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2010年9月

2010年9月30日 (木)

(235) ファンボーイズ

【監督】カイル・ニューマン
【出演】サム・ハンティントン、クリス・マークエット、ダン・フォグラー、クリステン・ベル
【制作】2008年、アメリカ

スター・ウォーズ・フリークの3人が、新作「ファントム・メナス」のフィルムをジョージ・ルーカス・スタジオから盗み出そうとして巻き起こす騒動を描いたコメディ。

随所にスター・ウォーズのパロディや有名な台詞(「I love you」「I know」とか、「I have a bad feeling about this.」とか)が出てきたり、カルトなクイズ(「レイア姫が反乱軍の基地の場所を聞かれたときに答えた星の名は。」とか(答えはダントゥイーン))が出たり、ファンには楽しめる作品。

途中で、「スター・トレック」のカーク船長を演じたウィリアム・シャトナーや、「スター・ウォーズ」シリーズでレイア姫を演じたキャリー・フィッシャー、ランド・カルリジアンを演じたビリー・ディー・ウィリアムズらが登場し、観客をにやりとさせる。

【5段階評価】3

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2010年9月29日 (水)

(234) 新ポリス・ストーリー

【監督】カーク・ウォン
【出演】ジャッキー・チェン、ケント・チェン
【制作】1993年、香港

実話を元にしたらしく、とことんシリアス。従業者を犠牲にして悪辣に稼ぐ不動産王、ウォン・ヤッフェイ(ロー・ガーイン)が誘拐される。犯人の一味の中には、現職の警部、ハン(ケント・チェン)がいた。台湾の捜索にハンとともに向かったエディ刑事(ジャッキー・チェン)は、犯人を追い詰める際、犯人と謎の言い争いをしているハンを不審に思うようになる。
誘拐現場の捜索中、ハンが事件に関わっていると見抜いたエディだったが、不意を突かれて逃げられてしまう。ハンは誘拐されたヤッフェイの妻をそそのかして身代金を入金させると姿をくらます。エディは誘拐現場に残されていたジャンクフード店のレシートを頼りに張り込みを続け、ついにハンら犯人一味を見つける。ここからはジャッキー・チェンの大迫力のアクションが展開。重たいテレビを投げつけたり、本当に相手を殺そうとするような格闘で、ジャッキー・チェンの映画にあるどことなくコミカルな印象がない。撮影のすさまじさも伝わってくる。
ハンを追い詰めたエディ。ハンは、危険と隣り合わせの刑事の仕事がいかに不遇かを吐露し、誘拐されたヤッフェイの居場所を教えようとしない。エディはハンを連行し、漏れたガスに引火して火の海になったビルから出ようとするが、部屋に閉じ込められた子どもを見つけると、ハンを置いてその子を助けようとする。逃走路の扉に鍵をかけ、エディをまいて逃げようとするハンだったが、火災によって弱くなった床が抜け、階下に落ちて動けなくなってしまう。エディは、倒れたハンのもとに駆け寄り、ハンを助け起こそうとする。しかし、ハンは、幼い子どもと自分の二人を同時に助けることなどできないと悟り、エディに「その子を連れて逃げろ」と伝え、ついに誘拐されたヤッフェイの居場所を告げる。ハンはその直後、天井から落下したがれきに埋まって死亡。エディは何とか子どもを助け出し、事件は解決する。

全体を通してシリアスな展開で、ジャッキー・チェンの主演作品としては異質だが、アクション・シーンの迫力は、別の意味ですばらしい。

【5段階評価】4

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2010年9月25日 (土)

(233) ディープ・ブルー

【監督】アラステア・フォザーギル、アンディ・バイヤット
【出演】マイケル・ガンボン(声)
【制作】2003年、イギリス、ドイツ

海洋の生物をテーマにしたドキュメンタリー。それ自体が一つの生命体であるかのような小魚の群れ、エイの大群、カラフルに点滅する深海の生物など、見たこともないような映像が魅力的である。

ただ、映像には大いに知的好奇心をそそられるのだが、生物の名称や特徴、習性の理由などについての解説があまりないので、わき起こった知的好奇心があまり満たされないというフラストレーションが若干たまる。

【5段階評価】3

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2010年9月24日 (金)

(232) ハウルの動く城

【監督】宮崎駿
【出演】倍賞千恵子(声)、木村拓哉(声)
【制作】2004年、日本

スタジオ・ジブリ制作のいわゆる宮崎アニメ。魔女の魔法でおばあさんの姿にされた娘が、町で恐れられているハウルの城に入り込み、各地で戦争を起こしている魔女との争いに挑む。

主役は18歳の娘、ソフィー。18歳の声にしては落ち着いているな、と思ったら、声優は倍賞千恵子さん。おばあさんの声と娘の声を使い分けて演じているが、娘の方はちょっとね。そしてハウルの声は木村拓哉。よく聞いているとなるほどと思うけれども、言われなければ気づかないような。ホントこの人の多才ぶりはすごいなぁと思う。

