評価2の映画

2023年1月22日 (日)

(2443) アラビアンナイト シンドバッドの冒険

【監督】藪下泰司
【出演】木下秀雄(声)、里見京子(声)、黒柳徹子(声)、川久保潔(声)
【制作】1962年、日本

船乗りになった青年の冒険を描いたアニメ作品。

アラブの少年シンドバッド(木下秀雄)は船での冒険に憧れ、少年アリー(黒柳徹子)とともに、樽に隠れて貿易船に乗り込む。船員に見つかるが、船長にやる気を認められ、船員となる。一同は、ついた町で酒盛りをするが、船員の一人が、なんでも手に入るギターの歌を歌ったところ、それを王の家来が聞きつけ、シンドバッドたちを王のもとに連れていく。彼らはギターにそんな力はないと訴えるが、大臣のトルファ(川久保潔)は彼らを牢屋に閉じ込める。王女のサミール(里見京子)は家来を眠らせてカギを取り、シンドバッドたちを逃がす。船に戻ったシンドバッドたちが、船を出すサミールが追いかけてきて仲間になる。シンドバッドは、船長を説得して、宝が眠るという島に向かう。サミールを取り戻すためにシンドバッドを追いかけてきたトルファは、シンドバッドと対決。サミールとアリーはトルファの手下につかまり、木に縛り付けられてしまう。島を守る精霊が洪水をおこし、トルファは波にのまれてしまうが、シンドバッドは精霊に祈り、サミールとアリーは助かる。サミールとシンドバッドは肩を寄せ合うのだった。

手塚治虫と北杜夫が脚本を手掛けたという貴重な作品。ディズニーアニメを彷彿とさせる絵柄で、制作年ほどには古さを感じさせなかった。

【5段階評価】2

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2023年1月 9日 (月)

(2437) 弱虫ペダル Re: GENERATION

【監督】鍋島修
【出演】山下大輝(声)、岸尾だいすけ(声)、代永翼(声)、鳥海浩輔(声)、小野大輔(声)、宮野真守(声)
【制作】2017年、日本

渡辺航の漫画が原作の自転車競技アニメ。「劇場版 弱虫ペダル」の続編。

総北高校自転車競技部は手嶋純太(岸尾だいすけ)が新キャプテンとなる。1年生レースで勝利した鏑木一差(下野紘)、3年生の古賀公貴(中村悠一)との勝負に勝った手嶋、そして小野田坂道(山下大輝)、今泉俊輔(鳥海浩輔)、鳴子章吉(福島潤)、青八木一(松岡禎丞)がインターハイメンバーとなる。
最大のライバル、箱根学園には、身長202cmの葦木場拓斗(あしきばたくと)(宮野真守)、巨体のスプリンター銅橋正清(小野大輔)といった強力なメンバーが加わる。
総北は栃木のインターハイに参加。ファーストリザルトでは、箱根学園の銅橋に鏑木と青八木が二人がかりで挑むが僅差で銅橋の勝利。続く山岳リザルトでは、箱根学園2年生の真波山岳(代永翼)に手嶋が挑む。始めは手嶋を軽視していた真波だったが、努力のみで挑む手嶋の姿に心を打たれ、真剣に勝負する。セクション終盤で真波の自転車のチェーンが外れるトラブルが起き、手嶋は一真波を気に抜き去るが、このまま勝つことをよしとしない手嶋は、途中で止まって真波の復帰を待つ。改めて再開した真剣勝負は真波の勝利。インターハイは続くのだった。

テレビアニメの総集編なので、途中で話は終わる。各エピソードはそれなりに熱く描かれているが、全体的には物語を淡々と追う作品だった。

【5段階評価】2

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2023年1月 8日 (日)

