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2010年10月18日 (月)

(250) パーフェクトワールド

【監督】クリント・イーストウッド
【出演】ケビン・コスナー、クリント・イーストウッド
【制作】1993年、アメリカ

脱走囚と人質になった少年との間に芽生える友情を描く。

草原で寝転がる男(ケビン・コスナー)。風に舞うドル紙幣。上空にはヘリの音。いかにも映画的な、印象的なオープニング。男の名はブッチ。仲間とともに刑務所を脱走するが、その仲間は何度も殺人を犯した危険な男だった。二人は民家に忍び込み、そこにいた少年、フィリップを誘拐し、逃走する。ブッチは仲間の男の無神経な行動に耐えきれず、逃走中に彼を撃ち殺してしまう。そこからブッチとフィリップの奇妙な逃避行が始まる。
犯人を追う警察署長のレッド(クリント・イーストウッド)は、かつてブッチを逮捕した際、父親がひどい犯罪者だったことから、あえてブッチを家に戻さず、少年刑務所に送ったのだが、そのことに罪の意識を感じていた。ブッチは、持っていた絵はがきの差し出し元であるアラスカを目指す。しかし途中で泊めてもらった家の老人が、ブッチが脱走囚であることに気づいて孫を手荒く扱ったとき、それを見とがめたブッチが老人に逆上する。その姿を見かねたフィリップは、ブッチを撃ってしまう。
草原の木の根元に逃げ込む二人。警察の包囲網がついにブッチの目の前に迫る。遠方から見守っていた警察だったが、少年を引き渡そうとしたブッチを、狙撃係が思わず撃ってしまう。ブッチは死に、息子は母親の元に戻った。オープニングに、草原で寝転がっていたブッチの姿は、このときの撃たれた直後の状況だったのだった。

クリント・イーストウッド監督らしく、作品全体に哀しみが通底し、その中で細かいエピソードがつむがれる。最後に大きな悲劇が訪れるが、その頃には見る側も、その必然を受け入れる覚悟ができている気がする。
レッドと行動をともにする心理学者を演じたローラ・ダーンは、この映画と同年に公開された「ジュラシック・パーク」の女性学者も演じている。

【5段階評価】3

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