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2010年3月20日 (土)

(94) ダーティハリー

【監督】ドン・シーゲル
【出演】クリント・イーストウッド、アンディ・ロビンソン
【制作】1971年、アメリカ

凶悪犯を追うアウトローな刑事の活躍を描いた作品。

サンフランシスコの刑事、ハリー・キャラハン(クリント・イーストウッド)は、犯人逮捕のためなら暴力的な手段も厭わない。たまたま銀行強盗の現場に居合わせたハリーは、躊躇なく犯人に発砲し、逃走を防ぐ。しかし、警察組織からは目を付けられており、請け負う仕事は飛び降り自殺の阻止や、身代金の受け渡しなど、危なく汚い仕事ばかり。
そんな中、殺害予告後に連続殺人を行う劇場型事件が起こる。警察は高い建物の屋上に警官を配置し、ヘリで巡回を行う。そこに、屋上から狙撃を企てる犯人が現れるが、警察は取り逃がしてしまう。とうとう、黒人の少年が撃ち殺されてしまう。
さらに、誘拐した少女の身代金を要求する通告が犯人から届く。身代金の受け渡し役を負わされたハリーは、公衆電話をたらい回しされた挙げ句、ある場所で、覆面の男に声をかけられる。その男が犯人のスコルピオ(アンディ・ロビンソン)だった。スコルピオから暴行を受け、撃ち殺される直前で、ハリーの相棒、チコ(レニ・サントーニ)に助けられる。ハリーは犯人の太ももにナイフを突き立て、負傷させる。その後も犯人を追うハリーは、ついにスタジアムでスコルピオを追いつめる。少女はどこだと問うハリーに、スコルピオは答えようとしない。業を煮やしたハリーは、傷口を足で踏みにじり、自白を強要した。ところが、組織は、ハリーの行動が不適当と断じ、謹慎を命じる。一方の犯人は証拠不十分で無罪放免。
しかしハリーは、この男はまた犯罪を行うに違いない、なぜならそれが快楽なのだから、と確信し、犯人を追い続ける。そして事件が起きた。スコルピオは、スクールバスをジャックすると、そのまま空港へ向かえと指示する。
そこに現れたハリー。採石工場で犯人を追いつめるが、スコルピオは、近くで釣りをしていた少年を盾にすると、ハリーに銃を捨てろと命じる。ハリーは銃を捨てると見せかけ、一転して犯人に発砲。銃弾はスコルピオの肩に命中。少年は助かる。ハリーはスコルピオに、銀行強盗犯に対して言ったのと同じ決めぜりふを言う。逆上してハリーに銃を向けようとするスコルピオに、容赦なく44マグナムをぶち込むハリー。犯人は池に落ちる。全てが終わり、ハリーは警察バッジを池に投げつけ、立ち去る。

間違いなく凶悪であるにも関わらず、法を盾に逃げ回る犯人。保身に走り、手を下そうとしない警察組織。しわ寄せを食う善良な一般市民。そこに登場する、自らの身分や安全を失うことを恐れずに正義の鉄槌を振り下ろす刑事。刑事もの映画の正統派と言える作品。日本の刑事物のドラマなどでもよくある設定だと思う。
ちなみにこの映画、44マグナムで車を横転させるような派手なシーンが印象的だが、映画は全体的に暗く、銃撃シーンもそれほど華やかというわけではない。

【5段階評価】4

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