ただ、「となりのトトロ」にも言えることかもしれないが、この映画が見せたいのは、ストーリーというよりも世界観そのものであり、話の展開自体は付け足しであるように思えた。荒れ地の魔女によっておばあさんの姿にされたソフィーは、途中から白髪交じりの髪以外は若くなったり、湯婆婆なみの魔女のようにどっとふけこんだりする。たぶん意味があるんだろうけれど、分かるような分からないような感じ。
ハウルの城で街の喧騒から抜け出し、カカシのカブに洗濯を手伝わせながら、美しい眺めの湖畔でマルクルとお茶を飲む。戦争の続く不安に満ちた世界だからこそ、そんなおだやかな一コマで心が安らぐ。そんな良さがこの映画にはあるのだが、後半はガチャガチャと戦いのシーンが続くので、正直、何度も観たい、という感じではなかった。

【5段階評価】3

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2010年9月23日 (木)

(231) ポリス・ストーリー3

【監督】スタンリー・トン
【出演】ジャッキー・チェン、ミシェル・キング、マギー・チャン
【制作】1992年、香港

ポリス・ストーリー」シリーズ3作目。「ポリス・ストーリー2 九龍の眼(クーロンズ・アイ)」の続編。

今回、カークイ刑事(ジャッキー・チェン)は中国に飛び、中国の女性刑事、ヤン(ミシェル・キング)とともに、悪の組織にスパイとして潜入し、黒幕チャイバ(ケン・ツァン)の逮捕を狙う。

過去の作品に比べると、生身のアクションシーンがやや少なめ。収監されている組織の中ボス、パンサー(ユン・ワー)の脱獄を助けるところでのアクション以外は、あまり目立ったものがない。中盤で激しい銃撃戦やら爆破シーンがあるのだが、銃撃戦はそもそもジャッキー・チェンの映画の売りではないし。
本作の一番のハイライトは、ヘリコプターからぶらさがった縄ばしごにジャッキー・チェンがつかまっての飛行シーン。確かに型破りの映像なのだが、ジャッキーは基本的にしがみついているだけだし、チャイバがカークイ刑事を振り落とそうとして、建物の屋上の看板にぶつけたりするのだが、「ていうか縄ばしごごと落とせば? 」なんて思ったりして、今ひとつ盛り上がりに欠ける。
ラストの列車の屋根での戦闘も、列車の屋根とヘリコプターの組み合わせというのは、「ミッション・インポッシブル」や「ブロークン・アロー」など、意外とあるし、ジャッキー・チェンのアクションの見せ場としては、動ける範囲が狭くてもったいないのと、しかも本作の場合は、最後まで残るのがベニー・ライウォン・インシクベニー・ユキーデのような超強敵ではなく、ふつうのおじさんのケン・ツァンだったりして、あまりハラハラドキドキという感じではなかった。もちろん、列車から落ちそうになりながらのアクションが命がけですごいのはすごいんだけど。

【5段階評価】4

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2010年9月22日 (水)

(230) ブロークン・アロー

【監督】ジョン・ウー
【出演】クリスチャン・スレーター、ジョン・トラボルタ、サマンサ・マシス
【制作】1995年、アメリカ

核弾頭を巡って、空軍パイロット2名が繰り広げる戦いを描いたアクション。ノン・ストップアクションというにふさわしい、激しい展開。ジョン・ウーの乗りに乗った時期の作品であり、とてもできがいい。「M:I-2」なんかは、同じ監督で本作に負けないぐらいの大物俳優を擁しているにもかかわらず、なんとなくやりすぎでもういいよっていう感じなのだから、さじ加減は難しい。

空軍大尉のヘイル(クリスチャン・スレーター)は、核弾頭を搭載したステルス戦闘機での訓練中、核弾頭の略奪をたくらむ先輩パイロットのディーケンス少佐(ジョン・トラボルタ)と乱闘となり、脱出装置で機外に放り出されてしまう。ディーケンスは米政府に、核弾頭を買い戻す要求をつきつけ、多額の金を手にしようとしていた。ブロークン・アローとは、核紛失を意味する暗号だった。
パーク・レンジャーのテリー(サマンサ・マシス)の援助でディーケンスを追うヘイルは、ディーケンスたちが核弾頭を運ぼうとしていたヘリを破壊し、トラックを奪うと、銅山の廃坑に逃げ込む。そこはディーケンスたちが脅しのために、略奪した2つの核弾頭のうちの1つを爆破する予定にしていたところであり、ディーケンスは起爆用の時限装置を起動させる。
テリーとともに何とか廃坑から逃げ出したヘイルは、次に彼らが核弾頭の運搬に用いるのは鉄道だとにらみ、後を追う。ヘイルと別行動で、ディーケンスらの乗った貨物列車に忍び込んだテリーだったが、あえなくディーケンスに見つかる。そこにヘリに乗ったヘイルが登場し、死闘の末、ついにディーケンスを倒す。列車は大破するが、核弾頭は回収され、ヘイルとテリーが無事に再会するところで映画は終わる。