(2436) 新極道の妻たち 覚悟しいや

【監督】山下耕作
【出演】岩下志麻、北大路欣也、梅宮辰夫、草刈正雄、かたせ梨乃、中尾彬、成田昭次、佐藤慶
【制作】1993年、日本

「極道の妻たち」シリーズ第6作。極道の夫を殺された妻の復讐劇を描いたヤクザ映画。「新極道の妻たち」の続編。

愛知県岡浜市のヤクザ、千之崎組の組長、野木万乃助(梅宮辰夫)は古い気質。住民からの立ち退き運動に苦しめられながらも、他の組織の協力を拒んでいた。万乃助は、弟の野木高明(草刈正雄)に代紋を譲るつもりでいたが、高明にヒットマンを命じたところ、高明は怖じ気づき、高明の妻、千尋(かたせ梨乃)は万乃助に怒鳴り込む。万乃助は千尋に取り合わず、万乃助の妻、安積(あづみ)(岩下志麻)も千尋を階段から突き落とす。千尋は二人を激しく恨む。
住民運動のリーダー(浜田晃)との和解を狙う笹部勝志(神山繁)に怒りで我を忘れた万乃助は、笹部に挑みかかる。笹部の部下が万乃助に銃を向けるが、その部下は銃撃されて倒れる。撃ったのは安積だった。安積は刑務所行きとなり、面会に来た千尋は高明と別れることを告白。安積も万乃助との離婚を心に決める。
出所後、香港を訪れた安積は、そこで若者の結婚式を仕切る日系人の男(北大路欣也)と出会う。男の名は花杜昌治。ただ者ではない雰囲気の花杜に惹かれ、安積は一夜の関係を持つ。帰国した安積は離婚届を万乃助に送る。それを手にした万乃助だったが、ヒットマンに襲われ、絶命する。万乃助に愛想を尽かした安積だったが、彼の死に直面し、復讐を決意する。犯人の似顔絵の男が花杜の部下だと気づいた安積は、再び香港を訪れ、花杜に会うと、夫の復讐のため、花杜を雇いたいと宣言。花杜は安積の依頼を受ける。花杜は自分の雇い主を襲い、万乃助殺害の依頼人を聞き出す。それは、淡野組の幹部、雁田(中尾彬)だった。雁田は、万乃助と安積を恨む千尋と恋仲になっていた。安積は千尋にそれを問いただし、千尋は開き直って安積の復讐を受けて立つ。
手始めに、笹部の乗る車に爆弾が仕掛けられ、笹部が死亡。安積の仕業と確信した高明は、安積のいる千之崎組に乗り込むが、安積にあしらわれ、千之崎組のビルに火を放って焼死。さらに安積は、淡野組四代目の就任祝いの場に、花杜とともに現れる。花杜は雁田の子分によって地下駐車場に連れ込まれ、安積は千尋に連れられ、地下駐車場に向かう。地下駐車場には淡野組の若手数名と雁田、そして暴行を受けて倒れ込んだ花杜がいた。安積と花杜は絶体絶命となるが、花杜が隙を突いて反撃し、二人で雁田と千尋を葬ると、四代目淡野組組長、佐郷隆之(佐藤慶)をも撃ち殺し、車で逃走。港に着いた花杜は安積と逃げようとするが、安積は断る。残された花杜は部下を逃がすと、追ってきた警察車両を持っていた銃で迎え撃つ。安積は一人、港を後にするのだった。

愚かな男と勇敢な女という構図の任侠映画。ただ、ヤクザ同士のやりとりが「こんなに脇が甘いものなの」と疑うほどひどく、笹部の乗る車は誰も監視しておらず、降りている間に爆弾を仕掛けられて爆死するし、万乃助は家の中に一人でいて、たった一人のヒットマンに忍び込まれて殺される。最後の銃撃戦のくだりはさらにお粗末。先に駐車場に連れ込まれた花杜が、淡野組の組員に暴行を受けているのだが、なんで持っていた銃を取り上げられていないのか。そして、銃を見つけられなかったとして、なんでたった二人で大勢の淡野組を全滅できるのか。花杜と安積も無謀だが、雁田と千尋は輪をかけて無為無策。さらには、大勢の淡野組組員に囲まれた状態で佐郷を撃ち殺した花杜が、なんで安積と車で港に乗り付けられるのか。この辺りの説明がないので、絶体絶命の状況からどう主人公側が反撃するのかを楽しみにしていた側からすると拍子抜けの極み。もう、制作陣はこのあたりをまじめに作るのはやめたんだな、という仕上がりだった。なにファンの人がこの作品を観るんだろう、というのがもはや分からない作品。観た自分が言うのもなんなんですが。

【5段階評価】2

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2022年12月 7日 (水)

