評価2の映画

2021年1月19日 (火)

(2302) レジェンド/光と闇の伝説

【監督】リドリー・スコット
【出演】トム・クルーズ、ミア・サラ、ティム・カリー、ダーフィト・ベンネント
【制作】1985年、イギリス、アメリカ

闇の魔王と戦い、王女を救う青年の活躍を描いたファンタジー作品。

闇の魔王(ティム・カリー)は太陽の昇らない世界を作るため、ユニコーンの討伐を小鬼のブリックス(アリス・プレイテン)に命じる。天真爛漫な王女リリー(ミア・サラ)は、森の青年ジャック(トム・クルーズ)にユニコーンを見せてもらい、その美しさに見とれてユニコーンに手を触れてしまう。ブリックスはその隙にユニコーンに毒矢を撃ち、逃げて弱ったユニコーンの角を手に入れる。リリーはジャックと口づけし、自分と結婚したければこの指輪を持ってくるように、と言ってつけていた指輪を川に投げ込む。ジャックは川に飛び込むが、そのとたん、世界は雪に覆われてしまう。
ジャックはガンプ(ダーフィト・ベンネント)という森の精と出会い、世界を闇の世界から守るため、魔王討伐に向かう。魔王はリリーに恋をし、悪魔の姿にして自分のものにしようとするが、ジャックは魔王の城の食器を鏡にして太陽の光を浴びせ、魔王を倒す。ジャックは川に沈んだ指輪を手に入れ、王女と結ばれるのだった。

エイリアン」、「ブレードランナー」と歴史に残る名作を立て続けに世に送ったリドリー・スコット監督の続作が、なんとこれ。序盤から「私は暗闇を支配する魔王だ」と魔王が自己紹介して、ゴテゴテの特殊メイクをしたゴブリンに命令を下す。「えっこれ本当にリドリー・スコット監督作品? 」と不安になる。すると今度は森の中で歌うステレオタイプなお姫様が現れ、ステレオタイプな村人と触れ合って素朴さをアピールしたあと、動物に好かれているステレオタイプな森の青年と戯れ、ユニコーンに触れるという、観客には何がいけないのかピンとこない禁忌を犯し、慌てて止めていたはずの青年と何もなかったようにいちゃいちゃし、指輪を川に投げ込むという暴挙を犯しながら、姫ゲットのため迷わず青年が川に飛び込むと、自分が川に指輪投げ込んだんだにもかかわらず、青年の蛮勇にパニック状態。すると突然辺り一面真冬になり、姫は慌てて村人のもとに逃げ帰るというグダグダな流れ。王女だったら居城に帰れよ。
ジャックはその後、これまたステレオタイプなおとぼけなこびとと精霊との珍道中。そして中盤、それまで声だけだった魔王が姿を現すと、観ている方が恥ずかしくなるようなデカすぎる角とデカすぎる顔の、ギャグ漫画のような出で立ち。魔王がリリーを闇の世界に引き込むときには、黒い衣装を着た人物が踊りながらリリーを踊りに巻き込むのだが、なんでファンタジー映画なのに特撮を使わず舞台演劇のような演出にしているのか、はなはだ理解不能。至る所がチープなだけでなく、終始、全く物語に感情移入できない。リドリー・スコット監督にとってもトム・クルーズにとっても、黒歴史と言っていい作品だろう。
では本作に全く観る価値がないかというと、「ハリー・ポッター」シリーズや「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズが、いかによくできている映画なのかを理解できるという価値があった。ボタンを掛け違うとこうも駄作になるのか、という恐ろしさを知ることのできた作品。

【5段階評価】2

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2021年1月10日 (日)

