トップページ | 2009年12月 »

2009年11月

2009年11月30日 (月)

(21) 犬と私の10の約束

【監督】本木克英
【出演】田中麗奈、豊川悦司、加瀬亮
【制作】2008年、日本

飼ってた犬が死んだら悲しいよね、という映画。

タイトルに10の約束とあるが、特に一つ一つの約束について丁寧に描かれたりはしていない。

ラストシーンは、不覚にもホロリとさせられるが、話としては比較的陳腐。

【5段階評価】3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月29日 (日)

(20) キサラギ

【監督】佐藤祐市
【出演】小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、塚地武雅、香川照之
【制作】2007年、日本

何の情報も仕入れずに観たので、ミステリーとして純粋に楽しめた。シナリオがよくできていて面白い。
一番の主役は小栗旬ということになるだろうが、出演欄には5人とも挙げておく。

さて、「明日の記憶」同様、この映画も、エンディングについては評価が分かれるようだ。(本ブログのトップにも示しているが、念のため書いておくと、以下はネタバレなので、まだ映画を観ていなくて楽しみたい方は読まないことを強くお勧めする。・・・なんて書くと読みたくなるかもしれないが、結末を踏まえて書いているので、読んで後悔しないように。)

映画の中では、如月ミキの死の真相について、一つの結論に達し、エンディングと思わせる。ところがエンドロールが終わったと思いきや、如月ミキが出演していたアイドル番組の司会者が登場し、結論はそんなことではない、と主張する。そして、ぐにゃぐにゃと折れ曲がった針金を目の前にかざし、主役の5名がポカンとした顔をしたところで終わるのだ。
このシーンは解釈が難解だ。多くの人は、「えっ、何? 意味がわかんない」だし、もう少しましな解釈があるとしても、「アイドルの死の真相とか、この手の話を推理しだすとエンドレスってことを暗示してるのかな。」といったところだろう。
実は監督自身、このシーンのことは忘れてくれと言っているらしく、あまり気にしないでよいようだ。しかし、あるブログで面白い解釈をしていた。あのエンディングは、そんなことではなく、もっとはっきりとした別の真相を示しているのだ、と。
そこで、それも踏まえ、自分なりに、あの一年後のシーンの続きを考えてみた。もし一人でも、このストーリーに興味を持ってくれたなら、蛇足感のあるあのエンディングにも、意味があったということになるかもしれないし、こういったアナザーストーリーがあちこちで生まれることこそ、監督の狙いとだったと言えるかもしれない。

【5段階評価】5

続きを読む "(20) キサラギ"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年11月28日 (土)

(19) 虹の女神 Rainbow Song

【監督】熊澤尚人
【出演】市原隼人、上野樹里
【制作】2006年、日本

とりたてて何てことはない若者の恋愛がテーマ。

前半は「まあ、面白いと言えば面白いし、あるある感はあるけど、何が言いたい映画なんだろうなぁ」という感じである。
後半、佐藤あおい(上野樹里)の部屋で、岸田智也(市原隼人)が、届けられなかった手紙を読むシーンでは、さすがにホロリとさせられる。ただまあ、人が死ぬなんていう設定にすれば、そしてその人からの手紙なんて登場すれば、どう転んだってそれなりの感動シーンにはなるだろうけれども。

ではあるが、この市原隼人、上野樹里。二人の演技はめちゃくちゃうまい。ほとんど本人がそのまま登場しているのではないか、と思ってしまうほどだ。
上野樹里の、勝ち気な大学生がいかにも言いそうなしゃべり口調や、本当にいじめられるタイプだよなぁと思ってしまう、市原隼人のおどおどした目とか。この彼が、「ROOKIES 卒業」では二枚目ピッチャーを演じているのだから驚きだ。まあ、車の運転が下手で、赤信号に気づかなかったりするシーンなんかは、本人がリアルに交通事故起こしまくってるし、洒落にならなかったりする。
歩道橋の上で、市原隼人に何の気なしに抱きしめられ、言葉を失い言われるがままになっているあおいの表情は、めちゃくちゃかわいかった。
その後、激怒するシーンは、そりゃショック受けるよなあ、という感じ。

