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2010年4月26日 (月)

(116) 交渉人

【監督】F・ゲイリー・グレイ
【出演】サミュエル・L・ジャクソン、ケビン・スペイシー
【制作】1998年、アメリカ

人質をとった立てこもり犯を説得して事件を解決する交渉人のプロ、ローマン(サミュエル・L・ジャクソン)は、警察の内部犯行に巻き込まれ、仲間の殺害と公金横領の濡れ衣を着せられる。身内に犯人がいるため、仲間を信用することのできないローマンは、局長やその秘書、たまたま居合わせたたれ込み屋を人質に、警察に立てこもると、別の警察署の交渉人、セイビアン(ケビン・スペイシー)を相手に指名し、真犯人を捜すよう要求する。しかしセイビアンは、「お前が犯人かどうかは自分には関係ない。自分の役目は、人質とお前を無事に救出することだ。」と告げる。しかし、虚々実々のやりとりを続ける中で、セイビアンは、しだいにローマンに対する信頼を強めていく。人質だった局長は、セイビアンの指揮を無視したSWAT乱入のどさくさで、死んでしまった。しかも、流れ弾に当たったのではなく、乱入したSWATに殺されていた。
真犯人は別にいると確信したセイビアンであったが、FBIに指揮権が移り、すぐさま強行突入が実行されることになる。セイビアンは、ビル内に入り込むと、ローマンを連れてビルを脱出する。警察は、人質だった秘書を誘導尋問して、ローマンらの居場所を突き止める。彼らは局長の自宅に向かっていた。探していた証拠となるファイルを見つけ出そうとする二人。そこに、ローマンの同僚、フロストが入ってくる。セイビアンは、フロストとローマンと3人だけになった建物の中で、突然、ローマンを撃ち殺し、「俺も金がほしいんだ。利益のいくらかをわけてくれ。」とフロストに要求する。フロストは、倒れたローマンの腹から流れる血を確認すると、価格交渉に入り、取引は成立した。建物の外に出たフロストは、「ローマンは死んだよ」と言いながら、仲間のもとに歩いていく。
しかし、これは罠だった。ローマンは死んでいなかった。ローマンを介抱するセイビアンの声が、外にいる警官の無線から聞こえてくる。建物の中でのやりとりは、無線を通じて、外に待機する警察に筒抜けだったのだ。署員は全員、冷徹な目でフロストを見据えていた。
全て聞かれていた。・・・観念したフロストは、手に持っていた銃をやおら自分ののど元に押しつける。刹那、銃声が走り、フロストは倒れた。「簡単に死なせるものか。」その声は、ローマンの立てこもり時に、とっととローマンを殺せ、と強行手段を主張し続けていたベック(デビッド・モース)だった。

ローマンが立てこもっている間は、ベックの態度はいかにも怪しくて、観客は「だめだ、こいつの言うことを聞いちゃ! 」という気にさせられるのだが、最後は毅然として真犯人を押さえ込む。この伏線がよかった。

【5段階評価】4

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