(2293) 機動戦士ガンダムNT

【監督】吉沢俊一
【出演】榎木淳弥(声)、村中知(声)、松浦愛弓(声)、梅原裕一郎(声)
【制作】2018年、日本

SFアニメ、機動戦士ガンダムの劇場版。機動戦士ガンダムUCの後の世界を描いている。

宇宙世紀0079にジオン公国が行った「コロニー落とし」を予知した三人の「奇跡の子供たち」。ヨナ・バシュタ(榎木淳弥)はモビルスーツのパイロットに、ミシェル・ルオ(村中知)はルオ商会会長の養子になり、リタ・ベルナル(松浦愛弓)はヨナ同様軍人となるも行方不明となっていた。地球連邦政府とジオン軍は、神出鬼没のユニコーンガンダム3号機「フェネクス」を捕らえようとしていた。ミシェルに送り込まれたヨナは、パイロットがリタだと確信し、フェネクスを逃がしたため、ミシェルはリタに怒りをぶつける。ミシェルは、人の意識で動くサイコフレームを使えば、人は意識を永遠に存在させることができると考えていた。
ジオン軍はフェネクスを捕らえるため、シャアの再来を目指した開発人間ゾルタン・アッカネン(梅原裕一郎)を送り込む。戦争狂となったゾルタンは、サイド6内で禁止されている武器を使用して、ヨナの乗るナラティブガンダムB装備を攻撃。そこに現れたフェネクスから、リタの意識が、ジオン軍のIIネオ・ジオングはこの世にあってはならない、とヨナに話しかける。ゾルタンはIIネオ・ジオングを奪って暴走を始め、地球連邦軍のイアゴ・ハーカナ(中井和哉)の制御を奪うが、ミシェルが自らを犠牲にしてイアゴを救い、ヨタはミシェルとヨナの意識を味方にしてゾルタンを倒すのだった。

機動戦士ガンダム」3部作や「機動戦士Zガンダム」3部作を観た程度のガンダム初心者では、とても内容についていけない。少なくとも機動戦士ガンダムUCの理解はほぼ必須だろう。モビルスーツの動きが速い上に各機体が地球連邦軍なのかジオン軍なのか、機体ごとの特徴の差異が分かりづらいので、誰が誰と戦っているのか、視認するのが困難。知っていないと区別できない。初代「機動戦士ガンダム」はどれがジオン軍のモビルスーツか悩むなんてことはなかった。そして、フェネクスに関する予備知識がないと、物語の全体感も判然としない。結果として個人的にはほとんど楽しめない作品だった。こんな調子なので、上のあらすじもはなはだ心許ないわけだが、確認する気も起きないので、あまりここのあらすじは鵜呑みにしないでください。

【5段階評価】2

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2021年1月 7日 (木)

(2290) 劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ

【監督】藤田陽一
【出演】杉田智和(声)、阪口大助(声)、釘宮理恵(声)、雪野五月(声)、島田敏(声)、磯部勉(声)
【制作】2013年、日本

空知英秋のSF時代劇ギャグ漫画「銀魂」が原作のアニメ作品。「劇場版 銀魂 新訳紅桜篇」の続編。

万事屋の坂田銀時(杉田智和)が、仲間の新八(阪口大助)と神楽(釘宮理恵)とともに映画館で仕事をしていると、映画館の予告でよく見る頭がビデオカメラの映画泥棒によく似た時間泥棒(山寺宏一)が現れ、銀時を5年後の世界に連れていく。そこは白詛(びゃくそ)と呼ばれるナノマシンによる病気の蔓延によって荒廃した世界で、銀時は死んだことになっていた。銀時は時間泥棒に付けられた道具により、周囲からは銀時とは気づかれない状態にされる。銀時は万事屋を継ぐ新八と神楽に再会し、自分の正体を隠して二人と行動をともにする。しかし白詛により視力が衰え、病床に伏していた志村妙(雪野五月)は、声で本物の銀時が戻ってきたと認識。やがて新八と神楽も銀時が本物だと気づく。
銀時は諸悪の根源である魘魅(えんみ)(磯部勉)を倒すため、新八と神楽に別れを告げ、単身で過去に戻るが、そこに新八や神楽、過去の仲間達が次々と現れ、銀時の戦いに協力。銀時は魘魅を倒す。歴史が変わったことで、過去に来た人々は次々と元の世界に戻り、銀時はいつものように、新八、神楽と万事屋を営むのだった。

本作は映画用のオリジナルストーリーなんだが、タイムスリップものの常として、つじつまがあってるんだかあってないんだかルールの臨界点が制作側任せで視聴者としては疑問を挟まず観るしかないのが残念。加えて「銀魂」をよく知らない人にとっては、作品の登場人物が次々に銀時のいる過去の世界に現れても、主人公との関係を知らないので感動がない。オリジナルストーリーを練った作品だとは思うのだが、「銀魂」ファンでない自分には残念ながら響かなかった。まあでも、銀魂の雰囲気を感じることはできる作品ではあった。

【5段階評価】2

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2021年1月 6日 (水)

