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2010年7月

2010年7月30日 (金)

(185) ヤングマスター/師弟出馬

【監督】ジャッキー・チェン
【出演】ジャッキー・チェン、ウェイ・ペイ、ユン・ピョウ、ウォン・インシク
【制作】1980年、香港

ジャッキー・チェン監督・主演の作品。

いすや物干し竿、スカートなどの小道具を使いながらのアクションは楽しく、これまでの、悪役に師匠を殺されてカタキを討つという暗鬱な定番と異なり、道場を破門され、悪の手先となった兄を救い出すという前向きな展開とも相まって、明るい作品になっている。

見所としては、ユン・ピョウとジャッキーのコミカルなアクションもよいのだが、なんと言っても、敵側のボス、キム(ウォン・インシク)との壮絶な決闘シーンが挙げられる。ジャッキーのアクションもさることながら、ウォン・インシクの体さばきは、明らかに格闘家のそれであり、隙のない動きにほれぼれとしてしまう。観客に「このおっさんには勝てん」と思わせるすさまじい迫力。画面の幅いっぱいを使っての、蹴りで吹っ飛ぶシーンもみごと。最終的には、水たばこの水を無理矢理飲まされたジャッキーが、痛みを感じないハイテンション状態(ゲームでいう無敵状態)になり、キムを倒す。

【5段階評価】5

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2010年7月28日 (水)

(184) 僕のピアノコンチェルト

【監督】フレディ・M・ミューラー
【出演】テオ・ゲオルギュー、ブルーノ・ガンツ、ファブリツィオ・ボルサーニ
【制作】2007年、スイス

天才少年の、才能にあふれるが故の苦悩と、ピアニストとしての成功までの道のりを描く。見たのは2回目。すてきな映画だ。ほのぼのとして、ちょっと切なくて、最後はハッピーエンドでほほえましい。恋人と見に行くのにもいい映画。

ビトス(ファブリツィオ・ボルサーニ)は幼くして聴いた音楽をピアノで奏でてしまう(いわゆる耳コピ)天才児。おじいちゃん(ブルーノ・ガンツ)と、他愛のない遊びをするのが大好きな子どもだったが、我が子のたぐいまれなる才能に気づいた両親は、子どもに英才教育を施そうとやっきになる。天才児であるが故に、生徒や先生とも普通につきあうことのできない彼は、ついにある日、かつておじいちゃんと一緒に遊んだおもちゃの翼をつけ、家の2階から庭に飛び降りてしまう。その結果、彼の頭脳は平凡なものに戻ってしまった。ピアノもろくにひけない。おじいちゃんにはチェスで凡負け。IQテストも平均値。
しかし、実態はそうではなかった。彼は平凡を装っているだけだったのだ。それに気づいたのはおじいちゃん。ビトスが、CDショップで買ったピアノ曲を聴きながら、見事な手さばきでピアノを弾いているのを目にしたのだ。彼の秘密を知ったおじいちゃんが、ビトスに、おまえの演技にみんなだまされた、と驚きの言葉を投げかけると、ビトスはこともなげに「一番苦労したのは、チェスにわざと負けることだったよ」と言う。唖然とするおじいちゃん。
ビトスは、平凡を演じることで親の過剰な教育熱をいなすと、その裏で、おじいちゃんのなけなしの財産をもとでに、株式相場で大もうけをする。そのお金でおじいちゃんは本格的なフライトシミュレータを手に入れ、果てはライセンスもないのに飛行機も購入する。
ビトスは稼いだお金をもとに、会社で行き詰まっていた父を救う。また、自分が小さい頃にベビーシッターとして家に来ていた、CDショップの女性に恋をし、高級レストランで愛の告白をする。その告白も、統計的に夫の方が若くして亡くなるので、僕たちのような年齢の関係の夫婦が完璧なんだ、という、彼らしい理知的なもの。当然、彼はふられてしまうが、その後の彼のピアノコンサートに彼女が訪れ、花束を渡すというほほえましいラストシーンが用意されている。

少年期のビトスを演じたテオ・ゲオルギューは、自身も天才ピアノ少年で、演奏は彼自身によるもの。子どもの可能性って、すごい。

【5段階評価】5

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2010年7月27日 (火)

(183) レッドブル

【監督】ウォルター・ヒル
【出演】アーノルド・シュワルツェネッガー、ジェームズ・ベルーシ、エド・オーロス
【制作】1998年、アメリカ

シュワちゃん主演のアクション映画。麻薬組織のボスを捉えるため、ボスに相棒を殺されたロシアの警察官が渡米し、アメリカの警察官とともに犯人を追う。

カタブツのロシア人の警察官をアーノルド・シュワルツェネッガーが演じていて、けっこう面白かった。マグナム44の説明をするとき、「ダーティ・ハリーも使ってるだろ」と言ったら、「誰だそれ」というシーンがあり、ニヤリとさせる。

