(295) 日本沈没
【監督】樋口真嗣
【出演】草彅剛、柴咲コウ、豊川悦司、大地真央
【制作】2006年、日本
小松左京氏の小説の映画化。一度、映画化されているのでリメイクである。
日本近海でバクテリアの出すガスによって海底プレートの動きが活発になり、日本で大噴火、国土の沈没が起きる。JAMSTECに勤める潜水艇の操縦士、小野寺(草彅剛)は、火の海の中、東京消防庁のハイパーレスキュー隊員、阿部玲子(柴咲コウ)に救助され、彼女の仲間との共同生活を始める。
科学者、田所(豊川悦司)は、日本が沈没するまで1年弱と予測。その進行は止められないかに見えたが、海底プレートに掘削をして爆弾を埋め込み、一気に爆破させることで、海底に引き込まれているプレートを寸断させるという作戦を編み出す。
政府の要職にある田所の元妻、鷹森(大地真央)は、世界中から掘削船を集め、その作戦を実行に移す。しかし、信管を爆破させるため、小野寺の相棒、結城(及川光博)が潜水艇で海底に潜ったが、突如、海底からわき上がった泥流に飲まれ、命を落とす。それを知った小野寺は、イギリスからの仕事のオファーを退け、旧式の潜水艇で戻ることのできない作戦に挑む。見事に作戦は成功するが、小野寺は帰らぬ人となる。
草彅剛がSMAPのメンバーでキャストが有名人すぎるせいか、今ひとつ映画にのめり込むことができなかった。沈没のシーンはそこそこ迫力があるのだが、人と人との情緒的なシーンが多く、退屈なところもあった。高台に向け、絶望的な進軍をしていた玲子の仲間達のところに、ヘリで玲子が到着するところは、ベタながらちょっと泣けたけど。
【5段階評価】3
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