(23) さらば愛しき女よ
【監督】ディック・リチャーズ
【出演】ロバート・ミッチャム、シャーロット・ランプリング
【制作】1975年、アメリカ
探偵小説を映画にしたら、登場人物が次々出てくるあわただしい脚本になったという感じ。
なぜ7人もの殺人が起きたのか、なぜマーロウが容疑者になったのか、という謎が最初に提示され、事件の前に遡って物語が展開するのだが、謎をじっくり考える間もなく、あっさりと人が死ぬ。最初の殺人など、そんなんで殺すなよ、という感じだし、全体的に簡単に人を殺しすぎ。
次々と話が進むのだが、小説と違って、戻って読むことができないので、結局、何がなんだか分からないまま、要するに大男マロイに依頼され、フィリップ・マーロウが探していたベルマは、実はすでに会っていたグレイル夫人だったというオチ。どんでん返しというほどのスペクタクルもなく、映画は終わってしまった。
せめてもの見所と言えば、「メン・イン・ブラック」の中で、エイリアンとして監視されていることで有名なシルベスター・スタローン(そうじゃないか)が、ちょい役で出演しているところかもしれない。役どころとしては、女主人が怒って若い娘に当たったのにキレて女主人を射殺する若者。この女主人が殺されるのも、非常に安易だ。
【5段階評価】2
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