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2010年12月17日 (金)

(299) コンタクト

【監督】ロバート・ゼメキス
【出演】ジョディ・フォスター、マシュー・マコノヒー、デビッド・モース
【制作】1997年、アメリカ

カール・セーガンの小説の映画化。ジョディ・フォスターが女性科学者を演じている。

幼い頃に亡くなった父、テッド(デビッド・モース)の影響で宇宙に興味を持つようになったエリー・アロウェイ(ジョディ・フォスター)は、ベガから人為的な信号が発信されていることに気づく。それは最初、素数を順に伝えているだけかと思われたが、やがてその中に、ベルリン・オリンピックのテレビ映像が織り込まれていることが分かった。つまり、地球から発した電波がベガに届き、それが返信されているのだった。さらに、ノイズと思われた信号の中に、詳細な図面が織り込まれていることが明らかになる。それは、宇宙空間を移動するポッドの設計図だった。
エリーは、宗教家のパーマー(マシュー・マコノヒー)と、思想の違いを乗り越えた愛をはぐくみながら、信号の謎に取り組む。ポッドに乗り込む役割は、ドラムリン(トム・スケリット)に奪われるが、自爆テロによってドラムリンは死んでしまう。計画は頓挫したかに見えたが、大富豪のスポンサー、ハッデン(ジョン・ハート)は、北海道に同じ施設を建造していた。
そこからエリーは宇宙飛行に挑む。高速で回転する、複数の巨大な輪の中に、エリーの乗った球形のポッドが落下すると、ポッドは宇宙空間のワームホールを高速で移動し、ついに夢のように美しい空間にたどり着く。そこは、幼い頃の父と夢に見た、フロリダ、ペンサコーラの海岸だった。しかし、手を伸ばすと風景は揺れ、人工的なものであるようだった。そこに、何かが近づいてくる。ベガ星系の宇宙人かと思いきや、そこに現れたのはエリーの父、テッドだった。エリーの興奮を静めるため、エリーの記憶をダウンロードし、父を映像化していたのだった。エリーは父の姿をした相手と短い会話を交わし、気づくとまたポッドの中だった。
エリーにとっては18時間近い体験だったが、地上の人々は、ポッドがただ装置の中を落下し、海中に落ちるのを目にしただけだった。3,000億ドルの壮大な実験は失敗し、エリーの話は妄想と片付けられようとしていた。しかし、パーマーは彼女のことを信じると告げた。エリーは子供達を相手に宇宙の夢を語る暮らしを続け、あのときの体験に思いを馳せる。そんなシーンで映画は終わる。

宇宙人は登場しないが、宇宙に向かう計画の進行を、クリントン大統領の映像や、実際のニュースキャスターやテレビ番組を使いながら伝えるところは、リアリティがあり(クリントン大統領の話が核心を突かないのがもどかしいが、合成なのでしかたがない)、面白い。
宇宙の移動も独特でありながらリアリティもあり、よいできばえ。さすが、カール・セーガンというところか。
途中、自爆テロを演じたジェイク・ビューシーは、「スターシップ・トゥルーパーズ」でリコとともに闘う兵士を演じていた役者だ。

【5段階評価】3

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