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2010年9月23日 (木)

(231) ポリス・ストーリー3

【監督】スタンリー・トン
【出演】ジャッキー・チェン、ミシェル・キング、マギー・チャン
【制作】1992年、香港

ポリス・ストーリー」シリーズ3作目。「ポリス・ストーリー2 九龍の眼(クーロンズ・アイ)」の続編。

今回、カークイ刑事(ジャッキー・チェン)は中国に飛び、中国の女性刑事、ヤン(ミシェル・キング)とともに、悪の組織にスパイとして潜入し、黒幕チャイバ(ケン・ツァン)の逮捕を狙う。

過去の作品に比べると、生身のアクションシーンがやや少なめ。収監されている組織の中ボス、パンサー(ユン・ワー)の脱獄を助けるところでのアクション以外は、あまり目立ったものがない。中盤で激しい銃撃戦やら爆破シーンがあるのだが、銃撃戦はそもそもジャッキー・チェンの映画の売りではないし。
本作の一番のハイライトは、ヘリコプターからぶらさがった縄ばしごにジャッキー・チェンがつかまっての飛行シーン。確かに型破りの映像なのだが、ジャッキーは基本的にしがみついているだけだし、チャイバがカークイ刑事を振り落とそうとして、建物の屋上の看板にぶつけたりするのだが、「ていうか縄ばしごごと落とせば? 」なんて思ったりして、今ひとつ盛り上がりに欠ける。
ラストの列車の屋根での戦闘も、列車の屋根とヘリコプターの組み合わせというのは、「ミッション・インポッシブル」や「ブロークン・アロー」など、意外とあるし、ジャッキー・チェンのアクションの見せ場としては、動ける範囲が狭くてもったいないのと、しかも本作の場合は、最後まで残るのがベニー・ライウォン・インシクベニー・ユキーデのような超強敵ではなく、ふつうのおじさんのケン・ツァンだったりして、あまりハラハラドキドキという感じではなかった。もちろん、列車から落ちそうになりながらのアクションが命がけですごいのはすごいんだけど。

【5段階評価】4

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