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2010年7月20日 (火)

(176) BROTHER

【監督】北野武
【出演】ビートたけし、真木蔵人、寺島進、オマー・エップス
【制作】2001年、日本

日本のヤクザとイタリアンマフィアがアメリカで繰り広げる抗争を描いたバイオレンス映画。
ビートたけしって人は、お笑いの人なのに、映像は独特の哀感を漂わせているし、戦いの痛々しさは現実味をもって迫ってくるし、持って生まれた感性なのか、努力や学習により体得したのか、とにかくこのセンスには驚くばかり。ただドンパチやって、うわーっていうのではない、ただただ死んでいくことのむなしさ、絶望感が伝わってくる。

組を追われた日本のやくざ、山本(ビートたけし)が、弟のケン(真木蔵人)のいるアメリカへ渡る。弟は麻薬販売の手下をしているが、元締めの男に乱暴されているところを目にした山本が、その男を殴りつけて倒してしまったことから、ケンのグループとイタリアマフィアの全面抗争に発展する。
山本たちは、徒弟の加藤(寺島進)の命と引き替えに、現地の日本人街を締めている白瀬(加藤雅也)を味方に引き入れるが、最終的には圧倒的かつ容赦ないイタリアンマフィアの暴力に屈し、山本たちは全滅する。唯一残ったのが、山本をアニキと慕う、デニー(オマー・エップス)だった。

山本は渡米当初、一人で通りを歩いているところ、ワインを手にした黒人にぶつかられ、ワインが落ちて割れたから弁償しろというよくある手口でからまれるが、山本はおもむろに割れたワインの瓶を拾い上げると、からんできた黒人の目に突きつけ、けがをさせる。実はその黒人がデニーだった。こんな出会い方をした二人であるにもかかわらず、二人は兄弟同様の絆で結ばれる。車の中で、山本が自分に大金を遺したことを知ったデニーが、嗚咽しながら「oh, shit! 」を連発しながらむせび泣くシーンは感動的。

【5段階評価】4

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