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2010年10月 1日 (金)

(236) シンシナティ・キッド

【監督】ノーマン・ジュイソン
【出演】スティーブ・マックイーン、エドワード・G・ロビンソン
【制作】1965年、アメリカ

スティーブ・マックイーン主演のギャンブル映画。スタッド・ポーカーという、最初に手札を伏せて配り、その後は表向けに配って、手札交換なしで勝敗を競うポーカーが題材。

ギャンブル映画ではあるが、細かいルールや賭け方、そしてどういう手が来ているか、といったことはあまりキチンと表現されていない。駆け引きがしっかり描かれるのは最後だけである。ここでは、敵役のザ・マン(エドワード・G・ロビンソン)にダイヤの8、9、10、Qが来ていて、1枚が伏せられている。キッド(スティーブ・マックイーン)の手にはA、A、10、10。キッドは勝負に出る。観客にはこれ以上の情報はわからない。ザ・マンは、ダイヤのJが来ていたらストレート・フラッシュ。しかし最悪はブタ(役なし)だ。ダイヤが来ていればフラッシュ、Jが来ていればストレートになる。一方のキッドの手は、伏せた1枚がAか10ならフルハウス。これはストレートにもフラッシュにも勝てる強さ。そして最低でも2ペアは確保されている。もしキッドの手がフルハウスなら、ザ・マンは、伏せた1枚がダイヤのJで、ストレート・フラッシュが完成していない限り、負けである。
キッドは、ザ・マンには手が入っていないと読み、勝負に出る。有り金を全て賭けるキッド。しかし、ザ・マンも引かない。誰もがザ・マンはハッタリだと思ったが、手を開けるとき、ザ・マンのめくった札は、ダイヤのJ。ストレートフラッシュの完成である。キッドの伏せた1枚はAだったのだが、それを見るまでもなく、キッドの負け。
キッドは大勝負に負け、文無しになって通りに出る。コイン投げの勝負をしかけてくる靴磨きの少年にも負け、フラフラと歩くと、そこには恋人のクリスチャン(チューズデイ・ウェルド)が待っていた。

主人公が負けるというどんでん返しの結末はなかなかよかったが、やはりポーカーのルールはきちんと説明しないと、最後の駆け引きの妙は伝わらない。単純な話、フルハウスとフラッシュの役の高さの違いも分からないようでは、最後のシーンのドキドキ感は味わえないだろうし。

【5段階評価】3

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コメント

コメントありがとうございます。
ルール説明がないと伝わらないと書いたのは、映画を観ている人に、という意味でした。
もちろん、あの場面にいる連中に、ルールを説明する必要があるとは、私も思いません。

投稿: 管理人 | 2011年3月21日 (月) 11:47

私はこの映画大好きです。

貴殿のコメントでは、ポーカーのルールを映画の中で説明しろとの事ですが、それは絶対に違うと思いますね。かなりあなたはズレていますよ。だってあの場面にいる連中は、みなルールを知っている人たちばかりのはずです。なぜそんな中でルールを説明する場面を作る必要があるのか。そんなことをしたら不自然でしょう。ジャンケンのルールを説明するようなもんですよ。
ということで、貴殿の評価は評価になっておらず自らの無知をさらけだすものだけでありました。

投稿: DAIOU | 2011年3月21日 (月) 00:56

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