頼を得られないでいる。息子のベン(セオドア・ターナー)は3歳だが失語症で言葉が話せない。ロイは、家族の絆を取り戻したいと願っており、ひまわりの栽培により生計を立てようとしていた。しかしジェシカは、この屋敷に不穏な気配を感じていた。
ある日、ロイは大量のカラスに襲われるが、それを救ったのが、銃を持った男、ジョン(ジョン・コーベット)だった。独り身のジョンは、ひまわりの栽培を手伝うようになる。ジェシカは屋敷の地下室にただならぬ空気を感じはじめ、ついには悪霊の手により地下室の中に引きずり込まれそうになる。しかし、何を話しても両親の信用を得られない。そしてある日、屋敷に大量のカラスが押し寄せ、農作業をしていたジョンを襲った。そこでジョンの記憶がよみがえる。彼はかつて、この屋敷で、自分の元から逃げようとしていた家族3人を惨殺した男だったのだ。
妄想により、ソロモン一家を自分の家族と考えたジョンは、再び彼らを襲い始める。デニースとベン、そしてジェシカは地下室に逃げ込む。扉を破って地下室に入り込むジョン。そこにロイが戻ってきたが、あえなくジョンが手にしたピッチフォークで背中を突き刺される。ジェシカにジョンの魔の手が届こうとしたとき、地下室の地面から手が伸び、ジョンにつかみかかった。ジョンに殺された家族達が、ジョンを亡き者にしようとしていたのだった。地中に引きずり込まれたジョンは、ジェシカをも引きずり込もうとするが、ロイとデニースは必死に娘を引っ張り上げ、家族は助かる。ようやく家族の絆を取り戻したソロモン一家のおだやかな農作業の場面で映画は幕を閉じる。

ただ単に悪霊が人を襲い、大量殺人が起きるという映画ではなく、謎解きの要素もある作品。怖い映画だが、悪趣味なほど怖がらせるわけではなく、品のあるシリアスな映画になっている。
トワイライト」シリーズで、いまや押しも押されもせぬ大女優となったクリステン・スチュワートを起用している辺りは、先見の明があったと言えるかもしれない。

【5段階評価】3

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