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2010年2月27日 (土)

(81) Love Letter

【監督】岩井俊二
【出演】中山美穂、豊川悦司
【制作】1995年、日本

心温まるラブストーリー。中山美穂が一人二役で好演している。

渡辺博子(中山美穂)は、恋人の藤井樹(ふじいいつき)を事故で失う。三回忌の日、彼の家で中学の卒業アルバムを家族に見せてもらい、そこにあった彼の実家に手紙を書いてみる。生前の彼の話では、彼の実家はすでに道路になっており、今はもうその住所に家はないと聞いていたのだが、驚いたことに返事が来る。
この辺り、ファンタジーと思わせるが、そうではない。彼のクラスには、同姓同名の女生徒がいた。博子は、それを知らず、女生徒の住所の方に手紙を送っていたのだ。若干のすれ違いのあと、博子は樹(中山美穂、二役)と手紙のやりとりをし、中学時代の彼のことをいろいろと尋ねる。樹は同姓同名を同級生にからかわれたり、あまりいい思い出はなかったのだが、そのエピソードを博子に手紙で伝えていく。
終盤、博子は、樹に、彼氏の樹が無理矢理出たという、陸上競技会の場所の写真を撮って欲しいと頼む。樹は、自分には何の得もないにもかかわらず、博子のために、その風景を写真に収める。撮っているうちに、樹自身が、過去の同姓同名の彼との思い出を慈しみながら、何となくうきうきしたような気持ちになり、楽しそうにシャッターを何度も押していく。彼女の気持ちが浄化されていくようすが描かれ、なかなかいいシーンだった。

腑に落ちなかったのは一点。序盤にある豊川悦司との割と濃厚なキスシーン。これは、必要だったのかな。あとは、トヨエツの関西弁が聞いていて気持ち悪い。もうちょっと関西弁の上手な俳優はいなかったのだろうか。ちなみにこの映画、2010年2月の「サヨナライツカ」の公開に合わせてテレビ放映されたもの。

【5段階評価】3

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コメント

ののさん

管理人です。コメントありがとうございます。
そうだったのですか、不勉強でした。
でもでも、何か変に感じたんですよね。
ののさんおっしゃるように、むしろネイティブ(?)な関西弁で豊川悦司さんが話すと役者としてのイメージが損なわれるので、わざと芝居がかった作り物のような関西弁にしたのですかねー。
いずれにせよ、「ニセ関西弁」は失礼でした。すみませーん(証拠隠滅みたいになるので、書き換えないでいます。お許しを)。

投稿: 管理人 | 2010年2月28日 (日) 01:10

はじめまして。
突然すみません。
ちょっと気になった事があったのでお邪魔しました。
豊川悦司さんは関西育ちのネイティブな関西人です。
今でも役柄以外の普通の会話の時は関西弁で喋られる事が多いです。
「Love Letter」の関西弁が不自然に聞こえるとしたら、それは監督がわざと誇張した喋り方を狙って演出されていることと、役者豊川悦司のイメージと関西弁が結びつかず違和感を感じる為ではないでしょうか?
「ニセ関西弁」と言われるのは辛くて・・・
色々書いてすみませんm(__)m

投稿: のの | 2010年2月27日 (土) 07:55

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