この手のアクション映画はよく見るし、映像的にも似通ったもの(銃撃シーンやカーチェイスなど)が多い中、おもしろいな、と思えるのは、こういったちょっとした演出なのかもしれない。

【5段階評価】4

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2010年7月26日 (月)

(182) ダーティハリー5

【監督】バディ・バン・ホーン
【出演】クリント・イーストウッド
【制作】1988年、アメリカ

ダーティハリー」シリーズ第5作。「ダーティハリー4」の続編。原題は「The Dead Pool」。

デッド・プールとは、作品に登場するギャンブル。有名人の名前を8つ上げ、一定期間中に死亡した人を多く挙げた者が勝つという、とんでもなく非常識なルール。次々と死ぬ有名人が、ある映画監督(リーアム・ニーソン)が作ったリストと一致していることから、この監督が怪しいと思われたが、犯人はこの監督の熱狂的な信者、ハーラン・ロック(デビッド・ハント)という男だった。
彼は女性レポーターのサマンサ(パトリシア・クラークソン)を拉致する。現場に訪れたハリーは、サマンサを人質に取られ、マグナム44をハーランに奪われるが、ハリーはハーランの放った弾の数を数えていた。彼が銃を撃ち尽くしたことを知ったハリーは、堂々と彼に近づき、最後は銛(モリ)で彼を撃ち殺す。

残念なのは、最後のシーン。さすがに相手が丸腰であれば、撃ち殺すのはやりすぎ。そうではなく、ハリーが犯人に告げる「弾は撃ち尽くしたな」というのが実はハッタリで、本当はまだ1発残っている、なんていうほうがよかった。犯人と間違われる映画監督を演じたのは、「スター・ウォーズ/EPISODE1 ファントム・メナス」のリーアム・ニーソン。
なお、今回のハリーの相棒は中国人。カンフーを使って犯人を倒したりする。毎回、相棒が死んでしまうのがダーティハリーシリーズの定番なのだが、今回は爆弾を積んだラジコンカーの爆発に、ハリーともども巻き込まれ、重傷を負うものの(なぜかハリーは無傷)、一命は取り留めている。

【5段階評価】3

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2010年7月25日 (日)

(181) ダーティハリー4

【監督】クリント・イーストウッド
【出演】クリント・イーストウッド、ソンドラ・ロック
【制作】1983年、アメリカ

ダーティハリー」第4作。「ダーティハリー3」の続編。原作は「Sudden Impact」。今回は相棒役は登場しない。

本作の中心となる連続殺人は、ただの凶悪犯によるものではない。かつて妹とともに集団レイプされ、妹を心神喪失状態にされた姉(ソンドラ・ロック)が犯人。彼女はレイプした男や、そこに彼女たちを誘った女に復讐をする。
ハリー(クリント・イーストウッド)は、彼の強引な事件解決のやり方に業を煮やした上層部に、無理矢理休暇を取らされるが、彼に恨みを持つ悪者に命を狙われるたびに、大騒動を起こす。休暇を取らせても意味がないと考えた警察署は、殺人事件の調査のため、彼を片田舎の街に行かせる。しかし、そこでも連続殺人が起こり、地元の警察からは、ハリーが来たために連続殺人が起こるようになったと思われ、疎まれる。
ハリーは現地で、メリーゴーラウンドの修復をしているという女性、ジェニファーに出会い、親しくなるが、彼女こそ、連続殺人の犯人だった。すべてを悟ったハリーだったが、ジェニファーを襲おうとしたレイプ犯を倒すと、彼女を優しく見送るのだった。

レイプ犯を容赦なく銃殺するジェニファーには、痛快さだけではないむごさも感じられるが、いつも冷徹非情なハリーも、本作では優しさを垣間見せているのが救いとなっている。

【5段階評価】3

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2010年7月24日 (土)

(180) 陰日向に咲く

【監督】平川雄一朗
【出演】岡田准一、宮崎あおい、西田敏行
【制作】2008年、日本

劇団ひとり原作の小説の映画化。監督は「そのときは彼によろしく」の平川雄一朗監督。

西田敏行には、いろいろな映画で感動をもらったが、残念ながら本作では、話のご都合主義が鼻についてしまい、寿子(宮崎あおい)からお守りを渡されて嗚咽するシーンでも感情移入できず、「俳優さんも大変だな」とか思ってしまった。岡田准一が父親に電話をしながら涙を流すシーンはちょっとぐっと来たが、その他のところは今ひとつだなという感じがした。テレビ版ではカットが多すぎるせいなのかもしれない。原作の方がいいらしいので、図書館で借りられたら読んでみるかな。