(2289) 劇場版 銀魂 新訳紅桜篇

【監督】高松信司
【出演】杉田智和(声)、阪口大助(声)、釘宮理恵(声)、石田彰(声)、子安武人(声)、根本圭子(声)、青山穣(声)
【制作】2010年、日本

空知英秋のSF時代劇ギャグ漫画「銀魂」が原作のアニメ作品。

謎の辻斬りに桂小太郎(石田彰)が倒され、万事屋の坂田銀時(杉田智和)は捜査を開始。辻斬りの正体は岡田似蔵(青山穣)で、刀鍛冶の村田鉄矢(大西健晴)の作った人工知能兵器、紅桜によって超人的な力を手に入れており、銀時も似蔵に重傷を負わされる。銀時に変わって調査を進める新八(阪口大助)と神楽(釘宮理恵)を助け、似蔵を倒すため、銀時は鉄矢の妹、鉄子(根本圭子)の打った刀を手に、敵地に乗り込む。そこには死んだと思われていた桂がいた。銀時は似蔵を激闘の末、打ち破ると、桂と協力して仲間と脱出する。

ギャグ色の強い漫画だが、本作は比較的シリアスな作りで、テレビアニメのダイジェスト版という位置づけになっている。しかし、登場人物同士の関係や、作品の背景の説明が十分ではないため、作品を観たことのある人にしか理解できない内容になっていて、ギャグを楽しめるわけでもなく、内容を概括できるダイジェスト版としても不十分いう、中途半端な作品だった。
実写版の「銀魂」と物語はほぼ同じなので、見比べるのも面白いだろう。

【5段階評価】2

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2020年12月21日 (月)

(2273) 落下の王国

【監督】ターセム
【出演】リー・ペイス、カティンカ・アンタルー、ロビン・スミス、マーカス・ウェズリー、レオ・ビル
【制作】2006年、インド、イギリス、アメリカ

入院中のスタントマンが少女に聞かせるおとぎ話を描いたファンタジー作品。

オレンジ畑での収穫作業中に木から落ちて腕を骨折した少女、アレクサンドリア(カティンカ・アンタルー)は、スタントマンのロイ・ウォーカー(リー・ペイス)と出会う。ロイはアレクサンドリアの関心を引こうとして、おとぎ話を聞かせる。ロイはスタントに失敗して足に重傷を負い、自殺するため、話の続きをせがむアレクサンドリアにモルフィネの錠剤を持ってこさせようとする。しかし、錠剤の数が少なかったり、モルフィネだと思ったら砂糖だったりして、自殺はうまく行かない。自暴自棄になって暴れるロイを見て、アレクサンドリアはモルフィネがないから寝られないのだと勘違いし、モルフィネを取ろうと高い棚に登り、落下してしまう。ロイは自らの行為を後悔し、アレクサンドリアに話の続きを聞かせる。しかし、ロイの話は悲しく、登場人物は次々と命を落とす。主人公の山賊(リー・ペイス)もかたき役のオウディアス総督(ダニエル・カルタジローン)にやられてしまうが、アレクサンドリアは彼を殺さないでと泣いて頼み、ロイは山賊を復活させる。
アレクサンドリアは退院し、元気にオレンジ畑を走り回るのだった。

砂漠の中に砂浜が現れたり、岩山に緑豊かな土地が現れたり、歴史的な建造物もリアルで凝った映像が楽しい。一方で物語はというと、正直難解。オープニングの橋のシーンも何を意図しているのか掴みきれず、現実世界の人物の描写が足りないので、おとぎ話の中の人物が同一であることの意味合いも把握できない。監督の思いが独創的すぎて観客を置き去りにしている作品だった。

【5段階評価】2

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2020年12月19日 (土)

(2271) 昼顔

【監督】ルイス・ブニュエル
【出演】カトリーヌ・ドヌーブ、ジャン・ソレル、ジュヌビエーブ・パージュ、ミシェル・ピッコリ、ピエール・クレマンティ
【制作】1967年、フランス、イタリア