【5段階評価】3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月27日 (金)

(18) 理想の女

【監督】マイク・バーカー
【出演】スカーレット・ヨハンソン、ヘレン・ハント、トム・ウィルキンソン
【制作】2004年、スペイン、イギリス、イタリア、ルクセンブルク、アメリカ

ママの遺したラヴソング」で気に入ったスカーレット・ヨハンソンが出ているので、観てみた。
夫の浮気、妻の何たるかが主題という感じ。

夫の浮気相手ではないかと疑い、軽蔑していた女性が、実は自分の母親であり、その行動が「理想の女」そのものであったということらしい。

まあただ、話が長い。

【5段階評価】2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月24日 (火)

(17) 明日の記憶

【監督】堤幸彦
【出演】渡辺謙、樋口可南子、及川光博
【制作】2005年、日本

凄絶な映画だ。

痴呆症をテーマにした作品はいろいろある(「人間の約束」もなかなか重い)が、この映画は若年性アルツハイマーを扱っており、自分には関係ないと振り払うことのできない怖さがある。

主演の渡辺謙氏はこれを「関わった人すべての人生を飲み込んでしまう」と表現している。アクション映画にしろホラー映画にしろ、多くの映画は、自分の日常の外にあるものを安全な立場から見ることができる。どれだけ映画の中の登場人物に感情移入できるか、が係わりの評価軸なのだが、この映画は、否応なしに自分の日常にのしかかってくる。

【5段階評価】4

続きを読む "(17) 明日の記憶"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月20日 (金)

(16) 原子力潜水艦浮上せず

【監督】デビッド・グリーン
【出演】チャールトン・ヘストン、デビッド・キャラダイン
【制作】1978年、アメリカ

貨物船と衝突して海に沈んだ潜水艦から、乗組員を救出するというストーリー。

海中パニック映画とでも言おうか。ただ、乗組員は全員軍人なので、乗客がパニックになったり、といったことは起きず、淡々と話が進行する。死の恐怖をことさらあおるような演出もない。史実の映画化のようである。

特撮は、正直、今ひとつ。ウルトラマンの特撮のような、チャチさがある。
1978年の制作だから無理もないが、スターウォーズの日本公開も1978年だから、もう少しましな特撮があってもよかったかもしれない。

【5段階評価】2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月17日 (火)

(15) ルパン

【監督】ジャン=ポール・サロメ
【出演】ロマン・デュリス、クリスティン・スコット・トーマス
【制作】2004年、フランス

狙いとしては、「インディ・ジョーンズ」 張りの活劇、なのだろう。鉄道の客車を行き来してのアクションシーンや、手に入れた十字架のギミックから、宝のありかを発見するところなどは、特にそう思わせる。しかし、なぜか、それらのシーンが、とってつけたつぎはぎのような印象を受けるのだ。爆発シーンだの何だの、盛り込みすぎて逆にさめてしまうという感じ。そう考えると、「インディ・ジョーンズ」って、よくできている。次々とハラハラするシーンが出てくるけれども、飽き飽きしない。

また、カリオストロ伯爵夫人(クリスティン・スコット・トーマス)が、不死の人間のような描き方で薄気味悪く、ルパンが否応なしに惹かれてしまう絶世の美女、という設定が、どうにも受け入れられない。そしてこの強烈な個性の敵役の前に、主人公であるはずのルパンの魅力があまり引き立たず、単に女主人公に振り回される脇役のようにすら映ってしまうのだ。

お金をかけて作っているのは分かるのだが。

【5段階評価】2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月16日 (月)

