(274) ファイアーウォール
【監督】リチャード・ロンクレイン
【出演】ハリソン・フォード、ポール・ベタニー、バージニア・マドセン
【制作】2006年、アメリカ
ハリソン・フォード主演のサスペンス映画。
銀行のセキュリティ担当の重役、ジャック・スタンフィールド(ハリソン・フォード)が、口座預金の強奪を狙う犯罪一味に狙われる。首謀者のビル・コックス(ポール・ベタニー)は、ジャックの家に押し入り、妻と二人の子供を人質に取った状態で、ジャックを勤め先に行かせ、口座の金を横流しさせようとする。
ジャックは何度も抵抗を試みるが、いったんはビルの口座に1億ドルを振り込む。しかし、口座の番号を密かに控え、それをもとにして口座の金をゼロにしていき、逆にビルに対して、金を返してほしければ家族を返せと迫る。ビルらは鉄道しか通らないような荒野の廃墟をねじろとするが、ジャックは飼い犬の首輪のGPSを頼りに、ビルの居場所を突き止め、最後は格闘の末、ツルハシを背中越しにビルに突き立て、ビルを倒す。
途中の展開はスリルとアイディアに富み、なかなか面白いのだが、最終的に犯人を殺して終了というのが、あまり知的ではなかった。もっと犯人を歯がみさせるようなウィットに富んだ結末の方がよかった(例えば「交渉人」のような)。
また、ハリソン・フォードがけっこうご高齢(公開当時64歳)になってからの作品のわりに、クライマックスが激しいアクションシーンで、何となく見ていて痛々しいというか、若い犯人と格闘してこうなるかなぁ、みたいな違和感を覚えなくもなかった。
作中に登場する、銀行合併話の相手であるゲイリーを演じているのは、ロバート・パトリック。「ターミネーター2」のT-1000を演じた人だが、特徴のあるまなざしは当時のままだった。
【5段階評価】3
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