爆破シーンや墜落したヘリのローターが転倒したテリーに迫るシーンなど、迫力ある映像が目白押し。ジョン・ウーおなじみの二丁拳銃も、もちろん登場。ディーケンスらが廃坑から鉄道までボートで移動する際、ボートの中にテリーがフード一枚かぶったぐらいの隠れ方で見つからずにすんだりするところは、ちょっと強引な感じもあるが、ジョン・トラボルタのクレイジーな悪役ぶりがはまっていて、とてもよかった。
あと、ビョンバンビョンバーン、ビョンビョンベンボーン(文字で書くとショボすぎだが)っていう、ちょっと哀愁を帯びたテーマ曲もかっこいい。

【5段階評価】5

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2010年9月21日 (火)

(229) エクスクロス 魔境伝説

【監督】深作健太
【出演】松下奈緒、鈴木亜美、小沢真珠
【制作】2007年、日本

ホラータッチのコメディ。逆かもしれないけど、個人的にはホラーというほどの怖さは感じない作品だった。

どこからともなく聞こえる携帯電話のバイブレーターに、女子大生の水野しより(松下奈緒)が気づくところから始まる。彼女は彼氏の朝宮圭一(池内博之)の浮気にショックを受け、友達の火請愛子(鈴木亜美)とともに、阿鹿里村(あしかりむら)に傷心旅行に訪れていた。しかし、実はそこは、女性の左足を切り落とし、生き神としてまつるという風習の残った村だった。地図にもネットにも情報のないこの村での、二人の逃走劇が展開する。
しよりは、温泉に入っている間、愛子とちょっとした言い争いになり、一人で宿泊しているロッジに戻る。そこで、自分のものではない携帯電話が鳴っているのに気づき、それを手にすると、京大で民俗学の研究をしているという物部と名乗る男から「はやくそこから逃げろ、足を切り落とされるぞ! 」と説得される。電話中に停電が起き、パニックになるしより。外には懐中電灯をもった村人が大量にやってきて、ロッジを取り囲んでいる。何とかロッジから逃げ出し、友人の橘弥生(中川翔子)に電話をすると、「物部という教師は京大にいない。愛子には気をつけろ」と助言される。
一方の愛子は、かつて彼女が振った男性の元彼女であるレイカ(小沢真珠)につけ回される。レイカは巨大なはさみを持ち、愛子に襲いかかる。愛子は「まぜるな危険」と書いてある洗剤や、チェーンソーでレイカと渡り合う。この辺りから映画は徐々にコメディっぽくなってくる。愛子は死闘の末、レイカにガソリンを浴びせ、火を付けてレイカを倒す。愛子は実は、しよりの恋人の朝宮から、しよりとよりを戻したいと頼まれ、彼女をこの村に誘っていたのだった。しかし実は、朝宮自身がこの村の出身者であり、生き神として幽閉するためにしよりをおびき出そうとしていたのだった。
しよりは村人に追われながら、物部の助けを待つが、そこに朝宮が現れる。しかし、彼はしよりを生け贄とするため、村に引き返した。全てを悟ったしよりだったが、祭祀用の丸太に縛り付けられ、足を切断される絶体絶命の危機。そこに携帯電話を動画撮影モードにした愛子が現れ、「画像をばらまくよ! 」と村人を脅しながらしよりを救い出す。そこに、焼け焦げて死んだと思われたレイカが再び現れ、村人たちとの大乱闘となる。そのすきをついて逃げようとするしよりと愛子。そこにようやく物部が車で登場し、何とか村人を振り切る。
人心地就いたところで、運転席の物部が、後部座席の二人の方を向くと、その顔はフットボールアワーの岩尾。ようやくホッとさせたところで、突如、車の天井からレイカが襲ってきて、ギャーッとなったところで映画は終わる。

まあ、それなりに楽しめはしたが、コメディタッチでどうせ助かるんでしょ、という感じであり、あまり緊迫感はなかった。まあ、怖すぎる映画は苦手なので、これぐらいのほうが安心してみられるけれども(自動録画された「THE JUON」は観ずに消去してしまった私・・・)。

【5段階評価】3

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2010年9月20日 (月)

(228) ポリス・ストーリー2 九龍の眼(クーロンズ・アイ)

【監督】ジャッキー・チェン
【出演】ジャッキー・チェン、マギー・チャン
【制作】1988年、香港

ポリス・ストーリー 香港国際警察」の続編。前作に比べて、さらにシリアスなタッチになっている。

今回も麻薬密売組織とそれを追う警察という展開である。
序盤は、前作でカークイ(ジャッキー・チェン)に逮捕されたチュウ・トウが、病気を理由に釈放され、カークイや恋人のメイに嫌がらせを始める。公園で金属棒を振り回す集団に襲われるシーンのアクションは圧巻。
平行して、爆弾テロで企業を恐喝する集団が現れる。映画の後半は、彼らと警察との攻防が主な内容となる。最後は花火工場で、犯人一味との格闘となる。その中の一人は、背の低い聾唖者(ベニー・ライ)で、「アパ、アパ、アパ」としか話せず、とても強そうには見えないが、すさまじい足技使いで、カークイも正攻法では全く歯が立たない。劣勢となるカークイだったが、爆竹を投げつけることで主導権を握り、最後は上層階から階下に落として決着をつける。