ドーフェ兄弟

LSメンバーとドーフェ兄弟に。オーブを持ってフェ・インへ。
シャドウ4体(黒、狩、戦、シ)が相手。シャドウと言っても、フォモルのTP技も使ってくる。

こちらの構成は、忍/戦、忍/戦、青/忍、黒/白、黒/白、赤/黒。
青/忍は他のアタッカーでもOKだが、強すぎて忍からタゲを取るとケアルシャワーでMPが枯渇したり事故死したりでグダグダになる恐れがある。
普通にやれば10分もかからず敵を殲滅できるので、あまりヒャッホイしないほうがよいだろう。

開幕は黒の印スリプガII。決まったら、忍忍青で、まず右端の黒(イニシャルM)を倒す。
同時に、赤はサイレスを忘れずに。特にブーストしなくても入る(自分は属性HQ杖は使ったけれども)。あとはディアIIとか。

黒を倒したら次は左端の狩(イニシャルJ)。この頃、プガIIが解けるので、二人目の黒が、印プガIIを使い、起きた二体(戦、シ)を寝かす。最初のプガIIから90秒後なので、計っておくと吉。なお、たまにハーフレジすることもあるので、そしたら先にハーフレジでおきちゃったヤツを倒した方がよさそう(印がないとなかなかスリプルが決まらないし、白のリポーズやララバイもレジストが珍しくない)。

狩を倒したら、次は戦(イニシャルV)。戦闘中にもう一体(シ)が起きたら、赤が印スリプルII。戦が終わればシ(イニシャルD)。絶対回避があるので、前衛でタゲキープしつつ、魔法で。

上の通り順調にいけば、戦闘は7-8分で終わる。

今回は、何の事故もなく、安定して6戦終了。

ドロップはいわゆる種族装備IIの両足装備。あとは素材、薬品、スクロールの4枠。両足装備は必ずどれかが出るようで、レアドロップで素材枠にクロスカウンターかエウリュトスボウが出るようだ。

自分の時はマリンFブーツが出た。自分で使えるから、WSのダメージ底上げ用に持っておこうと思う。猛者のメヌエットIVも出たので、エウボウなどの大当たりを除けば、まあまあだったかな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月15日 (日)

シャントット帝国の陰謀 / 呪われる世界

生贄の間でのBF戦。

構成は、ナ/忍、侍/忍、竜/忍、白/忍、赤/暗、吟/白。

開幕、白が白シャントットを、ナが黒シャントットを釣る。
黒シャントットはBF入り口近くまで引っ張り、戦闘開始。ナイトがタゲキープしながら、前衛3人で攻撃。竜はアンゴン。
一方の白シャントットは、広場で白が一人でキープ。

黒シャントットの HP が 75% ぐらいになると、ヘイト連動が起こり、白シャントットが黒シャントットの方に向かう。ここで吟がソウルボイスでマチメヌ。そのまま黒シャントットを倒す。
自分自身、この BF が3回目の挑戦で、過去2回は、いずれもヘイト連動した後は被弾しまくってぐだぐたになり、黒シャントットを削りきれずに全滅するというパターンだったのだが、今回は、白・黒シャントットの合流後も、比較的安定して戦えた(ただし、侍は途中で死亡)。

白シャントットの方は、侍が衰弱中(2回死亡)でダメージソースがナ竜だけとなり、殲滅に時間がかかる。
白シャントットの唱える魔法にガIII系が多く、そのたびに竜ががっつり削られるため、竜は一度、戦闘を離脱。侍の復活を待つ。
その後もナイトが一人でけっこうな削りを見せ、あと少しとなったところで侍・竜が合流して一気に殲滅。

白が2人必要とか3人必要とか言われている BF だが、通常のレベル上げ的な構成でもクリア可能。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月14日 (土)

(14) インビジブル

【監督】ポール・バーホーベン
【出演】ケビン・ベーコン、エリザベス・シュー
【制作】2000年、アメリカ

前から気になっていて、DVDを買おうかなと思ったこともあった作品。

特撮はよくできていて、面白い。ケビン・ベーコン演じるセバスチャンは、天才博士なのに、透明人間になってやることと言えば、女性の服を脱がせておっぱいに触ったり、という、何とも矮小な、「Oh! 透明人間」的な、でもまあ、観客の期待を裏切らないということでもある。
最後は透明な殺人鬼となり果ててしまう。透明な殺人鬼って、「プレデター」もそうだったな。

