« (207) デジャヴ | トップページ | (209) 第三の男 »

2010年8月24日 (火)

(208) TAIZO

【監督】中島多圭子
【出演】坂口憲二(声)、川津祐介(声)
【制作】2003年、日本

26歳の若さでカンボジアで亡くなった戦場カメラマン、一ノ瀬泰造氏を追ったドキュメンタリー。

ドキュメンタリー映画としては、「シッコ」なんかもその部類だが、それに比べると、本作は、あまり映画っぽくなく、テレビのドキュメンタリー番組のような感じである。
泰造氏の死は、不条理な死というよりも、自ら危険な地に赴き、案の定殺されたという感じである。そのせいか、あまり悲劇的でもなく、理不尽さや悔しさがこみ上げてくる感じもない。そういう人生もあるのか、と感じるような、淡々とした印象だ。その一方、戦争はむごいでしょ、カンボジアの一般住民はかわいそうでしょ、と不幸の押し売りのような印象もないのは、監督の理性が効いているのだろう。

全体的には、彼の死後、何年もたった現地と、彼の母親の映像、そして、彼が遺した写真で構成されているのだが、ところどころ、浅野忠信主演の映画、「地雷を踏んだらサヨウナラ」のシーンが登場する。これはもちろん作り物なのだが、この映像が逆に、この映画にちょっとした臨場感を与えているのが面白いと感じた。

【5段階評価】3

|

« (207) デジャヴ | トップページ | (209) 第三の男 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

評価3の映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: (208) TAIZO:

« (207) デジャヴ | トップページ | (209) 第三の男 »