(2418) ONE PIECE STAMPEDE

【監督】大塚隆史
【出演】田中真弓(声)、中井和哉(声)、岡村明美(声)、山口勝平(声)、磯部勉(声)
【制作】2019年、日本

尾田栄一郎の漫画、ONE PIECEの劇場版第14作。強大な力を持った海賊と戦う主人公達の活躍を描く。前作は「ONE PIECE FILM GOLD」。

海賊のルフィ(田中真弓)らは、海賊万博が開かれるという情報を入手し、会場に向かう。主催者のブエナ・フェスタ(ユースケ・サンタマリア)は、伝説の大海賊、ゴール・D・ロジャー(津嘉山正種)の子分だったダグラス・バレット(磯部勉)を利用して、ロジャーが作り出した海賊時代に終止符を打とうとする。ルフィはウソップ(山口勝平)を無残に倒したバレットに戦いを挑む。一度はやられるが、仲間とともに再戦を挑み、勝利すると、海軍の追撃を振り切り、新たな冒険の旅に出るのだった。

CGを交えた映像は派手でよいのだが、悪魔の実の能力がすごすぎて、「ドラゴンボール」シリーズや「アベンジャーズ」シリーズと同様、もはや戦闘の派手さには感動がなくなってしまっている。本作のルフィの怒りの源泉は、ウソップを馬鹿にされたこと、という薄い理由であることも、感動をあまり呼ばない原因だろう。

【5段階評価】2

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2022年11月27日 (日)

(2414) ニック・オブ・タイム

【監督】ジョン・バダム
【出演】ジョニー・デップ、クリストファー・ウォーケン、ローマ・マフィア、チャールズ・S・ダットン
【制作】1995年、アメリカ

娘を人質に取られ、暗殺をするよう脅迫された男の運命を描いたサスペンス作品。

会計士のジーン・ワトソン(ジョニー・デップ)は、娘のリン(コートニー・チェイス)を連れてロスアンゼルスにやってくる。そこにMr.スミス(クリストファー・ウォーケン)とMs.ジョーンズ(ローマ・マフィア)が現れ、二人を車に乗せると、娘を人質に取り、ある人物を暗殺するようジーンに指示し、拳銃を渡す。標的は女性知事のエレノア・グラント(マーシャ・メイソン)。ジーンはタクシー運転手や警官に助けを求めようとするが、スミスがぴったりと張り付いており、うまくいかない。しかも会場の警備員や知事の夫ブレンダン(ピーター・ストラウス)までもがグル。ジーンはホテル内の靴磨き、ヒューイ(チャールズ・S・ダットン)に必死で事情を説明。協力を取り付ける。ヒューイはジーンをホテルマンの服に着替えさせ、休憩中の知事がいるホテルの部屋に侵入させる。ジーンは知事に、暗殺計画が進んでいることを説明。不審に思いながらも、知事はスピーチに臨む。会場に入り込んだジーンは銃を上に向けて発射し、騒然となった会場から逃げ出す。リンをバンの中で見張っていたジョーンズは、計画がうまくいかなかったことを知り、リンを殺害しようとするが、そこにヒューイが現れ、自分の義足でジョーンズを殴って昏倒させる。スミスもリンに銃を向けるが、追いかけてきたジーンがスミスを撃ち、娘を救う。知事の夫の悪事はマスコミに暴かれるが、黒幕と思われる老紳士は、悠々と車に乗り込み、走り去っていくのだった。

物語の説得力がほとんど感じられない作品だった。まず、暗殺を素人に依頼する理由がよくわからない。素人に罪を擦り付けて自分は疑われないようにしようということかと思ったら、スミスは衆人環視の中でずっとジーンに付きまとっているし、自分の手を汚さないようにしているのかと思ったら、知事の秘書はあっさりホテルの部屋で撃ち殺す。それができるんなら、なんで知事を撃ち殺さないのかわからない。知事暗殺の場面ではスミスは足がつく恐れも気にせず会場にいて、ご丁寧に銃を会場に向けているし、最後は白昼の路上のバンの中で子供を撃ち殺そうとするし、終始、行動原理が全く分からない。そして最後に謎の男が立ち去っても、ジーンに暗殺をさせようとした計画の種明かしは全くなく、サスペンスとしては欠格の作品だった。

【5段階評価】2

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2022年11月23日 (水)

