(36) 題名のない子守歌
【監督】ジュゼッペ・トルナトーレ
【出演】クセニア・ラパポルト
【制作】2006年、イタリア
ニュー・シネマ・パラダイスのジュゼッペ・トルナトーレ監督の作品ということで、若干の期待をもって観た。なかなかいい映画だった。
テーマは重く悲しいが、映像が美しく印象的。ラストシーンでは温かい気持ちにさせてくれた。主人公のイレーナの狙いが何なのか、最初は分からない。次第に、生き別れた娘のそばで暮らそうという純粋な思いが目的であると分かる。
しかし、娘だと思って近づいた子供は、実は自分の娘ではなかったことが判明。失意のまま投獄され、釈放されたときに、その娘(とははっきりとは示されてはいないが)が会いに来るというところで終わる。
クセニア・ラパポルトの悲しみを押し殺したような演技がよい。ただ、話の展開が遅めで、序盤は若干観ているのがつらかった。2回観ると評価が変わるかも知れない。
【5段階評価】3
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