【5段階評価】3

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2010年7月23日 (金)

(179) ダーティハリー3

【監督】ジェームズ・ファーゴ
【出演】クリント・イーストウッド、タイン・デイリー
【制作】1976年、アメリカ

ダーティハリー」シリーズ第3作。「ダーティハリー2」の続編。原題は「Enforcer」。執行人とか、用心棒という意味。
ちょっとした強盗事件を自らの銃で強引に解決する挿話で、ハリーの特徴を伝えつつ、凶悪犯に立ち向かうという毎度おきまりのパターン。

今回の敵は、金目的で市長を誘拐する集団。元ベトナム戦争の兵士がリーダーで、アルカトラズ島で市長の身代金を受け取ろうとするが、ハリーは相棒とともに乗り込み、犯人を一網打尽にする。

今度の相棒は女性刑事、ケイト・ムーア(タイン・デイリー)。最初はケイトを軽視するハリーであったが、真摯な態度に次第に信頼を置くようになる。しかし彼女も最後の最後で、犯人の凶弾に倒れ、命を落とす。今回は助かるのかな、と思っていたが、やはりむなしい結末が待っていた。

【5段階評価】3

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2010年7月22日 (木)

(178) ダーティハリー2

【監督】テッド・ポスト
【出演】クリント・イーストウッド、フェルトン・ペリー
【制作】1973年、アメリカ

ダーティハリー」の2作目。ズキューンという拳銃の発射音のあとに、キュイーン、チュイーンっていう残響音が鳴るという演出があって、けっこう日本の刑事ドラマなんかにも影響を与えている気がした。

法を逃れる凶悪犯に死の制裁を与える若い警官が犯人。黒幕は義憤に燃える署長だった。彼らに追われることとなるハリーだったが、最後には彼らを葬り去る。ハリーの相棒は、郵便受けに仕掛けられた爆弾により死亡。

疑問に思うところが一つあった。ハリーは一度、車を地下駐車場に止めて降りたところで、犯人である新米警官3人に、自分たちの側につけと脅されるが、ハリーは「相手が違う」といなす。彼らはおとなしく立ち去るのだが、すぐさま郵便受けに爆弾が仕掛けられた。だったらなぜ、地下駐車場で殺そうとしなかったのかが不思議。

【5段階評価】3

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2010年7月21日 (水)

(177) 荒野の用心棒

【監督】セルジオ・レオーネ
【出演】クリント・イーストウッド、マリアンネ・コッホ、ジャン・マリア・ボロンテ
【制作】1964年、イタリア

西部劇の名作。イタリア作品であり、いわゆるマカロニ・ウェスタンである。

無法地帯と化した街にはびこる二つの勢力。主人公のジョー(クリント・イーストウッド)は、用心棒として両勢力の仕事を請け負いながら、両勢力を戦いに仕向けて両方を滅ぼし、人質となっていた女を夫と幼い子どもの元へ返す。黒沢映画の「用心棒」のアイディアの盗作であることが問題になった作品でもある。

撃鉄を左の手のひらで倒し、右手で引き金を引いて、あっという間に複数の敵を葬るというジョーの早撃ちは、いかにも子どもがあこがれてまねをしそうなシーン。爆風の煙の中から登場するジョーの映像も、古典的ながらなかなかしびれる。クライマックスで、胸の部分に鉄板を入れ、敵のライフルをものともしないところは、普通なら頭を撃ち抜かれて終わるだろ、という感じなんだが、そこはご愛敬。
西部劇を語るときに忘れてはならない作品だろう。

【5段階評価】4

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2010年7月20日 (火)

(176) BROTHER

【監督】北野武
【出演】ビートたけし、真木蔵人、寺島進、オマー・エップス
【制作】2001年、日本

日本のヤクザとイタリアンマフィアがアメリカで繰り広げる抗争を描いたバイオレンス映画。
ビートたけしって人は、お笑いの人なのに、映像は独特の哀感を漂わせているし、戦いの痛々しさは現実味をもって迫ってくるし、持って生まれた感性なのか、努力や学習により体得したのか、とにかくこのセンスには驚くばかり。ただドンパチやって、うわーっていうのではない、ただただ死んでいくことのむなしさ、絶望感が伝わってくる。

