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2010年8月27日 (金)

(211) アイ, ロボット

【監督】アレックス・プロヤス
【出演】ウィル・スミス、ブリジット・モイナハン
【制作】2004年、アメリカ

2035年の近未来におけるロボットと人間のかかわりを描いたSFアクション。

2035年は、決して体験できない世界ではない。けっこう先ではあるけれど、遠い未来ではない。近い将来なのだ。そのため、ここで描かれている世界は、現代と未来が入り交じった状態になっている。人々は普通に町中を徒歩で行き交っているし、家の作りもいまとそんなに変わらない。自動車は車輪が球状になっていて自動操縦が実現したりはしているけれど、あくまで道路を走っていて、決して空を飛んだりはしない。家電は音声認識で作動するようになっているが、主人公は今と同じリモコン式のものを使っている。しかし、なんと言っても現代と全く違うのは、町中に人型のロボットが多数行き来していることだ。ゴミの収集や宅配(FedEXのマークがついたロボットが登場したりする)のような仕事は、ロボットが行っているのだ。
ある日、ロボットメーカーの大企業、USR社の研究者、ラニング博士が、研究室から謎の投身自殺を遂げる。博士は、シカゴ市警の刑事で、ロボットを嫌悪しているスプーナー(ウィル・スミス)にホログラムのメッセージを残していた。博士の死の真相を探ろうと、スプーナーはUSR社でロボットに感情を与える研究をしているカルビン博士(ブリジット・モイナハン)と博士の研究室に入り込む。研究室には一体のロボットが潜んでおり、割れた窓から飛び降り、逃走する。
通常のロボットは、アイザック・アシモフの小説に登場するロボット3原則を遵守するようになっているのだが、逃げたロボットは、スプーナーに銃を突きつけるなど、明らかに通常のロボットと異なる思考回路をしていた。スプーナーと市警はロボットを捕らえる。そのロボットがラニング博士を殺したと考えていたスプーナーは、そのロボットを尋問する。ロボットはサニーと名乗り、自分は博士を殺してはいないと怒り出す。感情を持ったロボットに、スプーナーは驚く。
そのロボットをカルビン博士が調べると、通常のロボットとは異なる別の思考回路が埋め込まれており、ロボット3原則に逆らうことができ、さらには合金の密度も高く、非常に高性能なロボットであることがわかる。なぜラニング博士はそのようなロボットを作ったのか。それがこの映画の大きな謎となる。
博士は、ロボットがやがて3原則に従わない独自の進化を遂げることを予想した。その予想は現実となった。USR社のマザーコンピュータは、人間を守るためには、人間の行動を抑制せざるを得ないと考え、多くの人型ロボットに、人を拘束するよう指令を出したのだ。ラニング博士は、このマザーコンピュータの暴走を止めるために、サニーを開発したのだった。さらに、サニーに対して、自分を研究室の窓から落下させるように命令し、スプーナーが事件に関与し、サニーとともにマザーコンピュータを破壊するよう仕向けたのだった。最後に彼らはマザーコンピュータを破壊し、人型ロボットの暴走は停止する。

本作は特撮のできがすばらしい。ロボットは完全にCGだが、撮影の際にはロボットを演じる俳優が、出演俳優と同様に演技をすることで、ロボットが演技に無理なく溶け込んでいるのだ。
また、この手の作品では、通常、活躍する男と女の間に愛情が生まれ、最後は助かって熱いキスシーンっていうのがおきまりだが、ウィル・スミスとブリジット・モイナハンは、厚い信頼関係を築くものの、抱き合ったりキスをしたりは一切しない。そのあたりの余計なシーンがないのも、本作にリアリティを与えている気がした。ちなみに、ウィル・スミスの胸板の厚いマッチョな姿もけっこう見所。

【5段階評価】5

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コメント

こんにちは、AIロボットエンジンから訪問させていただきました。

違う、ロボットのお話でした。


毎日、暑い日が続いていますね。

アクセスアップに悩んでいたので、

このソフト購入しました。

もしかして、

あなたのお役に立てるかも知れません。


AIロボットがバージョンアップして、ブックマーク登録が機能強化されました。


投稿: senior | 2010年8月26日 (木) 11:43

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