本作も、細かいアクションのアイディアの数々が秀逸で、思わず手に力の入る迫力がすばらしい。こういう映画を見て、アクションや格闘技を志す人間がいても不思議はない。

【5段階評価】5

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2010年9月19日 (日)

(227) ポリス・ストーリー 香港国際警察

【監督】ジャッキー・チェン
【出演】ジャッキー・チェン、マギー・チャン、ブリジット・リン
【制作】1985年、香港

ジャッキー・チェン主演の映画。現代を舞台に、カンフー主体ではない生身の戦いに重点を置くことで、ジャッキー・アクションの転機となったとも言える作品。個人的には、ジャッキー・チェンの映画の中で、この映画が一番好きだ。

カークイ(ジャッキー・チェン)は、麻薬組織を一網打尽にしようとする捜査チームの一員となり、逃げようとする組織のボス、チュウ・トウ(チュウ・ヤン)を逮捕するが、裁判では、チュウの抱える弁護士から、誤認逮捕だと追及されてしまう。カークイは、チュウの犯罪を知りうる秘書のサリナ(ブリジット・リン)の警護役を任せられるが、彼女は自宅で暴漢に襲われる。しかしこれは、カークイの警護をいやがるサリナに、警護の必要性を感じさせるための、カークイと同僚刑事による狂言だった。
サリナに何とか身に迫る危険を信じ込ませたカークイは、サリナを連れて自宅に向かう。途中、今度は本当に暴漢に襲われる。サリナが邪魔だと感じたチュウの指示で現れた一味だった。何とかそれを撃退し、自宅に戻ると、そこにはサプライズ・パーティを企画して、仲間とともに彼の帰宅を待っている恋人のメイ(マギー・チャン)がいた。しかしカークイが下着姿のサリナを連れ帰って来たのを見て、メイはすっかり誤解してしまう。サリナも、カークイの部屋に飾ってある集合写真を見て、自宅に現れた暴漢がカークイの同僚だったことに気づき、カークイの家から姿を消す。
チュウはサリナをかくまうと、そこにカークイをおびき寄せる。カークイがサリナの居場所にたどり着くと、そこに警察仲間のブンが現れた。彼は警察を裏切り、チュウ達に加担していたのだった。しかしチュウの一味は、カークイから銃を取り上げ、その銃でブンを撃ち殺す。カークイに濡れ衣を着せたのだった。
警察官殺しの濡れ衣を着せられたカークイは、警察署に戻り、無実を訴えるが、署長はカークイの逮捕を命じる。カークイの怒りは頂点に達し、「署長が安全な場所にいる間、警察官は命がけで職務を遂行しているんだ」と怒鳴り、署長を盾にとって車に乗り込むと、警察署から脱走する。しかし、署長自身もカークイが犯人だとは思っていなかった。逃走した車から署長を降ろすとき、カークイは署長に「撃つつもりはありませんでした」と告げ、署長も「何もできないが、これで少しは時間稼ぎになったろう」と、彼のチュウ・トウ逮捕に協力を表明する。
カークイは、恋人メイとともに、チュウ達のデパートに張り込む。サリナはデパートにあるコンピュータから、チュウの働いた悪事に関するデータを抜き取り、脱出しようとする。サリナの行動に気づいたチュウ達が、車でデパートに乗り込むのを見て、カークイもそれを追ってデパートに突入する。
ここからは息もつかせぬアクションシーンの連続。本当にケガしないのだろうか、というぐらい、エスカレータの隙間から下に落ちたり、ガラスのショーケースに人が突っ込んだり。それをアクション俳優だけではなく、サリナ役の美人女優、ブリジット・リンまでも、背負い投げでテーブルにたたきつけられたり、ショーケースの中に投げ込まれたり、容赦ない攻撃を受ける。
最後は、吹き抜けのホールに上下に伸びるポールを使って、5~6階はあろうかという高さから一気に滑り降りるハイライトシーン。ここはさすがのジャッキー・チェンも記憶が飛ぶぐらい怖かったそうだ。

とにかくうちのパパが「いやー、見る前はバカにしてたけど面白かった」というぐらい、手に汗握る展開。軽々しく使いたくないが、永久保存版にふさわしいできだと思う。あと、テーマ曲もかっこいい。

【5段階評価】5

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2010年9月18日 (土)

(226) サンダーアーム 龍兄虎弟

【監督】ジャッキー・チェン
【出演】ジャッキー・チェン、アラン・タム、ロザムンド・クワン
【制作】1986年、香港

ジャッキー・チェン主演の映画。ジャッキー・チェンに脂の乗った頃であり、アクションシーンはアイディアに富み、すばらしいできばえ。

世界中の秘宝を狙うトレジャー・ハンター、アジアの鷹(ジャッキー・チェン)。世界の5つの財宝を狙う闇の邪教団に、昔、恋心を抱いていた女性、ローレライ(ロザムンド・クワン)を誘拐されたことを知った彼は、ローレライの恋人、アラン(アラン・タム)とともに、彼女を救うため、邪教団のアジトに潜入する。教団員や4人のアマゾネス軍団との死闘を経て、最後は仲間の待つ気球にダイブし、脱出に成功する。