クライマックスシーンのセバスチャンは、理科室の人体模型のような血管と筋肉みたいな状態になっているのだが、それでも局部にぼかしが入っているのは、いったい何が映っていたんだろう。
気になる。

【5段階評価】4

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月13日 (金)

(13) 男たちの大和/YAMATO

【監督】佐藤純彌
【出演】反町隆史、中村獅童、松山ケンイチ
【制作】2005年、日本

なぜだろう。残念な映画だ。

どうしてこうなっちゃうのか、よく分からないのだが、巨額を投じて制作した映画なのに、全体的にチープなのだ。作り物めいているのである。

戦闘シーンは、そこそこ迫力があるように作っているのだが、「プライベート・ライアン」の冒頭シーンの、「うわ、弾が(自分に)当たる! 」の衝撃に始まり、「これ、撮影している人に弾が当たったりしないだろうか」と心配してしまうぐらいのリアリティに比べると、ドゴーン、ズガーン、と映像はすごいのだが、やはり何というか、観客は安全地帯から眺めている感じなのだ。
逆に考えると、「タイタニック」や「プライベート・ライアン」 など、一流の映画は、やはり金をかけたからすごい、だけではない、没入感を生み出す映像作りの技術というかセンスがすごいのだな、と。
異様なまでのリアリティ。CGをCGと感じさせないすごさ。
もう一つ、俳優の芝居がかった(芝居なんですけどね)演技に共感できなかったという点もある。ただこれについては、お国のために死ぬということ自体に、自分自身が嘘くささを感じて、演技は熱いが空々しい、ということなのだ、という気もする。

【5段階評価】2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月12日 (木)

(12) 戦国自衛隊

【監督】斎藤光正
【出演】千葉真一、渡瀬恒彦、夏木勲
【制作】1979年、日本

古い映画なので、音楽なんかはちょっとな、というところはあるが、面白い。

冒頭のタイムスリップするところは、ずいぶんとあっさりしていて脈絡がないのだが、戦闘シーンは、時代劇にありがちな、うわーっとだけ言って倒れるような映像ではなく、血がどくどくと噴き出したり、首をはねられて胴体だけになったりと、凝った作りになっている。この当たりのサービス精神には嬉しくなる。

自衛隊員が、重火器を持っていながら、わらわらと大量に押し寄せてくる歩兵(足軽? )に囲まれ、どうにも助かりそうにないという絶望の淵にじわじわと追いつめられていく映像は秀逸だ。生に執着する自衛隊員に比べ、戦国時代の足軽たちは、動物パニック映画の動物のようでもあり、「スターシップ・トゥルーパーズ」に登場する死を恐れないバグのようでもある。
話はハッピーエンドではなく、生き残った自衛隊員が皆殺しに合う、という衝撃的なラストシーンで幕を閉じるのだが、当時流行(はや)っていたのであろう、ハードボイルドな音楽と相まって、「ああ、すごい映画だったな」という、何とも言えない感慨が生まれるのだ。

【5段階評価】5

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月11日 (水)

(11) ニュー・シネマ・パラダイス

【監督】ジュゼッペ・トルナトーレ
【出演】サルバトーレ・カシオ、マルコ・レオナルディ、ジャック・ペラン
【制作】1989年、イタリア

有名な映画なので気にはなっていたが、わざわざ見ようとはしない映画の一つだった。

映画好きの子供とおじいさんの映画かと思っていたが、それだけではなかった。一人の男の人生を描いた映画だった。

映画とともに人生を送る町の人たちの様子が描写されていて、映画を愛する人のための映画だなと感じた。

【5段階評価】3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月10日 (火)

