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2009年12月19日 (土)

(33) 7月4日に生まれて

【監督】オリバー・ストーン
【出演】トム・クルーズ
【制作】1989年、アメリカ

ベトナム戦争の体験を通じて反戦活動を行う実在の人物、ロン・コービックを題材とした作品。

主人公は、ベトナムで民間人を誤射し、混乱の中、仲間までも撃ち殺してしまう。自らも戦闘中に撃たれ、下半身不随の重傷を負うが、病院では冷遇され、帰国後も反戦ムードの高まりから、帰還兵が無条件に英雄扱いされる時代ではなくなっていた。
次第に自暴自棄になり、自堕落な生活を送るが、仲間との喧嘩をきっかけに立ち直り、誤射で死なせた部下の親に、自分が殺したと告白に行く。そのときの若くして未亡人となった部下の妻の「私は許さないが、神はあなたを許すでしょう」という言葉、そして母親の「ずっとつらかったのね」という慰めの言葉には、ぐっとくるものがあった。

全体的には暗い陰惨な映画なので、評価は4としなかったが、トム・クルーズの演技はすごい。自らの髪の毛を抜いて主人公の薄くなった頭を表現したという逸話は有名。ちなみに、アメリカの国旗が空の光を通しながらはためくシーンがあり、これは「プライベート・ライアン」の冒頭と全く同じだった。本作へのオマージュなのかな。本作を観ていた人は、「プライベート・ライアン」の冒頭シーンを観て、このベトナム戦争の残酷なシーンが頭をよぎっていたのかもしれない。

【5段階評価】3

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