(2411) 名探偵コナン 緋色の銃弾

【監督】永岡智佳
【出演】高山みなみ(声)、山崎和佳奈(声)、池田秀一(声)、日高のり子(声)、林原めぐみ(声)
【制作】2021年、日本

名探偵コナンシリーズ第24作。「名探偵コナン 紺青の拳」の続編。

4年に一度のスポーツの祭典、WSGに協賛する企業の社長が拉致され、無事に見つかるという事件が続く。コナン(高山みなみ)は事件を追う。犯行の舞台はWSG会場と名古屋を結ぶ最高速度1,000km/hの真空超電導リニア鉄道。犯人の狙いは、自分の父親に濡れ衣を着せたFBIへの復讐だった。犯人の一人、リニア試乗体験担当の白鳩舞子(平野綾)は試運転のリニア新幹線に元FBI長官のアラン・マッケンジー(チャールズ・グラバー)を連れ込み、射殺しようとするが、世良真純(日高のり子)とともにリニアに乗り込んだコナンは、FBIスナイパーの赤井秀一(池田秀一)と協力して、それを阻止。もう一人の犯人、リニア技術者の井上治(鈴村健一)がリニアを遠隔操作してブレーキ制御不能にし、終着駅に激突させようとするが、コナンは秘密道具のサッカーボールで衝撃を吸収し、アラン、舞子、真純とともに一命を取り留めるのだった。

スポンサー企業の社長が拉致される動機と必然性が最後までよくわからず、アランを殺すためのリニアに犯人も乗り込んでいたり、完全犯罪を目指すつもりもないという、いかにも作り物の劇場型犯罪。犯人にも意外性はなく、誰が犯人なんだろうというドキドキ感も薄い作品だった。

【5段階評価】2

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2022年11月20日 (日)

(2408) 奥様は、取り扱い注意

【監督】佐藤東弥
【出演】綾瀬はるか、西島秀俊、檀れい、鈴木浩介、前田敦子、小日向文世、岡田健史
【制作】2021年、日本

同名テレビドラマの劇場版。記憶をなくした元工作員の妻と公安の夫の運命を描いた作品。

公安の伊佐山勇輝(西島秀俊)は、上司の池辺章(小日向文世)から、珠海市の海洋開発におけるマネーロンダリングの潜入捜査を命じられる。彼は、記憶を失った元工作員の妻、菜美(綾瀬はるか)とともに偽名を名乗り、珠海市に入る。池辺は伊佐山に、菜美を監視し、彼女の記憶が戻ったら抹殺するよう命じる。菜美は偽りの夫婦生活の中で、次第に自分を取り戻していく。
珠海市では市長選を控え、メタンハイドレート開発推進派の現職市長、坂上洋子(檀れい)と、自然保護派の五十嵐晴夫(六平直政)が争っていた。開発コンサルティング会社を経営する浅沼信雄(佐野史郎)は、海洋調査会社社長の横尾義文(みのすけ)に反対派の一掃を命じ、五十嵐や自然保護派の人々はヤクザの暴行を受けるようになる。洋子の元夫で自然保護派の矢部真二(鈴木浩介)は、五十嵐から、失踪した教授の残した、メタンハイドレートの埋蔵量が10年分しかないことを示すデータを調査船から探し出すよう頼まれる。伊佐山はその役割を引き受け、調査船に乗り込む。そこに浅沼と組んでいるロシアのマフィアが現れる。マフィアのボス、ドラグノフ(セルゲイ・ブラソフ)は菜美に恨みを持っており、データではなく伊佐山を殺すことが目的で伊佐山をおびき寄せていた。伊佐山は単身でマフィアと戦うが、そこに記憶の蘇った菜美が現れ、伊佐山とともにドラグノフを倒す。菜美はドラグノフに向けた銃を下ろすが、そこに伊佐山の上司の神岡恭平(鶴見辰吾)が現れ、ドラグノフを撃ち殺す。神岡は公安の情報を浅沼に流していたことを伊佐山に告げ、伊佐山と菜美を始末しようとするが、菜美は自分が神岡をおびき寄せるための囮だったことを明かす。そこに池辺と大勢の公安が現れ、神岡は捕らえられる。菜美は伊佐山に銃を渡し、自分の胸を撃たせる。菜美は海の中に落ち、池辺は菜美が死んだと確信して立ち去るが、銃弾は急所を外して貫通していた。菜美は伊佐山と別の地で生き続けるのだった。