組を追われた日本のやくざ、山本(ビートたけし)が、弟のケン(真木蔵人)のいるアメリカへ渡る。弟は麻薬販売の手下をしているが、元締めの男に乱暴されているところを目にした山本が、その男を殴りつけて倒してしまったことから、ケンのグループとイタリアマフィアの全面抗争に発展する。
山本たちは、徒弟の加藤(寺島進)の命と引き替えに、現地の日本人街を締めている白瀬(加藤雅也)を味方に引き入れるが、最終的には圧倒的かつ容赦ないイタリアンマフィアの暴力に屈し、山本たちは全滅する。唯一残ったのが、山本をアニキと慕う、デニー(オマー・エップス)だった。

山本は渡米当初、一人で通りを歩いているところ、ワインを手にした黒人にぶつかられ、ワインが落ちて割れたから弁償しろというよくある手口でからまれるが、山本はおもむろに割れたワインの瓶を拾い上げると、からんできた黒人の目に突きつけ、けがをさせる。実はその黒人がデニーだった。こんな出会い方をした二人であるにもかかわらず、二人は兄弟同様の絆で結ばれる。車の中で、山本が自分に大金を遺したことを知ったデニーが、嗚咽しながら「oh, shit! 」を連発しながらむせび泣くシーンは感動的。

【5段階評価】4

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2010年7月19日 (月)

(175) メジャーリーグ3

【監督】ジョン・ウォーレン
【出演】スコット・バクラ、コービン・バーンセン
【制作】1998年、アメリカ

主人公は、元投手のガス・カントレル(スコット・バクラ)。マイナーリーグの球団、バズ(虫の羽音の意味)の監督を引き受けるが、そこにはピッチャーへの返球が暴投になってしまうキャッチャー(「メジャーリーグ2」にも登場)や、球がめちゃくちゃ遅いピッチャーなど、ろくなメンバーがいない。しかし、かつてインディアンズで活躍したタカ・タナカ(石橋貴明)らを引き入れ、チームの再生を図る。
チームは見事に生まれ変わり、連戦連勝。そしてミネソタ・ツインズの監督を務めるガスの宿敵、ハフとの確執で、ツインズとの試合をすることとなり、一度は引き分け(といっても、ハフが無理矢理球場を停電させ、負けを逃れたもの)、最後には勝利をものにする。

まあ、最後に勝つのはいいのだが、勝ち方に相変わらずひねりがない。外角が苦手なアンダーソン。空振り2回して、さあどうすると思ったら、次の球はホームランでおしまい。今まで抑えられていたのが急に打つようになることに脈絡がない。
それでもまだ、前作よりは面白かったので、評価は3。

【5段階評価】3

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2010年7月18日 (日)

(174) メジャーリーグ2

【監督】デビッド・ウォード
【出演】チャーリー・シーン、トム・ベレンジャー
【制作】1994年、アメリカ

メジャーリーグの球団、インディアンズを舞台にした映画、「メジャーリーグ」の続編。日本では、石橋貴明が出演していることで話題となった作品。

ただこの映画、ストーリーはめちゃくちゃ。勝ったり負けたりに脈絡がなく、各選手が活躍したりしなかったりも、必然性がない。最後はリーグ優勝して終わるのだが、正直、あまり感動もない。

ちなみに、ピッチャー役のチャーリー・シーンと、キャッチャー(途中から監督)役のトム・ベレンジャーは、「プラトーン」で共演している。あのシリアスな映画と、本作のドタバタ喜劇と、同じ役者が演じているのだから、役者さんも大変だ。

【5段階評価】2

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2010年7月17日 (土)

