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2010年2月26日 (金)

(80) 野獣死すべし

【監督】村川透
【出演】松田優作、小林麻美、鹿賀丈志
【制作】1980年、日本

戦場カメラマンの伊達(松田優作)は、日本に戻ってきてから、自らの中にある狂気に目覚め、銀行強盗を企てる。銀行員や伊達を疑う刑事の柏木(室田日出男)、仲間の真田(鹿賀丈志)など、多くの人を殺害しながらも、銀行強盗を成功させるが、最後は柏木刑事に射殺される。

最後のシーンの解釈にはいろいろあるようで、全ては夢で、伊達は最後に柏木刑事の亡霊を見て心臓麻痺で死んだとか、警官隊が伊達を包囲して射殺したとか、いろいろな解釈を見た。自分としては、柏木刑事は列車の中で撃たれたものの死んではおらず、復讐のために伊達を射殺したと思っている。心臓麻痺は安易だし、警官隊が射殺というのも、いくら凶悪犯であっても、丸腰で普通に歩いている人間を問答無用で撃ち殺したりはしないだろう。

で、この映画。松田優作の代表作と言われているが、ストーリーに関して言えば、人を殺しすぎ。あんなに銀行で警備員やら銀行員を殺して、まんまと大金を持って逃げられるはずがない。演技も私の目には古めかしく、「芝居」を観ているようだった。まあ芝居なんだけど。

【5段階評価】2

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