「奥様は魔女」のようなコミカルなタイトルの割に、終始、シリアスなサスペンス。笑いのシーンはほぼない。綾瀬はるかのアクションシーンが売りだが、ぐるぐる回すカメラワークと細切れのカットで爽快感に欠ける。せめて一回ぐらい長回しがあれば、評価も変わっただろう。エンディングも、神岡は公安の人間であり闇の存在ではないのに、菜美が神岡をおびき寄せるための囮だったとはどういうことなのか、また、なんで菜美は自分を死んだことにする必要があったのか、訳の分からない展開。アクションシーン中の二人の掛け合いも、吹き替え洋画のパロディのようなくさい芝居で、見ていられないレベル。俳優陣は豪華だが、残念な内容だった。

【5段階評価】2

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2022年11月 5日 (土)

(2404) 8日で死んだ怪獣の12日の物語

【監督】岩井俊二
【出演】斎藤工、のん、武井壮、樋口真嗣、穂志もえか
【制作】2020年、日本

コロナ禍の中で暮らす男が、カプセル怪獣を育てる様子を追った作品。

コロナ禍で外出自粛を強いられているサトウタクミ(斎藤工)は、通販でカプセル怪獣の卵を購入。もえかす(穂志もえか)の配信番組を見、怪獣に詳しい樋口真嗣監督(樋口真嗣)の助言を得ながら、卵を育てる。卵は日を追って形や数が変わる。タクミはその様子を配信。先輩のオカモトソウ(武井壮)や仲間の丸戸のん(のん)にも状況を伝える。のんは自分も「星人」を買ったとタクミに告げるが、リモートの画面に、その星人は映らず、声も聞こえない。のんはやがて、地球はこのままでいいのか、とタクミに怒りをぶつけ、宇宙留学すると宣言。しかし、それは親の反対で叶わず、星人は宇宙へ帰る。タクミのカプセル怪獣は、最終的にマスクの形になる。タクミは怪獣が自分を守ろうとしていたことに気づくのだった。

前編白黒の実験的な作品。大した落ちがあるわけでもなく、カプセル怪獣の変化の仕方も、あっと驚くというよりは、ふう~んってな感じだった。アドリブ風のやりとりの中に、俳優達、映画制作陣達の真剣な創作意欲、現状打破の執念を垣間見る作品だった。

【5段階評価】2

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2022年11月 2日 (水)

(2403) おちをつけなんせ

【監督】のん
【出演】のん、桃井かおり、蔵下穂波、春木みさよ、菅原大吉
【制作】2019年、日本

遠野の女子高生の日常と非日常を描いた作品。のんが監督、脚本、衣装、美術、撮影、照明、音楽、編集、そして主演を手がけている。

遠野に住む早池峰留見(のん)は、絵を描く習慣がある高校2年生。留美は級友や、山奥に一人で住む祖母(桃井かおり)が、時折、妖怪に見えるのだった。留見は祖母の家にたびたび立ち寄り、喧嘩しながらも祖母の影響を受けていく。留見の親友、希枝(蔵下穂波)が、留見の断りなく、留美の絵を絵画コンクールに応募。その絵が入賞し、留美は喜ぶ。祖母との関係も改善するのだった。

実験的作品で、よく分からない部分が多々あるものの、一人の若い女性が一つの作品を創り上げたということは、敬服に値する。改めて、よくできた映画はよくできているのだ、と実感するのだった。

【5段階評価】2

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2022年3月21日 (月)

(2381) シン・レッド・ライン

【監督】テレンス・マリック
【出演】ジム・カビーゼル、ショーン・ペン、エイドリアン・ブロディ、ウディ・ハレルソン、ジョン・キューザック
【制作】1998年、カナダ、アメリカ

太平洋戦争下、ガダルカナル島で日本軍と戦うアメリカ軍の兵士を描いた作品。

日本軍が占拠しているガダルカナル島を攻め落とすため、米軍が上陸作戦を敢行。トール中佐(ニック・ノルティ)はケック軍曹(ウディ・ハレルソン)に正面突破を指示するが、彼はトーチカから圧倒的な火力で攻撃してくる日本軍の前に部下を差し向けることはできないと命令を拒絶。その後、情勢が変化し、少数部隊の潜行を皮切りに高地の奪取に成功。トール中佐はケック軍曹を指揮官から降ろすことにする。
多くの犠牲者を出した激戦は終わり、生き残った兵士たちは、戦場を後にするのだった。

複数の兵士に焦点を当てた群像劇風に物語は展開。ある者は死を迎え、ある者は死を見送る。そこにヒーローはいない。ところどころに回想的な描写が混じり、文学的な表現が多用された作品。

【5段階評価】2

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