« (153) 知りすぎていた男 | トップページ | (155) 鳥 »

2010年6月20日 (日)

(154) バカヤロー!2 幸せになりたい。

【監督】本田昌広、鈴木元、岩松了、成田裕介
【出演】小林稔侍、堤真一、藤井郁弥、山田邦子
【制作】1989年、日本

4監督によるオムニバス映画。「バカヤロー! 私、怒ってます」の続編。昔のタレントが出ているなあという感じだが、今をときめく名優、堤真一や、爆笑問題のように今も活躍しているタレントも出ていた。

小林稔侍のバージョンは、旅行会社の理不尽な社員の扱いと、家族の海外旅行をせがむ家族の要求にさいなまれる男。
堤真一のバージョンは、コンビニに現れる理不尽な客に翻弄される店員が主役。いわば不条理もの。ゲームソフトの隠れた名作「街」の雰囲気に似ていた。
藤井郁弥のバージョンは、自らが買った電化製品が、全て旧式だと近隣の人にののしられるが、彼自身、新製品に飛びついては失敗を繰り返した過去を吐露するという役どころ。
山田邦子のバージョンは、中途採用の面接で、結婚のことをあれこれ聞かれて落とされることに腹を立てるという展開。

いろいろな社会の因習やしがらみに虐げられた主人公が、最後に「バカヤロー! 」と叫んでタンカを切るという、胸のすくような展開を期待していたのだが、正直、共感できてすがすがしいと感じることができたのは、山田邦子のバージョンぐらいだった。

【5段階評価】3

|

« (153) 知りすぎていた男 | トップページ | (155) 鳥 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

評価3の映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: (154) バカヤロー!2 幸せになりたい。:

« (153) 知りすぎていた男 | トップページ | (155) 鳥 »