(173) フライトプラン

【監督】ロベルト・シュベンケ
【出演】ジョディ・フォスター、ピーター・サースガード
【制作】2005年、アメリカ

ジョディ・フォスター主演のサスペンス。どんでん返しがなかなかよかった。

航空機の設計技師のカイル(ジョディ・フォスター)は、謎の転落死をとげた夫の棺と、娘のジュリアとともに、飛行機で故郷に帰ることとなった。機内に乗り込んだカイルが、娘とともに窓の外を見ると、夫の棺が貨物室に運び込まれようとしていた。窓に息を吹きかけ、ハートマークを指で書く、娘のジュリア。
近くの席には、なれなれしく話しかけてくる空港警察のジーン・カーソン(ピーター・サースガード)がいた。飛行機は離陸。カイルは短時間まどろんでしまい、ふと目を覚ますと、娘の姿が見当たらなくなっていることに気づく。周りの乗客に聞いても見た者がおらず、カイルはスタッフや機長に状況を訴える。機長は乗客を全員着席させて、機内を調べさせるが、密室空間であるにもかかわらず、娘は見つからない。そして機長から衝撃的な事実が告げられる。なんと、搭乗者名簿に娘の名前はない、あなたの娘は夫の道連れになって同時に亡くなった、つまり、あなたは一人で乗り込んだのだ、と言うのだ。機長はジーンに、カイルを見張るよう頼み、カイルは力なく席に戻る。近くに居合わせた心理カウンセラーにも、あなたはいやな記憶から逃げるために、ありもしないものをあると思ってしまうのだ、と言われ、次第に信じ込みそうになるカイル。
しかし何気なく窓の外を見たとき、そこには娘が指で描いたハートマークが、ガラスの曇りの中に浮かび上がっていた。カイルは、娘が実はいないという話などありえない、ということを確信する。
カイルはトイレに入ると、ジーンの目を盗み、天井裏に入り込み、娘を捜し始める。見つけたのは夫の棺。中には夫の遺体が横たわっていた。そこにジーンが登場し、彼女を客席へ促す。しかし、ジーンは再び棺に歩み寄ると、棺の天板をはがし、そこから爆破装置を取り出す。貨物室の下には、娘のジュリアが眠ったまま横たわっていた。そう、犯人はジーンだったのだ。彼は、客室乗務員の一人と共謀し、カイルを犯人に仕立てたハイジャックをもくろんでいた。ジーンは、機長に対して、カイルが飛行機に爆薬を仕掛け、お金をとある口座に振り込むよう要求している、と、嘘の情報を伝える。機長はそれを信じ、ジーンに言われたとおりの口座にお金を振り込んだ(ちょっとこのへんはご都合主義的な展開だが)。
緊急着陸した空港で、カイルらを後に降りようとするジーンだったが、ついにカイルに怪しいとにらまれ、機内に戻ることになる。カイルとジーンを除く全員が降りた機内で、カイルはジーンを消火器で殴り、昏倒させると、起爆装置を奪い取り、ついに娘を見つけ出すことに成功する。すべてを知られたジーンは、カイルを亡き者にしようと探し回るが、爆薬の仕掛けられた部屋に入り込んだ瞬間、カイルは扉を閉めてそこから脱出すると、起爆装置を作動させ、ジーンを葬る。

自分の子供の存在を、周りが否定するという展開は、「フォーガットン」とも似ている。乗客名簿に娘の名はない、というあたりでは、実は心理サスペンスだったのか、まさかフォーガットンなみのぶっ飛んだ展開はないだろうけど、なんて思ったりするのだが、きちんと筋の通った裏があり、謎が解けた、というカタルシスを得ることができる。後半のアクションシーンも、女性が格闘で男をやっつけたり、なんていうこともなく、逃げ回りながらも最後はしっかり復讐するという展開で、モヤモヤ感のない作品になっている。もっとも、何も本当に爆破しなくてもいいだろう、という気もしなくはない。

【5段階評価】4

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2010年7月16日 (金)

(172) マディソン郡の橋

【監督】クリント・イーストウッド
【出演】クリント・イーストウッド、メリル・ストリープ
【制作】1995年、アメリカ

片田舎の農家でつつましく暮らす主婦と、屋根のついた橋を撮影するカメラマンとの禁じられた恋を描いた作品。

話は、フランチェスカ(メリル・ストリープ)の死後、子供たちが遺品を確認しているところから始まる。彼らが母親の手記を見つけ、それを読み始めながら、過去の回想シーンとして、彼女とカメラマンのロバート・キンケイド(クリント・イーストウッド)との4日間の話が始まる。

結局は不倫なので、なかなか諸手を挙げて共感するのは難しい面もあるが、人との出会い、恋愛感情というのは、立場や年齢とは関係なくわき起こるものなのだな、ということを再認識させられる。
ラスト近く、土砂降りの雨の中、亭主を待つフランチェスカの乗った車の横で、ロバートが立ち尽くし、力ない微笑みを送るシーンは、うるっと来た。好きでもどうしようもない、あきらめるしかないと彼が自分に言い聞かせたシーンなのだろう。
あと、細かいことだが、映像中、虫がぶんぶん飛んでるのが気になった。メリル・ストリープの腕に止まったりしてたし。

【5段階評価】4

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2010年7月15日 (木)

(171) WHO AM I?

【監督】ジャッキー・チェン、ベニー・チャン
【出演】ジャッキー・チェン、ミシェル・フェレ、山本未来
【制作】1998年、香港

ジャッキー・チェン主演のアクション映画。ユーモアあり、カースタントあり、アクションあり、と、ジャッキー・チェンの映画らしい映画。相変わらず化学工場的なセットのデザインはチープなのだが、アクションは健在。

本作のジャッキーは、元特殊部隊の隊員。記憶を取り戻そうとしながら、身に降りかかる危機を乗り越え、最後は敵の黒幕の逮捕にこぎ着ける。

建物の細い溝を使って屋上から下に降りたり、殴られて高層ビルから落ちそうになったり、よくやるなぁというアイディアを体を張って実践するサービス精神が、本作品にもみなぎっている。山本未来が女優として登場し、流暢な英語を披露している。もう一人のヒロイン、ミシェル・フェレもチャーミングでかわいい人。日本でも活躍している女優さん。