アクションシーンは感動的だが、若干、三菱車の宣伝が鼻につき、下品に感じられるのが残念。

【5段階評価】5

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2010年9月17日 (金)

(225) 耳をすませば

【監督】近藤喜文
【出演】本名陽子(声)、高橋一生(声)
【制作】1995年、日本

スタジオ・ジブリのアニメ。宮崎駿は監督ではなく、脚本・絵コンテで関わっている。オープニングは、名曲「Take Me Home, Country Roads」に乗って進行。本作品のテーマ曲となっている。

中学三年生の月島雫(本名陽子)は読書好き。自分の借りる本の図書カードに、いつも名前の載っている「天沢聖司」という名前が気になり、ほのかなあこがれを抱いていた。果たしてそれは、同じ学校の生徒だった。電車に乗っていた太り気味な猫に誘われるように訪れた骨董品店、「地球屋」で、雫は、彼(高橋一生)がバイオリン作りをしていることを知る。将来はバイオリン職人になりたいと夢を語る聖司に、彼に見劣りしない女性になりたいと焦る雫。聖司が海外に行っている間、雫は受験勉強を中断して、小説の執筆に没頭する。地球屋の主人の老人に小説を読んでもらい、荒々しい原石をこれからも磨くといい、と言われた雫は、老人の前で涙を流す。
翌日、早起きして部屋の窓を開けると、外には、まだ帰ってきているはずのない聖司がいた。一日予定を切り上げて帰国していたのだった。
二人は夜明け前、自転車で丘に登り、日の出を見る。そこで雫に「俺と結婚してくれないか」といきなりプロポーズしてしまう聖司。ほおを赤らめ、うなずく雫。「大好きだ、雫! 」と聖司が叫んで、雫を抱きしめるところで映画は終わる。

少しおとなしすぎて、大ヒットはしなかったようだが、ほのぼのとしていい作品だった。

【5段階評価】3

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2010年9月16日 (木)

(224) がんばっていきまっしょい

【監督】磯村一路
【出演】田中麗奈、中嶋朋子
【制作】1998年、日本

ボートにあこがれ、女子ボート部を創設して大会での勝利を目指す少女を描いた青春映画。田中麗奈の初主演作品。

女子一人でボート部に入った悦子(田中麗奈)は、大会に出られるよう、友達4人を無理矢理巻き込む。初戦はボロ負け。体育教師が女性コーチをつけてくれる。コーチの名前は入江晶子(中嶋朋子)。厳しい練習を課すものの、けだるい感じの女性で、「あなたたちのこと、嫌いなのよね」と悦子に言ってはばからない。しかし、悦子のやる気にほだされ、まじめに指導をするようになり、ついに大会で初勝利をする。全国大会への出場には至らなかったものの、晶子も声をからして応援し、善戦する。

さわやかで、最後のレースはジーンとくる。感じのいい作品だった。

【5段階評価】4

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2010年9月15日 (水)

(223) プロジェクト・イーグル

【監督】ジャッキー・チェン
【出演】ジャッキー・チェン、ドゥドゥ・チェン、エヴァ・コーボ
【制作】1991年、香港

ジャッキー・チェン主演の映画。「サンダーアーム 龍兄虎弟」の続編。

アジアの鷹(ジャッキー・チェン)は、伯爵の依頼で、ドイツ軍が隠した240トンもの金塊を見つけ出そうとするが、謎の部隊がその邪魔をする。部隊の長は、金塊を隠したドイツ軍の生き残りであった。そのほかにも、ジャッキーを追う盗賊達なども現れ、大乱闘が随所で繰り広げられる。

クライマックスは、風洞実験室でのアクションシーン。風の力で飛ばされそうになりながらのアクションが長時間繰り広げられる。ただ、このシーン、どちらかというと、ちょっとアイディア倒れというか、かつてないアクションシーンを描こうとするあまり、ちょっとコミカルすぎて、何というか、ふつうのアクションシーンがみたいなぁ、と思ってしまった。とはいえ、ところどころに挿入される、しびれるアクションは健在。本作で地味にすごいのが、鍵のかかった門戸を、門柱を蹴ってトントンっと超えるシーン。エンディングのNGシーンで何度もやり直していることを明かしているが、こういうところに手間をかけるのが、ファンにはたまらない。
気になったのは、ジャッキー・チェンとともに冒険を繰り広げる女性が3人も登場するのだが、ちょっと多すぎる。何となく、ジャッキー・チェンの趣味で3人をキャスティングしてない? なんて、ちょっとうがった見方をしてしまった。

【5段階評価】4

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2010年9月14日 (火)

