(164) ダイ・ハード2
【監督】レニー・ハーリン
【出演】ブルース・ウィリス、ウィリアム・サドラー、ジョン・エイモス
【制作】1990年、アメリカ
「ダイ・ハード」の2作目。第3作には評価の分かれる向きもあるが、本作は前作に勝るとも劣らない迫力あるアクション映画に仕上がっている。
クリスマス間近のワシントン・ダラス空港。ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)は、妻を迎えに空港に来ていた。空港の貨物室に出入りしている不審な男たちに気づいたジョンは、彼らの身元を質すが、いきなり彼らから発砲を受ける。倒した一人の身元を確認すると、死亡と記録された軍人だった。
彼らは空港の管制機能を乗っ取り、ダラス空港に護送される麻薬王のエスペランザ将軍の解放を要求した。翻弄される空港の職員と空港の警察に、部外者のジョンが首を突っ込む形で事件は展開する。
前作のジョン・マクレーンが、有無を言わさず事件に巻き込まれるのに比べ、今回は、燃料の切れかかったまま上空待機を余儀なくされている航空機に乗った妻の命がかかっているという状況はあるものの、自ら進んで首を突っ込んでいるので、ツいてないヤツ、というより、孤軍奮闘するスーパーヒーロー的な感があるので、そこが気に入らないという人もいるかもしれない。しかし、ジョンと敵役の攻防がめまぐるしく変わり、スリルに満ちた展開はすばらしい。グラント少佐が実は悪役側だったというどんでん返しも効いている。
最後の、離陸直前の輸送機から漏れ出た燃料に、火をつけて輸送機に引火させるというのは、さすがにそうはならないだろう、という感じもするが、ホーリーとジョンの抱擁シーンでは、一作目のアル・パウエルとの抱擁シーン同様、うるっとしてしまった。
【5段階評価】5
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