娼婦になった人妻の運命を描いた作品。

医者の夫ピエール(ジャン・ソレル)を持つセブリーヌ(カトリーヌ・ドヌーブ)は裕福な暮らしをしていたが、夫と愛し合うことができずにいた。夢の中でセブリーヌはピエールと馬車に乗っているが、突如ピエールはセブリーヌを馬車から引きずり下ろし、御者に妻を犯させる。セブリーヌは夫に陵辱される夢を見る日々を送っているのだった。
彼女はピエールの友人ユッソン(ミシェル・ピッコリ)から娼婦宿の話を聞き、そこを訪ねて昼顔という名の娼婦になる。やがて麻薬商売に手を出している若者マルセル(ピエール・クレマンティ)に一方的に思いを寄せられ、さらにはユッソンにも娼婦をしていることがばれてしまい、娼婦をやめるが、マルセルはセブリーヌの家をつきとめ、セブリーヌの夫ピエールを銃撃。逃げたところを警官に射殺される。ピエールは全身麻痺となってしまう。
セブリーヌは退院したピエールを献身的に介護し、夢を見なくなったと夫に告げる。そこにユッソンが現れる。彼は、ピエールはセブリーヌに負い目を感じて苦しんでいるから、セブリーヌが娼婦をしていたことをピエールに告げる、とセブリーヌに言い、ピエールのいる部屋に入っていく。ユッソンが去り、セブリーヌが部屋に入ると、ピエールは涙を流していた。その顔を見て、なぜかセブリーヌは微笑む。彼女はピエールが元の体に戻る幻想を見ていた。馬車の走る音が聞こえてくる。馬車には誰も乗っていないのだった。

日本人には、上戸彩・斎藤工のドラマのほうになじみがあるだろうが、オリジナルはこちら。題材が売春であるだけにPG12指定だが、映像的などぎつさはない。現実と虚構が入り交じる展開は文学的。オープニングの妄想シーンでセブリーヌは夫と馬車に乗っており、ラストシーンでは誰も乗っていない同じ馬車が走り去るのだが、こういう難解な表現は好きではない。
ちなみにカトリーヌ・ドヌーブはいしだあゆみに似ていた。

【5段階評価】2

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2020年11月28日 (土)

(2250) ユリシーズ

【監督】マリオ・カメリーニ
【出演】カーク・ダグラス、シルバーナ・マンガーノ、アンソニー・クイン、ロッサナ・ポデスタ
【制作】1954年、イタリア

トロイ戦争の英雄の冒険譚を描いたアクションファンタジー作品。

トロイ戦争を率いた古代ギリシャの英雄ユリシーズ(カーク・ダグラス)は、ポセイドンの像を倒したために神の怒りを買い、乗っていた船が大嵐に遭う。ユリシーズの妻ペネロペ(シルバーナ・マンガーノ)はユリシーズが帰らないことを予感していた。しかしユリシーズは生きており、記憶を失って、とある浜に打ち上げられていた。土地の王女ナウシカア(ロッサナ・ポデスタ)はユリシーズの強さに惹かれ、王のアルチノオ(ジャック・デュメニル)は娘を結婚させることを決めるが、ユリシーズは次第に記憶を取り戻す。ユリシーズは船が大嵐に巻き込まれたため、積んでいた財宝を海に投げ捨て、仲間とともに島に流れ着く。一行は食料を探して一つ目の巨人ポリュペモスの住む洞穴にたどり着く。ユリシーズは仲間を指揮してポリュペモスをワインで酔わせ、その目を杭で突いて脱出に成功。海で歌を歌うセイレーンの呪いもすり抜け、別の島にたどり着く。そこにはペネロペとそっくりの魔女チルチェ(シルバーナ・マンガーノ、二役)がおり、ユリシーズは魔女の虜になってしまう。仲間達はユリシーズを置いて島を抜け出そうとするが、船は嵐に巻き込まれてしまう。ユリシーズは永遠の命を授けるという魔女の誘いに乗らず、島を逃げ出し、ナウシカアのいる島に流れ着いたのだった。ユリシーズはナウシカアを置いてペネロペの元に戻る。ペネロペを狙う勇者アンチノオ(アンソニー・クイン)は、競技会に勝利することでペネロペを妻にしようとするが、ユリシーズは物乞いに扮して競技会に参加し、見事に勝利。正体を明かしてペネロペと再び抱き合うのだった。

ギリシャの叙事詩「オデュッセイア」を映画化した作品。一つ目の巨人や嵐に揉まれるミニチュアの船など、特撮は微笑ましい。登場する女優の美しさには目を見張るものがあった。

【5段階評価】2

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2020年11月21日 (土)

