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2010年1月 4日 (月)

(44) 雨月物語

【監督】溝口健二
【出演】森雅之、京マチ子、田中絹代
【制作】1953年、日本

1953年の日本映画。モノクロである。もちろん古い映画であるから、目を惹くような映像、というわけにはいかないが、ストーリーはわかりやすい。戦のどさくさで兵士たちに物品を奪われたり女をさらわれたりする戦国時代の村人の暮らしが描写されている。

主人公の源十郎(森雅之)は瀬戸物の職人で、金儲けに執着し、妻の宮木(田中絹代)と幼い息子を故郷に置いて戦のどさくさの中、商品を売りに行く。そこに、やんごとなき身分の女(普通なら、絶世の美女、とか書くんだろうけども、ちょっと・・・)、若狭(京マチ子)が訪れ、瀬戸物を注文すると、屋敷に持ってくるよう言いつける。屋敷を訪れた源十郎は若狭の歓待を受けると、その誘惑に負け、ちぎりを交わしてしまう。しかし若狭は、織田信長の軍に殺された死霊だった。
死相が出ていると、とある僧侶に見破られ、体に死霊払いの呪文を施し、若狭の屋敷に戻ると、若狭は呪文の効果で源十郎に近づくことができない。若狭は自分が死霊であることを白状する。源十郎が気づくとそこは、荒れ果てた屋敷の跡だった。
ほうほうの体で家に戻ると、そこには酒と鍋を用意して待っている宮木がいた。自分が間違っていたと悔い、わびを言う源十郎。気にしないでという宮木。しかし翌朝、源十郎が目を覚ますと、村の長から、宮木は追いはぎと化した兵士に刺し殺されたと知らされる。
また、弟(義理の弟らしい)の等兵衛も侍にあこがれ、妻から離れて戦に向かい、一応の出世を果たすが、夫とはぐれた妻もまた、男どもに襲われ、売春宿で体を売る暮らしに落ちぶれていた。

人間の欲が不幸を招く、という教訓を描いている。そういう意味では、面白いというよりはちょっと説教臭いのかもしれない。

【5段階評価】3

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