【5段階評価】4

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2010年7月14日 (水)

(170) ファンタスティック・フォー/超能力ユニット

【監督】ティム・ストーリー
【出演】ヨアン・グリフィズ、ジェシカ・アルバ、クリス・エバンス、マイケル・チクリス
【制作】2005年、アメリカ

アメコミ原作のSFアクション。宇宙空間での実験中の事故で宇宙線を浴びたことで、超能力を得た4人が活躍する。

燃える人間や岩男が登場。アメリカ人の好みそうなキャラクター。主人公のリードはゴム人間。ヒロインのスーザンは透明になったり、バリアを張ったり、空間をゆがめることができる。主人公側の四人同様、体を金属のように硬化させる能力を身につけた悪役を倒す。

2作目は「ファンタスティック・フォー: 銀河の危機」。できとしてはどちらも同じような感じかな。特撮はよくできていて、楽しい映画。

【5段階評価】3

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2010年7月13日 (火)

(169) ゴーストライダー

【監督】マーク・スティーブン・ジョンソン
【出演】ニコラス・ケイジ
【制作】2007年、アメリカ

アメコミヒーロー。スパイダーマン以上にカルトな雰囲気。燃える骸骨、目から火を出して走る馬。まんまEverQuestIIのテイスト。

ジョニー(ニコラス・ケイジ。少年時代はマット・ロング)は、父親の不治の病を治すため、悪魔と契約し、ゴーストライダーに変身する体になる。

水や風の霊のような敵の特撮には、多少見応えがあったが、基本的に敵が弱い。主演がニコラス・ケイジという大物俳優であるにしては、ちょっとB級だなという印象。スパイダーマンが、もともとB級カルト映画のサム・ライミ監督の作品でありながら、メジャーに上り詰めたのに比べると、本作は、残念ながらそこまでは行かなかったと言わざるを得ないだろう。ただ、ジョニーの相手役、ロクサーヌを演じたエバ・メンデスはきれいだった。「ワイルドスピードX2」にも出演している。

【5段階評価】3

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2010年7月12日 (月)

(168) ミリオンダラー・ベイビー

【監督】クリント・イーストウッド
【出演】クリント・イーストウッド、ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマン
【制作】2004年、アメリカ

クリント・イーストウッド監督・主演の作品。女性ボクサーの育成が題材。第77回アカデミー賞作品賞受賞作品。
ボクシングを扱った作品としては、超有名な「ロッキー」シリーズのほか、「シンデレラマン」など、多数ある。しかし、本作は、単なるサクセス・ストーリーではなく、壮絶な悲劇が訪れる。

コーチのフランキー(クリント・イーストウッド)のもとに、女性ボクサーのマギー(ヒラリー・スワンク)が訪れる。女性を指導する気はないと断るフランキーだったが、マギーのひたむきな態度に負け、指導を開始する。めきめきと頭角を現すマギーだったが、ついに頂点に上り詰めようというとき、事件が起きる。マギーの戦い方に激高した対戦相手が、試合を止めている最中であるにもかかわらず、後ろからマギーに殴りかかったのだ。彼女は置いてあった椅子に倒れこみ、その衝撃で首の骨を折り、全身不随の状態になってしまう。
生きる希望を失った彼女は、舌を噛み切って死のうとする。彼女に付き添い、家族にも見放されるマギーの苦悩を目の当たりにするフランキーは、彼女の死の選択を助けるべきか悩む。相談した神父には「絶対に助けてはだめだ。助けたら君は終わる。永遠に自分を見失う」と言われる。しかし、フランキーの旧友のエディ(モーガン・フリーマン)は違った「人は毎日死ぬ。床掃除や皿洗いをしながら。そして最後に思う。『チャンスがなかった』。でもマギーは違った。やるべきことはやったのだ」と。そしてフランキーは決める。彼女の病室に向かい、人工呼吸器を外すと、アドレナリンの過剰投与を行い、病室を去る。

尊厳死の幇助という、普遍的なテーマに、クリント・イーストウッドなりの答えを示した作品とも言える。人工呼吸器を止め、脈拍がゼロになっても病室に医療スタッフが誰も来ないとか、突っ込みどころがなくはないが、なかなかの良作。

【5段階評価】4

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2010年7月11日 (日)

