(66) デモリションマン
【監督】マルコ・ブランビヤ
【出演】シルベスター・スタローン、サンドラ・ブロック、ウェズリー・スナイプス
【制作】1993年、アメリカ
近未来を描くアクション映画。シルベスター・スタローンが、肉体派の警官スパルタンを演じる。
1996年、治安の乱れたロスで、凶悪犯のサイモン・フェニックス(ウェズリー・スナイプス)を逮捕したスパルタン。しかし、人質を死なせてしまったという罪(実は濡れ衣)で、逮捕されたフェニックスと同様に、70年間冷凍されるという刑に処される(何でそれが刑罰になるのか、よく分からないのだが)。
場面は2023年。犯罪は撲滅され、その一方で社会に有害なありとあらゆるものも同時に排除された世界に様変わりしていた。このクリーンな社会で、なぜか凶悪犯フェニックスは冷凍を解かれる。そして突然、体を固定されていた装置のロックが外れ、自由の身になると、看守を殺害し、脱走する。実は、ロサンゼルス(自治体合併により地名は変化)の支配者・コクトーが、反乱分子のリーダー暗殺のため、フェニックスを解凍したのだった。
穏和な社会に慣らされてしまったため、警察はフェニックスの犯罪に手も足も出ない。そこで20世紀オタクの女性警官、レニーナ(サンドラ・ブロック)は、20世紀の犯罪者には20世紀の警官を充てるのがよいと提案し、スパルタンが世に戻される。
2023年の社会にとまどいながらも、スパルタンはフェニックスを追う。反乱分子のリーダーとも意気投合し、最後は冷凍刑務所の中でスパルタンを倒す。
映画の見所の一つは、犯罪が撲滅された近未来社会。「クソッ」と言うだけでセンサーから「罰金1クレジット」という音声がなり、タバコはもちろん、塩もダメ。性行為は「体液交換」と呼ばれ、不潔で社会の悪とされており、子孫を残すのは許可制。シュワルツェネッガーが大統領になったと聞き、シルベスター・スタローンがあきれるシーンは、ちょっとニヤリとさせる。
ただまあアクションの方は、申し訳ないがよくあるパターン。大人が高い金を払ってみるようなものではない。
【5段階評価】2
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