(10) 天国の駅

【監督】出目昌伸
【出演】吉永小百合、三浦友和、津川雅彦
【制作】1984年、日本

きれいなタイトルなので、愛に満ちた感動の映画かと思いきや、全く逆と言ってもよいくらいどろどろした映画だ。実在した戦後初の女性死刑囚の、実話に基づく映画であるらしい。

吉永小百合演じる林葉かよという女性が、夫の暴力、若い男の身勝手、旅館亭主の性欲に翻弄され、人生が狂っていく様が描かれている。これに比べたら、嫌われ松子なんて人気者じゃん、と言いたくなるほどである。

また、この映画、濡れ場や性的な描写が多い。序盤、かよの自慰シーンがある。しかし、吉永小百合さん自身、そして撮り方があまりにも上品なせいで、最初は何をしているのかよく分からない。
ん、もしかして・・・と思っていると、そこに三浦友和演じる橋本という若い警官が入ってきて、「誰にも言いませんから」と言いながらかよを押し倒すところで、「あ、やっぱり自慰だったのか」と分かる。
熱狂的なサユリストからすると、これだけでかなりのショッキング映像なのだろうが、何というか、「似合わない」のだ。三浦友和も、津川雅彦も、真に迫ったいい演技で、かなり濃厚にかよにからむのだが、巧みにかよの乳房やおしりが映らないようにしながらの映像だからなのか、今ひとつグッと来ないのだ。
とまあ、映像的にはそういう印象があるものの、ストーリーとしては、かよの不幸っぷりは、見ていて余りある。
美しい女性は、ちやほやされて何の苦労もないようで、一見羨ましいが、その美しさゆえに、この映画ほどではないにしろ、かえって男にもてあそばれる生き方を強いられる運命を、背負わされているのかもしれない。

【5段階評価】3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月 9日 (月)

(9) ビヨンド the シー ~夢見るように歌えば~

【監督】ケビン・スペイシー
【出演】ケビン・スペイシー、ケイト・ボスワース
【制作】2004年、アメリカ

ケビン・スペイシーがボビー・ダーリンに惚れ込み、彼の半生を映画化した作品。

私の映画観として、「いかに制作者(監督)が、観客を喜ばせようとしてるか」というものがある。その意味で、私はジャッキー・チェンの映画が大好きだし、「タイタニック」から落下する乗客を、わざわざプロペラにぶつけて回転させて海に落とす演出が大好きだ。
その意味でこの映画は、「制作者(監督)が自分の作りたい映画を作った」、つまり、自分の喜ぶ映画を作ったな、という印象だ。

前半は退屈である。俳優が本業のケビン・スペイシーの歌と踊りの巧みさは、一見に値する。しかし、これは映画であって、ライブコンサートではない。やはり、前半に大きな謎なり何なりのプロットがほしい。ここに魅力がないと、「何が言いたいんだろう」というのを見ている人は探さなければならず、話が頭に入ってこない。
ただ、妻役のケイト・ボスワースはかなりかわいい。公開当時、ケイト21歳、ケビン45歳。ケビンずるい。
ストーリーに関しては、後半で、ボビーが姉と思っていたのが実は母親で、母親と思っていたのが祖母であるという衝撃の告白があり、その衝撃を乗り越え、ライブで「僕の母親を紹介します」というシーンは、ちょっとホロリとさせるが、それ以外は、音楽を楽しむ映画と割り切った方がいいかもしれない。
評価は3にしようか迷ったが、ちょっと辛めに。

【5段階評価】2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月 8日 (日)