(222) プレデター2

【監督】スティーブン・ホプキンス
【出演】ダニー・グローバー、ゲイリー・ビジー
【制作】1990年、アメリカ

プレデター」の続編。前作はジャングルが舞台だったが、本作はロサンゼルス市街でプレデターと人との戦いが繰り広げられる。

オープニングはコロンビアの麻薬マフィアと警察との銃撃戦。ハリガン刑事(ダニー・グローバー)はアジトへの突入を強行するが、そこにはすでに皆殺しにされたマフィア達の死体が転がっていた。逃げようとしたマフィアのボスも、何かにおびえ、ビルの屋上から転落死する。惨劇の主は、もちろんプレデターである。しかしハリガンは知るよしもない。そこに麻薬取締局のキース(ゲイリー・ビジー)が現れ、捜査の主導権を握る。
そのことが腑に落ちないハリガンは、仲間にキースを尾行させ、彼が単なる麻薬取締局の人間ではないことを突き止める。ハリガンの仲間の刑事が、殺害現場に残された、矢尻のようなものを見つけるが、それを手にした瞬間、プレデターに殺されてしまう。その矢尻は、地球上に存在しない材質でできていた。一連の事件は、地球の外から来た生命体のしわざではないかと考え始めるハリガン。
そんなある日、地下鉄で移動していたハリガンの仲間達は、チンピラが一般市民に銃を向けているところに出くわし、それを沈静化しようとする。そこにプレデターが出現。地下鉄は停車し、多くの乗客は逃げることができたが、しんがりを守っていたハリガンの仲間の命がまたも失われた。
怒りに燃えるハリガンは、現場から犯人の後を追うが、キースの率いる部隊に取り押さえられた。実はキースは、かつてベトナムのジャングルに現れたプレデターのことを知っており、プレデターの捕獲を目的として行動していたのだ。プレデターが食肉工場に現れることをつきとめたキース達は、工場に罠を仕掛け、プレデターを生け捕ろうとする。しかし、プレデターの想像を超えた戦闘能力の前に、キース達の部隊は次々と倒されていく。
キース達の基地となっている車のモニターでそれを見ていたハリガンは、工場に潜入し、死闘の末、プレデターにショットガンを連射して瀕死の重傷を負わせる。しかし強い生命力でプレデターは起き上がり、ハリガンに襲いかかる。そこに、生き残っていたキースが割って入り、プレデターを生け捕ろうとする。しかしキースは、プレデターが投じた鋭利な円盤状の武器により、殺されてしまう。
負傷したプレデターとハリガンは、建物の屋上に登る。プレデターは落下しそうになるが、隣接するマンションに飛び移り、エレベータの下の地面を割って地下に逃げ込む。プレデターの残した円盤状の武器を手にして、プレデターを追うハリガンがたどり着いたのは、プレデターの宇宙船だった。そこでプレデターの逆襲を受け、絶体絶命の窮地に追い込まれるハリガンだったが、最後に渾身の力で円盤状の武器をプレデターのみぞおちに深く突き刺し、プレデターの息の根を止める。
その直後、周囲に何体ものプレデターが現れる。観念したハリガンは武器を落とし、やけくそになって「OK。次は誰だ」と啖呵を切るが、プレデター達はハリガンを無視して倒れたプレデターを担ぎ上げると、船内の奥に帰って行った。最後に残った一人が「とっておけ、勇者よ」と言って古びた銃(日本人にはなじみがないが、かつて悪名をとどろかせた凶悪な海賊の持ち物)を投げつけ、その場を後にする。

迫力があり、よくできた作品だった。プレデターは、狩猟民族として描かれており、宇宙船内には、人間が鹿や熊の剥製を飾るように、人間とおぼしき骨を飾っている。その中には、明らかに映画「エイリアン」に登場するエイリアンとしか思えない頭蓋骨も飾られていて、映画ファンをニヤリとさせる。実際、その後、「AVP(エイリアンvsプレデター)」という映画も作られており、これもB級映画のようで意外と面白い。
それにしても、アメリカ映画って、さえないおじさんが主役のことが多い。RPGでも、日本だと少年が主人公なのが定番なのに対して、アメリカはよくて青年、ふつうは大人が主人公だし、国民性の違いなのだろう。

【5段階評価】4

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2010年9月13日 (月)

(221) 七福星

【監督】サモ・ハン・キンポー
【出演】サモ・ハン・キンポー、ジャッキー・チェン
【制作】1985年、香港

サモ・ハン・キンポーが監督兼主演の映画。「五福星」シリーズ第3弾。第2弾に「大福星」という作品があり、その続編。

「七福星」のメンバーが、女性の護衛をすることになるが、狂言の火事を起こしてネグリジェ姿の女性に抱きついたり、水をかけておっぱいを見たりと、破廉恥なことをする様子がコメディタッチで描かれている。
中盤以降、殺し屋3人組が登場して、話はシリアス性を増していき、フィットネスクラブでのアクションシーンとなる。マッスル(ジャッキー・チェン)が銃で肩を撃たれるなどピンチを迎えるが、最後はキッド(サモ・ハン・キンポー)がボスを倒して落着となる。

