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2010年1月23日 (土)

(63) 8月のクリスマス

【監督】長崎俊一
【出演】山崎まさよし、関めぐみ
【制作】2005年、日本

韓国映画のリメイク。穏やかな恋愛映画。

写真屋を営む鈴木寿俊(ひさとし)(山崎まさよし)は、不治の病で残りわずかな命。しかしそれを友人らには明かさず、静かに暮らしている。残りの人生を穏やかに暮らせるよう、恋愛からは自らを遠ざけようとしていることが、友達の持ってきた女性の紹介の話を断ることから伺える。
ある日、寿俊の店に、臨時教師の高橋由紀子(関めぐみ)が、写真の現像を頼みに来る。寿俊のことをおじさんと失礼な呼び方をしながらも、寿俊になつき、寿俊の昔からの知り合いの佳苗(戸田菜穂)に微妙な嫉妬を抱いたりする。寿俊は由紀子に好感を持ちながらも、自分の病気のことは打ち明けずにいた。
ところが、ついにある日、容態が悪化し、寿俊は病院に担ぎ込まれる。一方の由紀子はちょうどその頃、別の学校への転任の話が持ち上がる。寿俊に会うために写真屋に行っても寿俊はおらず、結局、置き手紙を残して赴任地へ発つ。
由紀子への恋心に気づいた寿俊は、由紀子への手紙をしたため、由紀子に送ってこの世を去る。その手紙を読み、真実を知る由紀子。写真屋に花を届けに行くと、ショーウィンドウには、ある日、寿俊に撮ってもらった由紀子の写真が。温かい気持ちになって写真屋を去るところで映画は終わる。

山崎まさよしの演技は、全編を通してひかえめである。最初のうちは、自然で無理がないなあという感じなのだが、後半になると、あまりにも感情の起伏がなさすぎて、物足りなくなってくる。
ただ一度、見知らぬ酔っぱらいに怒りをぶつけて叫ぶシーンがある。実は寿俊は、酔っぱらいに対してではなく、病に冒された自分の不条理な運命に対して叫んでいたわけなのだが、このシーンはちょっと早すぎた気がする。もう少し後ろか、あるいは余命がいくばくもないことが明らかになったところで出ると、ぐっと来るものがあったかもしれない。

【5段階評価】3

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