(8) ダイ・ハード

【監督】ジョン・マクティアナン
【出演】ブルース・ウィリス、ボニー・ベデリア、アラン・リックマン
【制作】1988年、アメリカ

もう何度もテレビで放映しているが、何度観てもいい。

巧妙に張り巡らされた伏線、激しく変化する犯人側とジョン(ブルース・ウィリス)との攻防。迫力あるアクションシーンが大きな見物。
それだけでなく、旧姓を名乗っている妻のホリー(ボニー・ベデリア)が、最後には夫の姓で自己紹介するという形で表現される夫婦の絆の回復、誤って子どもを撃ち殺してしまい、拳銃を抜けなくなった警官アルのエピソード、そして、そのアルが、友を救う一心で過去の自分を振り払うシーンなど、心情に訴える描写も織り込まれており、アクションがすごかった、だけではない感動がある。
ジョンが、最後、ビルから脱出してアルと抱き合うシーンは、何度観てもホロリと来てしまう。

台詞もシャレている。
犯人グループの頭脳、テオの台詞が秀逸。フロント係を仲間が撃ち殺した後に「トゥー・ポインツ」。FBIが起こした停電のおかげで巨大金庫の扉が開く中、歓喜の歌の合間につぶやく「メリー・クリスマス」。
エンディングの、リムジンドライバー、アーガイル(デブロー・ホワイト)の台詞「来年も見に来よう」もイイ。

【5段階評価】5

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月 7日 (土)

(7) Dear フランキー

【監督】ショーナ・オーバック
【出演】エミリー・モーティマー、ジャック・マケルホーン、ジェラルド・バトラー
【制作】2004年、イギリス

また、いい映画を見てしまった。

最初はちょっと退屈なのだが、だんだん、この一家が置かれている状況が分かってきて、船が港に来ることになり、どうなるんだろうという思いから一気に引き寄せられる。

父親役をやることになるジェラルド・バトラーが、登場したときは無骨で乗りが悪く、「こいつが父親のふりをできるのか」という感じなのだが、いざ息子に会ってみると、これがまたいい父親っぷり。みるみる父親役にはまっていく様子が、とても共感できて、見ていて気持ちいい。
お母さん役のエミリー・モーティマーもかわいくてよい(誰でもかわいいって言ってる気もするが)。ちょっと巨乳な感じなとこも気に入ったりして。

【5段階評価】4

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月 6日 (金)

(6) ザ・エージェント

【監督】キャメロン・クロウ
【出演】トム・クルーズ、レニー・ゼルウィガー、キューバ・グッディング・Jr
【制作】1996年、アメリカ

トム・クルーズの映画、ということなんだろう。スポーツ選手の契約を管理するエージェントの話。

相手役のレニー・ゼルウィガーがなかなかかわいい。どういう映画に出ているんだろうと思ってネットで検索してみたが、あまり知っている映画はなかった。
あと、めがねをかけた息子役の子がまた、めちゃくちゃかわいい。満面の笑顔も動きも、作り物じゃないかと思うぐらいかわいい。

映画全体に関しては、やっぱりトム・クルーズというと、「トップ・ガン」をはじめ、「ミッション・インポッシブル」や「マイノリティ・リポート」、「宇宙戦争」といったアクション大作や、「レインマン」や「ア・フュー・グッドメン」のようなシリアスな映画でよい作品にいろいろ出ているので、それに比べると、軽い映画だなという気はした。
最後のロッドのインタビューシーンは、ぐっと来るけどね。

【5段階評価】3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月 5日 (木)

(5) コーラス

【監督】クリストフ・バラティエ
【出演】ジェラール・ジュニョ、ジャン=バティスト・モニエ
【制作】2004年、フランス

これまた、観てみたら意外とよかったという映画。問題児だらけの寄宿舎で、コーラスをきっかけに子供たちをまとめ上げていく音楽教師の話。

出世のことしか頭にない校長、手のつけようのない不良、真っ正面から子供と向き合う教師という、設定としては定番の学園ドラマなのだが、やはり面白い。
途中で一人だけ、どうしようもない不良が登場し、これをどう更生させるのだろうと思ったら、結局更生しないまま、挙げ句の果てには学校に放火までしてしまうという、ただの事件のトリガー役であった。