殺し屋の一人が、日本の俳優、倉田保昭で、作中でも何度か日本語を話している。

【5段階評価】3

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2010年9月12日 (日)

(220) 五福星

【監督】サモ・ハン・キンポー
【出演】ジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、チェリー・チェン
【制作】1983年、香港

刑務所で意気投合した、こそ泥や詐欺師などの5人組の活躍を描いたコメディ映画。

ポット(サモ・ハン・キンポー)たち5人は清掃会社を興すが、ひょんなことから犯罪組織が運搬していた大金の入った鞄を入手し、騒動に巻き込まれる。最後は5人組の一人が、身分を隠して行動していた警察の人間であることがわかり、犯罪組織を一網打尽にする。

ジャッキー・チェンとユン・ピョウが刑事役で登場し、サモ・ハン・キンポーと3人揃って敵と戦うシーンは、大きな見せ場となっている。中盤、走行しているトレーラートラックの下を、ジャッキーがローラースケートでくぐるシーンも、有名なハイライトだ。
ただ、全体的には、アクション映画というよりコメディ主体の映画である。

【5段階評価】3

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2010年9月11日 (土)

(219) セルピコ

【監督】シドニー・ルメット
【出演】アル・パチーノ
【制作】1973年、アメリカ・イタリア

警察にはびこる不正に立ち向かった実在の警官を描いた作品。主人公の警官、セルピコを、アル・パチーノが演じている。

ただしこの警官、正義のヒーローなのだが、見た目は冴えない。市民に溶け込むためと称して、ヒッピー風のひげもじゃ。警察署内にいても、どうみても警官には見えず、むしろ警察のお世話になっているほうに見えるぐらい。その特異な風貌もあいまってか、警察内で半ば公然とまかり通っている、犯罪組織からの上納金の受け取りを拒むセルピコは、署員から疎まれるようになる。そのことを自覚するセルピコは、転職を願ったり大学で勉強を始めたり、自分の生き方を模索する。脅迫の危険に常に晒される怯えからは逃れることができず、恋人に当たり散らした挙げ句、恋人を失ったりもする。
そしてついに、悲劇が起きる。警察内部の腐敗をマスコミに暴いたセルピコは、麻薬捜査の危険な現場に送り込まれる。犯罪者の居場所を突き止めたセルピコは、仲間の刑事とともにアジトに乗り込み、扉をこじ開けようとする。扉に挟まれ、動けなくなったセルピコは、仲間に助けを求めるが、仲間たちは扉の陰に隠れたまま、彼を救おうとしない。そしてセルピコは、犯罪者から顔を銃で撃たれてしまう。セルピコを応援していた警視が、セルピコの病室に見舞いに訪れる。そこでセルピコに見せられたのは、仲間からのメッセージカードだった。「すっかり人気者だな」と軽口を叩きながら、警視がそれを手にすると、そこには「苦しんで死ね」という衝撃的な言葉が書かれていた。彼はその後、公聴会の場で警察内の汚職を暴露し、時の人となるが、その代償は顔面銃創による松葉杖生活という、大きなものとなった。

警察内の汚職を描いた作品はいろいろとあるが、本作はどちらかというと地味な作りである。仲間のいじめなどもそれほど強烈に描かれたりはせず、セルピコがどうしようもない逆境、今にも殺されそうな立場にいる、というほどではない。それが逆に、なんとかなりそうなのになんともならない、組織腐敗の恐ろしさに対して、観る者に身もだえるような感覚を植えることに成功している。

【5段階評価】3

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2010年9月10日 (金)

(218) 私をスキーに連れてって

【監督】馬場康夫
【出演】原田知世、三上博史、布施博
【制作】1987年、日本

日本に一大スキーブームをもたらした、とも言える伝説的作品。バブル絶頂期でもあり、スキー場でのナンパが流行し、ロシニョール、セリカ、4WD車など、数々のブランドイメージも作り出した。

女性には奥手だが、スキーはめっぽううまいサラリーマン、矢口(三上博史)が、ゲレンデで出会った女性、池上優(原田知世)に一目惚れ。彼女とはスキー場で別れるが、なんと彼女は矢口の会社の秘書だった。紆余曲折がありながらも、最後はハッピーに結ばれる。

スキーウェアの原田知世が超かわいい。笑い顔がちょっと山田邦子っぽくもあったりするけれど。それと、三上博史もかっこよすぎ。
途中、矢口は優との約束を、仕事に熱中するあまり何度もすっぽかすのだが、それを優は全く怒らない。また、スキーをしていていも、矢口は「内足(ないそく)を持ち上げるな」と何度も優に言い続ける。優は素直に「はい」とか言うのだが、自分はちょっとウザいなぁと感じてしまった。それがなきゃ、もっと二人を応援できたのに。

【5段階評価】4

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2010年9月 9日 (木)

(217) 彼女が水着にきがえたら

【監督】馬場康夫
【出演】原田知世、織田裕二、伊武雅刀
【制作】1989年、日本

私をスキーに連れてって」と同じ、ホイチョイプロダクションズ原作のトレンディ映画。企業タイアップがすさまじく、売らんかな主義の製品プロモーション映画みたいなになっている面もある。

