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2010年12月11日 (土)

(293) インベージョン

【監督】オリバー・ヒルシュビーベル
【出演】ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ
【制作】2007年、アメリカ

何度も映画化されているジャック・フィニのSF小説、「盗まれた街」が原作の映画。

墜落したスペースシャトルが地球に持ち込んだウィルスに人類が侵略される。墜落したスペースシャトルには、謎の生命体が付着していた。精神科医のキャロル(ニコール・キッドマン)は、患者から「夫が夫じゃなくなった」という相談を受け、はじめは精神的な疾患と考えていたが、それが次第に周囲に拡散していることに気づき始める。
キャロルは、別れた夫、タッカー(ジェレミー・ノーサム)に、息子のオリバー(ジャクソン・ボンド)を預けるが、夫もまた、謎のウィルスに感染していた。オリバーを連れ戻そうとタッカーの家に向かうキャロルだったが、ウィルスに感染した人々の異様な結束力にあらがうすべもなく、彼女自身がウィルスに冒されてしまう。
友人のベン(ダニエル・クレイグ)の支援を受けながら、なんとか息子を取り戻したキャロルは、コンビニに立てこもるが、そこに登場したベンもまた、ウィルスに冒された状態だった。キャロルはベンの脚を銃で撃ち、間一髪で、ウィルスの研究者、スティーブン(ジェフリー・ライト)の乗ったヘリで救出される。
その後、ウィルスノワクチンがスティーブンによって開発され、侵略は食い止められる。感染した人々ももとにもどり、平和な生活が訪れたところで映画は終わる。

感染者が増殖し、人を襲うという構図は、ゾンビものとも通じるところがあるが、本作の特徴は、感染者は争いを好まないという点にある。感染者が非感染者を追い求めるのは、非感染者を食らったり、殺したりするのが目的ではなく、あくまで仲間を増やそうとしているだけである。しかも感染者が増えた結果、世界各地で起きている紛争が、次々と平和的な収束に向かう。果たして、人は人のままでいるのがよいのか、実は感染してしまった方がいいのか。人が人を殺す狂気を当たり前のように受け止めている我々に対して、この主題は大いに挑戦的と言えるだろう。

【5段階評価】3

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