(167) ソードフィッシュ

【監督】ドミニク・セナ
【出演】ヒュー・ジャックマン、ジョン・トラボルタ、ハル・ベリー
【制作】2001年、アメリカ

スピーディ、スタイリッシュな作風のサスペンス。

映画についてうんちくを語るジョン・トラボルタのアップの映像で映画がスタートする。彼が一通り話を終え、カメラが引くと、そこは人質をとって立てこもる強盗犯を警察が包囲しているという極めて異常な状況であることが分かる。ジョン・トラボルタは人質をとって立てこもる犯人であり、話していた相手は、それを取り囲む警官であったのだ。
その後、人質の一人に仕掛けられていた爆弾が爆発。、多数のカメラを使って、スローモーションのまま高速で視点が回転するという独特の演出で捕らえた映像が展開する。
主人公はヒュー・ジャックマンが演じるスタンリー。ジョン・トラボルタ演じるガブリエルの裏金強奪計画にかかわることになり、ハッキングの技術を駆使する。ガブリエルは奪った金を持ったままヘリで爆死したと思われたが、実はヘリの死体はあらかじめ用意した別人のもので、彼は相棒のジンジャーとともに逃げおおせる。

裏切りに次ぐ裏切り、という展開が小気味よく、映像もシャープでなかなかよかった。

【5段階評価】4

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2010年7月10日 (土)

(166) 博士の愛した数式

【監督】小泉堯史
【出演】寺尾聰、深津絵里、吉岡秀隆
【制作】2005年、日本

小川洋子原作小説の映画化。80分しか記憶の持続しない数学博士の物語。

雰囲気のいい映画。とある学校の数学教師(吉岡秀隆)が、最初の授業の自己紹介で、自分のあだ名がルート(√)であることと、その名付け親である博士の話を始める、という形で映画が進行する。
数字の一つ一つを「潔い」とか「チャーミング」と評し、その理由を語る博士の数字への愛情がほほえましい。序盤で一度だけ、思索の邪魔になった家政婦(深津絵里)に怒りの発言をするものの、その後は静かで穏やかなシーンが続く。

若干ものたりなく感じたのは、80分しか記憶が持たないというきわめて特徴的な症状が引き起こす不条理さがあまり見て取れないこと。博士が同じことを繰り返し尋ねるということを除けば、家政婦やその息子と大した支障もなくやりとりし、打ち解けているので、本当に何の記憶も蓄積されていないのだろうか、という気がしてしまった。

【5段階評価】4

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2010年7月 9日 (金)

(165) プラトーン

【監督】オリバー・ストーン
【出演】チャーリー・シーン、ウィレム・デフォー、トム・ベレンジャー
【制作】1986年、アメリカ

ベトナム戦争を題材に、戦争の悲劇を描いた作品。プラトーンとは、「小隊」という意味。第59回アカデミー賞作品賞受賞作品。

物語は主に、チャーリー・シーン演じるクリスの視点で描かれる。クリスは大学を出ているが、貧困層やマイノリティが戦場にかり出される状況に義憤を感じ、兵役を志願した。彼の上官として、対照的な二人が登場する。一人はエリアス(ウィレム・デフォー)。無益な殺生を好まない良識派。もう一人はバーンズ(トム・ベレンジャー)。歴戦の強者で、勝つためなら卑劣な手段も辞さない。
彼らの部隊がベトナムの村に入り込む。ベトコンの拠点となっていると疑ったバーンズは、現地の言葉で彼を非難する村民の老婆を容赦なく撃ち殺す。それに気づいたエリアスは、バーンズに殴りかかる。二人の間に深い溝が生まれた。そしてある戦闘のさなか、バーンズは前線で一人になったエリアスを追い、彼を撃ち殺す。エリアスを心配していたクリスに、バーンズは、「エリアスは死んでいた」と告げ、退却を命じる。
部隊はヘリを使って戦線を離脱するが、ヘリから下を見下ろすと、そこには銃弾を受け、瀕死の状態で、大量のベトナム兵の追走から逃れようとするエリアスがいた。思わずバーンズに目を向けるクリス。そこには「何か文句でもあるのか」と言わんばかりの無表情のバーンズの顔があった。ヘリにたどり着こうと必死に逃げるエリアスが、ついに、両手を突き上げ、息絶える。プラトーンの超有名なシーンだ。
クライマックスはベトナム兵と米兵の深夜のジャングルでの白兵戦。夜が明け、何とか生き延びたクリス。周りには死体の山。その中に、傷ついて横たわるバーンズの姿があった。バーンズに銃を向けるクリス。バーンズは力なく「やれよ」。刹那、クリスの銃が火を噴き、バーンズは息絶える。クリスが戦争の傷を心に抱え込む瞬間だった。

この映画、デニス・ホッパーもちょい役で出ている。
戦争の理不尽さが感じられ、当事者、経験者であれば、その感慨はあまりあるのではないかという気がする。

【5段階評価】4

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2010年7月 8日 (木)