回想シーンから入るという点は、「ニュー・シネマ・パラダイス」を彷彿とさせる。というか、俳優(ジャック・ペラン)も一緒だし。オマージュなのかね。
生徒達のコーラスがめちゃくちゃうまいのと、歌わせると結構みんな素直に歌い出すあたりは、ちょっとできすぎな感じもあるが、先生と生徒の闘いばかりがどろどろと続くのも見ていてつらいので、バランスとしては悪くない。
マチュー先生(ジェラール・ジュニョ)が、生徒のいたずらをひょうひょうと受け流し、子供達を更生させるというより、「あんた実は自分の趣味でやってんじゃないの? 」と言いたくなるようなスタイルで生徒達をコーラスに巻き込むあたりは、かえって人間味があって心地よい。
この先生が、後半で理不尽な裁定を下す校長に対して、腹に据えかねて啖呵を切るからこそ、見ている側は「そうだそうだ」と胸のすく思いがするのだろう。紙飛行機のシーンもよかった。自分なら全部拾うなぁ。
というわけで、すがすがしい、いい映画だった。

【5段階評価】4

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月 4日 (水)

(4) 初恋

【監督】塙幸成
【出演】宮﨑あおい、小出恵介
【制作】2006年、日本

うーん、正直言って、どうだろうなぁ、という感じ。

初恋というタイトルの割には、みすず(宮崎あおい)がなぜ岸(小出恵介)に惹かれたのか、その過程があまり描かれていない気がする。自分にもこういう胸をときめかせていたときがあったなぁ、という共感が沸いてこない。
映画には、岸以外にもいろいろな男が登場するのだが、それぞれの人物の描写が希薄で、みすずとのつながりがあまり描かれていないので、なおさら、どうしてみすずは、このおおぜいの男の中から岸を好きになったんだろう、と思ってしまうのである。
自分を必要としてくれたから、というくだりはあるのだが、それだけとは思えない。
あ、おっぱいを触られて「みすず、お前意外とグラマーだな」。これか、これなのか(←違う)。
そして、三億円事件の白バイの男が実は女だった、という設定。
「そっかー、そういう解釈もありうるなー」、という気にはどうしてもなれない。
「どう考えても女が白バイ警官のかっこうしてるって気づかれるだろ! 」とつっこんでしまう。
ただまあ、宮崎あおいはかわいい。大好きなタイプというわけではないんだけども。
あと、当時の時代は、映像としてそれなりに描かれているような気はする(自分もよく知らんが)ので、この時代が懐かしい、という人には感慨深い映画なのかもしれない。

【5段階評価】3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月 3日 (火)