話としては、マリンスポーツを楽しむ田中真理子(原田知世)と石井恭世(伊藤かずえ)が、偶然、大量の宝石とともに沈んだ飛行機の残骸を発見する。彼女らをとりまく男どものナンパの中、真理子が好意を抱くのが、吉岡文男(織田裕二)。真理子を狙う山口(伊武雅刀)と文男で、沈んだ宝石を探す競争が始まる。最後は文男と真理子の二人が偶然に宝を発見し、海中でのキスシーンで幕を閉じる。

織田裕二ってあんまり変わらないなーっていうのが驚き。

【5段階評価】3

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2010年9月 8日 (水)

(216) センター・オブ・ジ・アース

【監督】エリック・ブレビグ
【出演】ブレンダン・フレイザー、アニタ・ブリエム、ジョシュ・ハッチャーソン
【制作】2008年、アメリカ

ハムナプトラ/失われた砂漠の都」のブレンダン・フレイザーが主役の冒険映画。

ジュール・ベルヌの小説「地底旅行」がモチーフになっており、トレバー(ブレンダン・フレイザー)ら3人が、地上から160km下の地底に迷い込み、脱出するまでの奮闘を描く。
地底に海があったり恐竜がいたり、果ては食人植物がいたり(ふだん何を食べてんだよ、っていう)と、荒唐無稽ではあるけれど、けっこう楽しめた。

ただ、トロッコのシーンは「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」のパクリだし(しかもジャンプして着地するところまで同じ)、もうちょっとアイディアはなかったの、という気がした。

【5段階評価】3

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2010年9月 7日 (火)

(215) ハゲタカ

【監督】大友啓史
【出演】大森南朋、柴田恭兵、玉山鉄二
【制作】2009年、日本

NHKで予想以上のヒットとなったドラマ、「ハゲタカ」の映画版。日本進出を図る中国企業と、日本の技術を守ろうとする自動車会社との企業買収のかけひきを描いている。

中国側のファンドマネージャー、劉を演じるのが、玉山鉄二。映画「手紙」で泣かせる演技(つっても祈りながら泣いているだけのシーンだが)をしていた彼が、本作では切れ味鋭い役柄を演じている。
日本企業、アカマ自動車は、かつての天才ファンドマネージャー、鷲津(大森南朋)に助けを求める。しかし中国側は、国の膨大な資金力を背景に、強烈な株の買い占め工作に出る。経営陣は現行体制のままとするなどの劉らの再建策の魅力に負け、アカマ社長はついに、買収側になびいてしまう。鷲津は、サブプライムローンの危険をかかえたアメリカ証券会社の買収に回る。中国側はこれを阻止しようと株の買い占めに出るが、ここで鷲津はサブプライムの問題を表面化させ、中国側を資金難に陥れる。それにより、アカマ自動車と中国側の連携は破綻。鷲津の勝利となった。
そして劉の正体は、中国残留孤児を騙る別人だった。彼は謎の男に刺され、殺されてしまう。しかし、彼がアカマを愛し、立て直そうとする心は本物であったことが、彼が鷲津に宛てたアカマ再建策の文書から明らかとなる。

ほとんどユーモアのない、超シリアスな展開だが、そこそこ魅せる映画だった。松田龍平も、怪しい元IT企業社長といった感じで出演。ただ、彼の演技は今ひとつ好きになれない感じだった。松田一族に妙に厳しい私・・・。

【5段階評価】3

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2010年9月 3日 (金)

(214) ヴァン・ヘルシング

【監督】スティーブン・ソマーズ
【出演】ヒュー・ジャックマン、ケイト・ベッキンセイル、リチャード・ロクスバーグ
【制作】2004年、アメリカ

特撮を駆使したアクション映画。ただし扱っているのは、昔ながらの吸血鬼ドラキュラやフランケンシュタイン、狼男。よく考えると、「怪物くん」と同じだ。

主役は、世界中のモンスター退治をなりわいとしている不死身のヒーロー、バン・ヘルシング(ヒュー・ジャックマン)。ドラキュラ退治を命じられ、トランシルバニアに赴く。ドラキュラの手下として、ハーピーやらドゥエルグといった、ファンタジーの世界でおなじみ(でもないか)のモンスターも登場。そして、ドラキュラ伯爵を演じるのが、井上マー。じゃなくて、リチャード・ロクスバーグ。つうかマジで似てるし。
バン・ヘルシングは、狼男に変身してドラキュラを倒す。深い因縁から、ドラキュラの討伐に命をかけていた女性、アナ(ケイト・ベッキンセイル)が、命をかけてバン・ヘルシングに狼男の呪いを解く薬を与える。

監督のスティーブン・ソマーズは、「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」を手がけた監督であり、本作ではさらに現実離れした世界で戦いが繰り広げられている。テーマの古めかしさが若干気になるが、映像には迫力があり、なかなかよかった。

【5段階評価】4

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