(2243)BATS 蝙蝠地獄

【監督】ルイス・モーノウ
【出演】ディナ・メイヤー、ルー・ダイアモンド・フィリップス、レオン、ボブ・ガントン
【制作】1999年、アメリカ

殺人コウモリと戦う人々を描いた動物パニック映画。

炭坑町で人間がコウモリに食い殺される事件が発生。原因は、マッケイブ博士(ボブ・ガントン)が生み出した、凶暴性と雑食性を高めた殺人コウモリがウィルスによって増殖したためだった。生物学者のキャスパー博士(ディナ・メイヤー)は、保安官のキムジー(ルー・ダイアモンド・フィリップス)とともに殺人コウモリの繁殖する炭坑跡に侵入。助手のジミー(レオン)と協力し、軍が用意した冷却装置と爆薬により、コウモリを全滅させることに成功する。

いわゆるB級ホラー映画。最初に出てくる食い殺された死体の描写はグロ度が高いが、それ以降のコウモリが人を襲うシーンは、映像がブレブレで何が映っているのかよく分からない。今回はMONDO TVの無料放送で観たが、オリジナルの問題なのか放送局の問題なのか、途中で何度か映像が斜めにゆがんでいた。2,000本以上もTVで映画を観ると、いろいろな現象を目にするもんだ。

【5段階評価】2

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2020年11月19日 (木)

(2241) 愛の果実

【監督】金田敬
【出演】嘉門洋子、吉岡睦雄、河合龍之介、サヘル・ローズ
【制作】2014年、日本

借金のカタに貸主に預けられた女性の人生の選択を描いた作品。

江戸川東高校の同級生だった真理子(嘉門洋子)と孝治(吉岡睦雄)は結婚し、クリーニング店を営むが、経営は厳しく、孝治はIT長者になった同級生の安西(河合龍之介)に5,000万円の借金を頼み込む。安西は、3ヶ月の間、真理子を預けることを借金の条件とする。孝治はしぶしぶそれを承諾する。
安西に抱かれることを覚悟する真理子だったが、安西は終始紳士的で、大金持ちの割に、カラオケのドリンクバーのソフトドリンクを混ぜるとうまいとか、お好み焼き屋で食事をするなど、素朴な一面を見せる。真理子は自ら安西とラブホテルに泊まり、関係を持つ。真理子は幸せは一つしかない自分を好きになれずにいたが、幸せはいろいろあると考えるようになる。真理子は安西と暮らす道を選びかけるが、孝治が人生を賭けて借金を返済しているのを見て心が揺れる。そして安西の秘書(サヘル・ローズ)が安西を一途に思っていることを知り、真理子は孝治を選ぶことを決意する。真理子は孝治のいるクリーニング店に戻り、孝治に口づけをするのだった。

嘉門洋子の体当たり作品ということで、ベッドシーンが売りの作品。映像的な魅力はさほどないものの、傘で行き先を決める運試しや、秘書が毎日用意する鯛焼きのエピソードなど、味付けもあったりして、そこそこ楽しめる作品だった。

【5段階評価】2

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2020年11月16日 (月)

(2238) チャイ・コイ

【監督】伊藤秀裕
【出演】川島なお美、イ・テガン、スリカニャ・サエンゴン、北川史織
【制作】2013年、日本

タイを訪れた女性作家と若者との恋を描いた作品。岩井志麻子の小説が原作。

作家の端島麻衣子(川島なお美)は、取材旅行としてタイを訪れる。来るはずだった不倫相手は来ず、麻衣子を迎えた現地で暮らす姪の恵(北川史織)は、羽目を外して楽しむことを麻衣子に提案。麻衣子がレストランで給仕をする韓国人の若者、ハヌル(イ・テガン)に興味を持ったのを知り、恵はハヌルに麻衣子の旅行ガイドを頼む。翌日、麻衣子はハヌルに連れられ、観光地を巡る。言葉の通じない二人だったが、麻衣子がハヌルの家に行ってみたいとジェスチャーで示し、ハヌルは家に麻衣子を上げる。二人はそのまま肉体関係を持つ。
ハヌルには盲目の恋人ウライ(スリカニャ・サエンゴン)がいたが、ハヌルは麻衣子との恋に溺れる。ウライはそれを知り自殺を図る。ハヌルはウライを看病するが、家に麻衣子が近づいたことを知ると麻衣子を追いかけ、外で麻衣子と行為に及んでしまう。ハヌルは麻衣子の滞在するホテルの部屋に現れ、キスをして去って行く。麻衣子は不倫相手との関係を終わらせ、一人、部屋にたたずむのだった。

川島なお美は公開当時52歳。ベッドシーンを観るのはなかなかきつかったが、こういう作品の市場もあるということだ。って、よく考えたら自分もその一人だった。限定的に劇場公開されたそうだが、ほぼVシネマの品質。

【5段階評価】2

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