(3) 手紙

【監督】生野慈朗
【出演】山田孝之、沢尻エリカ
【制作】2006年、日本

東野圭吾の小説が原作の邦画。
テーマは重い。実の兄が殺人犯の男が、世間の冷たい目にさらされながら生きていくさまを描いた話。

で、まず、沢尻エリカがかわいい。実生活ではお騒がせ女優のイメージが定着してしまったが、公開当時20歳のこの顔は、間違いなくイイ。
ただ、ストーリーや設定に関しては、解せないところがいくつかある。
まず、この沢尻エリカ演じる白石由美子のひたむきさ。
彼女は山田孝之演じる武島直貴にストーリーを通じて一途に尽くすのだが、それがなぜなのか、今ひとつ描かれてないのだ。ほとんど話もしたことのない男で、しかも不当なまでに冷たい態度で突き放されたり、他の女性と結婚前提でつきあっているのを知っていたりするのに、全く落ち込むふうでもなく、直貴を励まし続ける。そこに何の理由があるのか、よくわからない。
一応、直貴と同様、自分も家族がバラバラになって、という身の上が語られるのだが、それが理由とは思えない。このあたりに、何か納得のいく設定があるとよかった。ベタだけど幼なじみだとか、あるいは、かつて直貴が気づかない形で由美子が直貴に助けられたことがあったとか。
次に、直貴のストイックさだ。これだけかわいい女の子が言い寄ってきているのに、全くニコリともしない。由美子に対する関心のなさが、ちょっとあり得ない。
最終的には、キスシーンも抱擁のシーンもなく、いきなり子供ができちゃうという。
外国映画ではキスシーンが当たり前のように出てきて、別にあれが映画に不可欠なシーンだと思っていたわけではないけれども、なければないで、何となく味気ないというか、まあ20歳の売れっ子女優に濡れ場は、というのもあるだろうけれども、結婚生活になる直前のシーンでは、ぎゅっと抱き合うぐらいはあってもよかったんじゃないのかな。
最後に、沢尻エリカの関西弁。関西弁なのか? というぐらい、よく分からないイントネーション。関西弁にする必然性もない。関西人は、えせ関西弁には非常に敏感だからね。あの、どの地方でもないようななまりが、由美子の飾らない性格を演出していた・・・のかもしれないけども。あまりにも流暢な関西弁だったら、それはそれで違和感があったかもしれないし。
とまあ、いくつか文句は言ったものの、映画自体は、話の展開に変化が多く、飽きさせない。見るのが2回目だけど、ついつい見ちゃったもんな。
最後の慰問のシーンは、小田和正の曲とも重なって、泣ける。原作と変えて漫才を持ってきたのもよかった。

【5段階評価】5

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月 2日 (月)

(2) 悪いことしましョ!

【監督】ハロルド・ライミス
【出演】ブレンダン・フレイザー、エリザベス・ハーレイ
【制作】1989年、アメリカ

いわゆるラブ・コメディ映画。

ブレンダン・フレイザー演じる冴えない男エリオットが、エリザベス・ハーレイ演じる悪魔と、願いを7回叶えてもらう代わりに魂を渡すという契約を交わす。何とも典型的な設定。この手の話(だいたいは、三つの願いを叶えてやるという神様が現れて、というパターン)はジョークでも枚挙にいとまがない。
で、エリオットは大好きな女性に好かれるような男になりたいという願いごとを言うが、決して思い通りにはならない。大金持ちだが麻薬の密売が商売で命を狙われたり、非常に知的で誰からも好かれる男だがホモだったり、大統領だが暗殺されそうになったり。
あまりにひどいことばかりなので、もうやめると訴えても、願いは7回叶える契約だからと悪魔に言われて聞き入れてもらえず、次の願いで魂を抜かれるというところで、相手の女性の幸せを願ったところ、それが契約解除の条件だ、と言われて魂を抜かれずにすむ。
その後、思い切ってその女性に告白するも、「恋人がいるの」と言われて叶わぬ恋となるが、うり二つの別人と仲良くなってハッピーエンド。

ブレンダン・フレイザーを見て、どこかで見たことあるな・・・あっ、「ハムナプトラ」の主役か、と気づいて、見続けた。
ただどうやら、この映画の売りは、エリザベス・ハーレイのコスプレだったらしく、言われてみれば、確かにいろいろな格好をしていた。しかし、例えば看護師になったりするのだが、そうなる必然性が全くないので、ストーリーの破綻したドタバタ劇を見させられている感じ。軽い映画。

【5段階評価】2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月 1日 (日)

(1) 恋のゆくえ / ファビュラス・ベイカー・ボーイズ

【監督】スティーブ・クローブス
【出演】ジェフ・ブリッジス、ボー・ブリッジス、ミシェル・ファイファー
【制作】1989年、アメリカ

さて、一作目。自分では絶対録画しない映画の典型だ。
兄弟のピアニストが、自分たちの演奏に人気がなくなってきたことから、新たにボーカルを雇う。このボーカリストと弟との大人の恋が主題である。

不思議なことに、オープニングを見た瞬間、「あ、これは当たりかな」と感じた。
映画らしい映画。台詞がいいんだね、やっぱ。

アクション映画好きな自分としては、何度も見るということはないだろうけども、こういうのもいいな、と思える良作だった。

【5段階評価】4

| | コメント (0) | トラックバック (0)

トップページ | 2009年12月 »