(164) ダイ・ハード2

【監督】レニー・ハーリン
【出演】ブルース・ウィリス、ウィリアム・サドラー、ジョン・エイモス
【制作】1990年、アメリカ

ダイ・ハード」の2作目。第3作には評価の分かれる向きもあるが、本作は前作に勝るとも劣らない迫力あるアクション映画に仕上がっている。

クリスマス間近のワシントン・ダラス空港。ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)は、妻を迎えに空港に来ていた。空港の貨物室に出入りしている不審な男たちに気づいたジョンは、彼らの身元を質すが、いきなり彼らから発砲を受ける。倒した一人の身元を確認すると、死亡と記録された軍人だった。
彼らは空港の管制機能を乗っ取り、ダラス空港に護送される麻薬王のエスペランザ将軍の解放を要求した。翻弄される空港の職員と空港の警察に、部外者のジョンが首を突っ込む形で事件は展開する。

前作のジョン・マクレーンが、有無を言わさず事件に巻き込まれるのに比べ、今回は、燃料の切れかかったまま上空待機を余儀なくされている航空機に乗った妻の命がかかっているという状況はあるものの、自ら進んで首を突っ込んでいるので、ツいてないヤツ、というより、孤軍奮闘するスーパーヒーロー的な感があるので、そこが気に入らないという人もいるかもしれない。しかし、ジョンと敵役の攻防がめまぐるしく変わり、スリルに満ちた展開はすばらしい。グラント少佐が実は悪役側だったというどんでん返しも効いている。
最後の、離陸直前の輸送機から漏れ出た燃料に、火をつけて輸送機に引火させるというのは、さすがにそうはならないだろう、という感じもするが、ホーリーとジョンの抱擁シーンでは、一作目のアル・パウエルとの抱擁シーン同様、うるっとしてしまった。

【5段階評価】5

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2010年7月 2日 (金)

(163) 300(スリー・ハンドレッド)

【監督】ザック・スナイダー
【出演】ジェラルド・バトラー、レナ・ヘディ
【制作】2007年、アメリカ

古代ペルシアの侵攻にスパルタ軍が対抗したテルモピュライの戦いを題材に、戦う男たちの姿を魅力ある映像で捉えた作品。

スパルタの王、レオニダス(ジェラルド・バトラー)は、服従を促すペルシアの使節を屠る。彼は神の託宣を得ようとするが、出兵するなというお告げとなる。託宣者にはペルシアの手が及んでいたのだ。レオニダスは出兵を決意し、300の優秀な兵が集う。
100万のペルシア軍を相手に、地形を利用して善戦するスパルタ軍であったが、奇形を理由にスパルタ軍参入を拒まれた男がペルシア軍に内通し、スパルタ軍を挟み撃ちにする。一方、スパルタ国内にもペルシアの息のかかった者がおり、議会で遠征している彼らへの援助を打ち切ろうとする。その男を刺し殺し、内通者だと暴いたのは、レオニダスの妻、ゴルゴ(レナ・ヘディ)だった。
善戦もむなしく、スパルタ軍はついに全滅する。しかし、その魂はスパルタの後継者たちに受け継がれていく。戦闘中に負傷し、国に戻された一人が、新たな指導者となるシーンで映画は終わる。

物語よりも独特な映像が売りである。生身の人間でありながら、金属的な質感の映像が続く。ペルシア軍の独特の装束や、俳優陣の肉体美も見所の一つ。1980年代に一世を風靡した「北斗の拳」、特に修羅の国が描かれている頃の意匠とも雰囲気が似ている。残念ながらテレビ放映版では、いろいろカットされたシーンがあったようだ。

【5段階評価】4

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2010年7月 1日 (木)

(162) 不都合な真実

【監督】デイビス・グッゲンハイム
【出演】アル・ゴア
【制作】2006年、アメリカ

アル・ゴア元副大統領の環境問題に対する取り組み、特にその講演の模様をドキュメンタリーとしてまとめている。

この手の映画はただの教育もの、あるいは政治プロパガンダであり、観る気もしない、という人もいるかもしれないが、見てみると、なかなか面白い。
まず、演説、プレゼンテーションの巧みさが心地いい。そして、彼の子どもが交通事故に遭ったこと、喫煙者の娘(アル・ゴアの姉)を肺がんで亡くした父親がたばこ農家をやめる話など、一見、かかわりのないエピソードを交えつつ、一刻も早くみんなで環境問題に取り組まなければ、取り返しがつかなくなるという心境をうまく伝えている。

いろいろ根拠のない情報や嘘が混じっているなど、曰くもある作品だが、エンターテインメントとしてなかなか良質。

【5段階評価】4

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